明日香、ウィナスと共同で「おかし」を活用した、 保育士のモチベーション向上に向けた実証実験を実施
〜明日香運営保育園、SDGs施策と保育士の満足度向上施策の一環で、食品福袋「SUKUERU」を導入〜
子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」を運営する株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、以下 明日香)は、株式会社ウィナス(所在地:東京都豊島区、代表取締役社長:浜辺 拓、以下 ウィナス)と共同で、「おかし」を活用した保育士の満足度向上に関する実証実験を実施いたしました。
本実証実験は、明日香が運営する保育園に、ウィナスが提供する訳あり食品の福袋通販サイト「SUKUERU」の商品を定期的に届け、おかしによる保育士同士のコミュニケーション増加、業務に対するモチベーション向上に影響があるかを検証すると共に、食品ロス削減によるSDGs施策や人材定着率向上の施策にも繋がる取り組みとしても期待しています。
■「おかし」で保育士の満足度・モチベーションアップできるか検証
2019年幼児教育・保育の無償化、2020年パンデミックと化したコロナウイルス感染症、そして2021年新子育て安心プラン。保育施設においては、待機児童解消に向け、量の拡充が急速に進められる一方、質の確保が大きな課題となり、利用者の選択基準もより厳しくなる傾向にあります。また、昨今はコロナ禍によって心身ともに疲弊する保育職員が増えていることから、改めて保育者を大切にすることで、保育者からも利用者からも選ばれる園になることが求められます。
他方、多くの保育園では、保育士が休憩時間に「おかし」を集まって食べる習慣があり、毎月おかしを購入するために、保育士自らが集金し、購入しに行く実態があります。事実、明日香が実施した調査(※)でも、6割以上の保育士が、リフレッシュのために休憩時間中に「おかしを食べることがある」と回答しており、9割以上の保育士は休憩時間中のおかし時間が「仕事のモチベーション」になっていると回答しています。一方で、おかしに関する悩みとして「買いに行くのが手間」や「ワンパターンになってしまう」などの声も挙がっていました。
本実証実験では、お得に食品ロス削減に貢献することができる「訳あり」食品通販「SUKUERU」を活用して、保育園の福利厚生として、サブスク型でいろいろなおかしが毎月届くことで、それらの悩みを解消すると共に、仕事に対するモチベーションアップやコミュニケーションにどのような影響を与えるかを検証いたしました。本取り組みは、福利厚生の観点から食品ロス削減の実現と、保育士人材定着のための施策としても期待しており、今後、他の保育園への展開も視野に入れています。
※保育士のおかし事情に関する調査|https://www.g-asuka.co.jp/web/pdf/hoikushi-okashi.pdf
■実証実験について
■実証実験実施に伴う、両社からのコメント
<株式会社ウィナス|取締役 金子智仁 氏>
フードロス削減と福利厚生を実現する法人向け食品BOXとして企画された「SUKUERU for Offce」では、フードロスの削減に寄与するSDGs経営・SDGsの取り組みの実現と、従業員への福利厚生施策という2つの意義をもたせております。
厳選された健康志向の食品を集めたBOXを毎月お届けすることで「従業員の健康サポート」を実現し、同時に、お届けする食品をメーカー様や食品卸様より仕入れた余剰在庫商品で構成することによって、本サービスの利用そのものがフードロスの削減につながり、SDGsの取り組みとなります。
今回の取り組みでは特別に「おかし」というジャンルでBOXを構成しましたが、コロナ禍における職員様の負担をやわらげ、気持ちの面での健康を支える一助となれたことに大きな喜びと気づきを得ることができました。
今後の商品ラインナップの検証参考として大変有意義な取り組みとなりました。
<保育園>
賞味期限が近い商品でも味には影響もなく美味しく頂けました。皆、おやつを頂くことによりリラックスが出来たり、癒されました。(まりん保育園)
大変ありがたく受け取らせていただきました。量も多く満足です。職員のモチベーションにもつながっていたと感じています。福祉施設へのモチベーションアップにつながるので、とても良いサービスだと思います。是非今後も続けてほしいです。(保育室しおかぜ)
<株式会社明日香 子ねくとラボ 所長 末廣剛>
コロナ禍で職員の負担が増えている中、モチベーションアップに繋がり非常に有意義な取り組みだったと思います。量としても十分な量を提供して頂けたため、職員に行きわたらないなどの不満も出ることはありませんでした。コストも導入しやすい金額で、今後独自の福利厚生として施設全体での導入も検討していきたいと思っています。
また、食品ロス削減の取り組みはもともと行っていた活動でしたが、福利厚生というまた別の観点から取り組めたことで、「ヒト」を大切にする弊社理念の実現にもつながる、とても良いアクションになったと思っています。特に、エッセンシャル・ワーカーである保育職員は、自身の感染リスクを背負いながらも感染症対策に追われる日々が続いていますが、商品が届き気持ちも晴れやかになったとのことで、改めて保育の質向上に目を向ける機会にもなりました。保育者を支えることは、社会全体の持続可能性にも大いに繋がると考えています。