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【保育士の目線で見える、新しい保育の形】保育園リーダー層の84.3%が、保育の質向上に向けた“保育士目線”の動画活用を「効果的」と評価

2025.02.28

ニュースリリース

〜マネジメントの立場からの保育士目線動画の導入課題・必要なサポートも明らかに〜

 株式会社明日香(本社:東京都文京区、代表取締役:萩野 吉俗、https://www.g-asuka.co.jp/index.htm)が運営する子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ(https://konnect-labo.jp/)」は、保育園のリーダー層(理事長、園長、副園長、エリアマネージャー、主任、副主任)102名を対象に、【園長・主任編】保育現場での動画活用に関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。

本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/3DcxFTR

■調査概要

※ 合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪利用条件≫

  • 1 情報の出典元として「子ねくとラボ」の名前を明記してください。
  • 2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
  • URL:https://konnect-labo.jp/

■保育園リーダー層の約8割が、保育研修や振り返りのために、保育現場の様子を撮影した経験あり

 「Q1.あなたの保育園では、保育研修や振り返りのために保育現場の様子を撮影(録画)していますか。」(n=102)と質問したところ、「定期的に実施している」が62.7%、「過去に少し試したことがあるが、現在は実施していない」が16.7%という回答となりました。

■約半数が、「タブレット・スマートフォン」で保育現場の様子を動画撮影

 Q1で「定期的に実施している」「過去に少し試したことがあるが、現在は実施していない」と回答した方に、「Q2.どのような方法で保育現場の様子を動画にしています(いました)か。最も当てはまるものをひとつお選びください。」(n=81)と質問したところ、「タブレット・スマートフォンでの撮影」が46.9%、「固定カメラでの撮影」が21.0%、「ウェアラブルカメラでの撮影」が18.5%という回答となりました。

■84.3%が、保育の質向上を目的として、保育士目線の動画を撮影し、保育の気づき・学び・改善につなげる取り組みを「効果的」と評価

 「Q3.保育の質向上の目的で「保育士の目線の動画を撮影し、保育の気づき・学び・改善につなげる」という取り組みについて、あなたは効果的だと思いますか。」(n=102)と質問したところ、「非常に効果的だと思う」が36.3%、「やや効果的だと思う」が48.0%という回答となりました。

■その理由、「客観的な振り返りができるから」が61.6%で最多、次いで「職員間の学びあいが活性化するから」が39.5%

 Q3で「非常に効果的だと思う」「やや効果的だと思う」と回答した方に、「Q4.「保育士の目線の動画を撮影し、保育の気づき・学び・改善につなげる」取り組みが効果的だと思う理由を、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=86)と質問したところ、「客観的な振り返りができるから」が61.6%、「職員間の学びあいが活性化するから」が39.5%、「園全体の保育の標準化につながるから」が38.4%という回答となりました。

■「日々の忙しい保育の中で冷静に振り返る事ができる」や「保育士同士の円滑なコミュニケーションの助けにもなる」などの理由も

 Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.Q4で回答した以外に、「保育士の目線の動画を撮影し、保育の気づき・学び・改善につなげる」取り組みが有効だと思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=86)と質問したところ、「日々の忙しい保育の中で冷静に振り返る事ができる」や「保育士同士の円滑なコミュニケーションの助けにもなると感じる」など49の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

■約9割が、動画記録を用いた保育の振り返りや評価は、「具体的で納得感のある話し合いにつながる」と評価

 「Q6.動画記録を用いた保育の振り返りや評価は、具体的で納得感のある話し合いにつながると思いますか。」(n=102)と質問したところ、「非常にそう思う」が45.1%、「ややそう思う」が41.2%という回答となりました。

■保育園での動画活用における課題、「職員の心理的負担・抵抗感」や「撮影・編集の時間的負担」が上位

 「Q7.保育士目線の動画活用をあなたの保育園でおこなう場合、どのような課題があると思うか、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=102)と質問したところ、「職員の心理的負担・抵抗感」が48.0%、「撮影・編集の時間的負担」が42.2%、「個人情報・プライバシーの管理」が37.3%という回答となりました。

■「振り返る時間がない」や「データ管理の方法がわからない」などの課題も

 Q7で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、保育士目線の動画活用をあなたの保育園でおこなう場合の課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=99)と質問したところ、「振り返る時間がない」や「データ管理の方法がわからない」など56の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

■保育現場をウェアラブルカメラ以外で撮影したことがあるリーダー層の約9割から、保育士目線の動画を「撮影・活用してみたい」との声

 Q1で、保育現場の様子の撮影(録画)を「定期的に実施している」または「過去に少し試したことがあるが、現在は実施していない」と回答し、Q2で、撮影方法として「ウェアラブルカメラでの撮影」以外を回答した方に、「Q9.今後、あなたの保育園で保育士目線の動画を撮影・活用してみたいと思いますか。」(n=66)と質問したところ、「非常にそう思う」が47.0%、「ややそう思う」が39.4%という回答となりました。

■保育士目線の動画活用導入に向けて、「職員への説明・合意形成のためのガイドライン」などのサポートを希望

 Q9で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q10.あなたの保育園で保育士目線の動画活用をおこなう場合、どのようなサポートがあれば良いと思うか、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=57)と質問したところ、「職員への説明・合意形成のためのガイドライン」が50.9%、「保護者への説明・同意取得のためのマニュアル」が47.4%という回答となりました。

■「的確な活用ができているか」や「動画を撮る人の確保、管理や編集の手間がかからないこと」などの声も

 Q10で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q11.Q10で回答した以外に、保育士目線の動画活用をおこなう場合に、あれば活用しやすいと思うサポートがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=57)と質問したところ、「的確な活用ができているか」や「動画を撮る人の確保、管理や編集の手間がかからないこと」など29の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

■まとめ

 今回は、保育園のリーダー層(理事長、園長、副園長、エリアマネージャー、主任、副主任)102名を対象に、【園長・主任編】保育現場での動画活用に関する意識調査を実施しました。

 まず、保育園リーダー層の約8割が、保育研修や振り返りのために、保育現場の様子を撮影した経験があり、そのうち約半数が、「タブレット・スマートフォン」で動画を撮影していることが分かりました。また、84.3%が、保育の質向上に保育士目線の動画活用は「効果的」と評価しており、その理由として、「客観的な振り返りができる」(61.6%)や「職員間の学びあいが活性化する」(39.5%)を挙げています。一方で、保育園での動画活用における課題に関しては、「職員の心理的負担・抵抗感」(48.0%)や「撮影・編集の時間的負担」(42.2%)が上位になりました。最後に、保育現場をウェアラブルカメラ以外で撮影したことがあるリーダー層の約9割が、保育士目線の動画を「撮影・活用してみたい」と回答しており、動画活用の導入に向けて、「職員への説明・合意形成のためのガイドライン」(50.9%)などのサポートを期待しています。

 今回の調査では、保育現場における動画活用への期待の高さが明らかになりました。特に、客観的な振り返りや職員間の学び合いを促進する効果が期待されており、保育園における効率的な研修方法として期待が寄せられます。一方、職員の心理的負担や運用上の課題も浮き彫りとなっていることから、これらの課題に対処するためには、具体的なガイドラインの策定とともに、関係者への丁寧な説明と合意形成のプロセスが欠かせないでしょう。

本調査のダウンロードはこちら:https://bit.ly/3DcxFTR


■保育士の目線を見える化した取り組み『まなざしプロジェクト』とは

 加速する少子化を食い止めるため、政府は「こども未来戦略方針」を打ち立て、「異次元の少子化対策」を積極的に推進しています。その中で、保育施設の質向上を目指した配置基準改善の動きも具体的に示されました。

 すなわち「量」の拡大から「質」の向上にシフトしているわけですが、もちろん人員増加によって保育の質や安全性が向上することが期待できます。ただ、それを同時に職員の多様性やスキルのバラつきも増し、組織マネージメントが複雑化することも予想できます。

 そこで、「個」のスキルや知識を組織に還元して組織レベルでの質向上を実現させるため、職員間のフィードバックや情報共有を効果的に助ける、保育士の目線を動画化し、「保育の質向上」「保育士採用ツールへの応用」「ドキュメンテーションへの活用」などにつなげる取り組み「まなざしプロジェクト」をスタートさせました。

<『まなざしプロジェクト』フロー>

■『まなざしプロジェクト』協力保育施設募集!

 子ねくとラボでは、『まなざしプロジェクト』にご協力いただける認可保育園・幼稚園・こども園を数園限定で現在募集しています(※応募状況により、急遽終了する場合もございます。ご了承ください)。「職員の目線を動画化してみたい!」、「園内研修に活用できるか試してみたい!」といった保育施設様に、撮影・動画編集・園内研修のご支援をいたします。お気軽にお問い合わせください。

▼お問い合わせ

 子ねくとラボ事業部:seminar-info@g-asuka.jp

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