(株)明日香、静岡・三島市、(株)UPDATERと共同で、三島市の保育施設等における安心快適な室内環境の確保を図る目的とした、実証実験協定を締結
〜“空気の見える化”のノウハウを三島市に提供、子育てしやすい社会づくりに貢献〜
子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」を運営する株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、以下 明日香)は、静岡県三島市及び、株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司、以下 UPDATER)のエアテック事業「みんなエアー」と共同で、三島市における保育施設等の空気質モニタリングによる、安心快適な室内環境の確保を図る目的として、2022年6月9日に「実証実験協定」を締結いたしましたので、お知らせいたします。
未だ収束の見込みがない新型コロナウイルスの感染状況による、保育現場の消毒作業をはじめとした安心安全の確保は、保育士の頑張りにより支えられています。三島市においても例外ではなく、保育士の負担を減らし、本来業務である子どもとの関わりに専念できる環境作り及び、子どもと関わる施設全体の業務軽減が課題として挙げられていました。また、“共に創る持続的に発展するまち”を掲げている三島市として、これらの課題を解決できる民間サービスの提案を募集していました。
一方、明日香及びUPDATERは、共同で2021年11月より東京都足立区にある新田あすか保育園の空気質モニタリングの実証実験を推進しています。保育施設の空気質モニタリングを行うことで、施設内の空気環境がどのような状態であるかを可視化し、より根拠のある感染症対策、適切な空気環境整備を示すことで、保育士の感染症対策における業務負担軽減及び、空気の状態が目に見えることで、保育士や保護者の精神的な負担軽減にも繋げています。これらのノウハウを、三島市における保育施設にも活かせると考えました。
このたびの「実証実験協定」締結により、三島市の保育施設をはじめとした、多くの公共施設において、空気質モニタリングサービス「MADO」を用いた空気質の測定・管理を行い、空気循環等の改善策を適宜促すことで、安心快適な室内環境の確保を図る実証実験を開始いたします。テクノロジーを取り入れる本取り組みは、三島市が目指すスマートシティにも貢献できるだけでなく、子育てしやすいWell-beingな社会作り及び、保育士が安心して働ける環境作りによって、深刻な保育士不足を食い止める一助となることにも期待しています。
■実証実験概要
■「実証実験協定」締結に寄せるコメント
<三島市長 豊岡武士氏>
三島市では、共に創る“共創”を理念として掲げている中で、この度の明日香様、UPDATER様とお取り組みできることに対し、心から感謝しております。保育現場においては、コロナの影響により不安がつきませんが、最近のマスク外しの流れを受けて、より一層安心できる保育環境が求められていると感じています。また、近年、より良い子育て環境を求めて、首都圏からの移住者が増加しております。本取り組みは、子育て支援に尽力する三島市の姿勢を示すことにも繋がると確信しており、また、安心安全な保育環境の整備に民間の先進技術を活用していくことは、スマート市役所を目指す三島市としても有意義なものであります。
<株式会社UPDATER 代表取締役 大石英司氏>
空気においては、今後も新型コロナウイルスに限らず、大気汚染や気候変動、新たなウイルスなどによる課題が出てくるでしょう。テクノロジーを活用して空気を“見える化”することで、安心安全を目指し快適な環境にしていくことは、働く人にも住んでいる人にも重要になってくると考えています。子育て環境の整備にも力を入れられている三島市様と一緒に今回お取り組みできることは、弊社にとっても大変ありがたく、全国の皆様にも取り組みを知っていただく活動をしてまいりたいと思っています。
<株式会社 明日香 代表取締役 萩野吉俗>
今回、三島市様とテクノロジーをお持ちのUPDATER様をお繋ぎできたことは、当社が掲げている「保育・子育てに関わるヒト・モノ・コトにつなぎ合わせて、子育てしやすい社会に貢献しよう」という企業理念を鑑みても、大変意味のある企業活動になったと嬉しく思います。今回の三島市様での結果が、全国の保育施設のお役に立てることを期待しています。
■空気質モニタリング「MADO」とは
オフィスをはじめ、店舗や医療施設、教育施設など室内の空気中に含まれるCO2やPM2.5、揮発性のガスといった空気質の数値を計測し、24時間継続のグラフ管理を行うデータをもとに、過ごしやすい環境づくりをサポートするクラウドサービスです。その空間の状態を利用者みんなで共有するために事業者のコンピューターやタブレットに表示をしたり、定点レポートにしたりすることで、換気やそのほか状況に応じた対策を行うとともに、人と人とをつなぐコミュニケーションに活用することが可能です。