台東区谷中子育て支援拠点での事業連携による包括的支援を実施

子育てひろば事業、一時保育事業、相談機能を有した子育て支援施設を運営

核家族化や地域のつながりの希薄化により、育児中の親が相談や支援を得にくくなり、育児負担が増加しています。また、ひとり親家庭や多文化共生家庭など、多様化・複雑化する家庭状況に応じた支援の必要性が高まっています。

谷中こども家庭支援センターでは、すべての子育て家庭を対象に、親子が気軽に利用できる交流の場を提供し、保護者の通院や育児疲れの解消といった心理的・身体的負担を軽減するため、一時保育事業を通じてリフレッシュの機会も提供しています。さらに、子育てに関する相談や支援、情報提供なども行う地域の拠点施設です。

明日香は、谷中子ども家庭支援センターの指定管理業務に加えて産前産後支援ヘルパー派遣事業にも携わっており、家庭内の些細な問題や気づきも社内で連携して対応できる体制を整え、支援が必要な方に必要なサービスが確実に届くよう、取りこぼしのない支援を提供しています。また区内の関連施設である日本堤子ども家庭支援センター及び台東子ども家庭支援センター、寿子ども家庭支援センターと定期的に情報共有を図り、連携・協力を強化しています。地域に点在する子育て支援をつなぎ、ネットワークを形成することで、地域全体で子育てを支えています。

子育て世代の交流と子どもたちが自由に遊べる「つどいのひろば」

あそびひろば「ぽかぽかひろば」は、親子(0歳～3歳の乳幼児とその保護者)がいつでも気軽にご利用できる施設です。親子で楽しく遊べるイベントも行っています。
ランチルームでは、親子で昼食やおやつをとることができ、給茶機(冷温水・お茶)、電子レンジ、授乳コーナーも設けています。
また、明日香専属の保健師が定期的に施設を巡回し、ひろばで保護者の方とコミュニケーションを取りながら、発達・発育など専門的なことも気軽に相談できるような環境も用意しています。区担当の方からも、ご利用者の悩み解決や不安の解消につながっていて、相談機能がさらに強化できていますとの声をいただいています。

子育て中の保護者のリフレッシュ等を目的にした時間単位の一時預かり保育室

優しい笑顔と温かな心で保育に努め、安全・衛生管理を徹底し、お子さまの個性や能力を伸ばします。保育者や友達との関わりを通じて自主性や社会性を育み、健やかな成長を施設全体で支えています。
子育てには心身ともに健康で元気であることが大切です。休まずに頑張り続けると、いつか限界がきてしまいます。そんな時に一時保育を利用することで、保護者の負担を軽減し、リフレッシュする時間を確保することができます。

子どものことや子育てに関する相談

子どもは可愛くて子育ては楽しいけれど、日々の子育てで不安やストレスを感じることもあります。そんな方々が気軽に相談できる場として、「あそびひろば」や「一時預かり事業（いっとき保育）」などと共に相談事業を行っています。専用の電話も用意しており、職員に直接お声がけいただければ個別にお話を伺います。施設内で解決が難しい場合は、区内の関連機関と連携し、適切な支援につなげています。