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【セミナーレポート】愛着に課題のある子どもへの支援
保育のスキルアップ研修
「愛着に課題のある子どもへの支援」セミナー
「気づく・支える」保育士だからこそできる愛着形成
明日からすぐに実践できる発達障がい児対応
【日 時】2019年1月26日(土)10:00~17:00
【会 場】株式会社明日香 東京営業所 (TRC本社ビルB1F)
◆テーマ◆ 愛着に課題のある子どもへの支援
講師:伊丹 昌一氏(梅花女子大学 子ども心理学部心理学科教授)
~実施レポート~
「あの子ちょっと違うかも…」
「どうやったら、心を開く声かけができるんだろう…」
保育士として“気になる子”には、どんな接し方が必要なのでしょうか。
今回のセミナーは、そんな保育の現場において「気になる」行動をする子どもたちへどのような言葉かけ、接し方、そして意識が必要なのか。すぐに実践できる支援の方法を学びました。
講師の伊丹先生からは、まず愛着形成とは何か、愛着障がいがあるとはどういう子なのかなどの見極め方や、どうして「ちょっと困ったな」「ちょっと違うな」という状況が生まれる背景などが説明されました。
そして、実際に保育の現場で困っている状況を具体的事例とともに紹介されました。その状況を理解しやすい保育士にとって、これらの事例は全て自分ごとのように感じられ、時に笑いが、時に涙が溢れると言った通常の研修では見られないほど、参加者一人ひとりの感情を揺さぶり、心に響いている様子が見受けられました。
さらに、この研修に一番期待が大きかった「どのような声かけが具体的に有効なのか」がわかると、参加者たちの頷きは次第に大きくなり、それぞれが今身近にいる「気になる子」を想像し、「帰ったら、これを言ってみよう」「これを試してみよう」とメモをとる姿が見受けられました。
「気になるな」の本当の理由やその対応や声かけの意味を理解した、受講者からは次のような声が聞かれました。
「今までの自分の保育、関わり方以外の考え方や実例を聞け、自分の保育を見直すきっかけとなりました」(学童施設 職員)
「明日からすぐにやってみたいことがたくさんありました。これまで手探りだった自分の保育の中でも、できていることもあるとホッとしました」(学童施設 職員)
「子どもたちが幸せな大人になれるように」という言葉が印象的で、自分の仕事に誇りを持って、子どもたちとの時間を大切にしていこうという気持ちになりました」(私立保育園 保育士)
「発達障がい児のみではなく、どの子にでも当てはまる関わり方が学べました」(私立保育園 保育士)
「発達障がいと愛着に課題のある子の見極め方がわかり、言葉の掛け方などわかりやすかったです」(私立保育園 保育士)
「褒め方、叱り方などの実践や、子どものサインを見逃さないことを学びました」(院内保育 クラス担任)
「障がいのある、なしではなく、困らないように支援してあげること」が私たちのやるべきことだと気づきました」(院内保育 保育士)
「明日からの保育に希望が持てました」(学童施設 放課後児童支援員)
~事務局より~
今回は「愛着に課題のある子どもへの支援」をテーマとして、梅花女子大学 伊丹教授に熱い講義をしていただきました。発達障がい児や支援が必要な子どものための支援については、昨年大好評をいただいたテーマの一つでもあったため、保育士の皆様により役立つ情報提供をしたく、今年度も実施いたしました。
多くの実例や豊富な知識を交えた講義は、真剣に聞き入ったり、泣き笑いありもあり、心揺さぶられる内容でした。
「大人の怒っている顔の向こうに子どもの笑顔はありません。保育者である皆さん自身が今を、これからを大切に過ごしましょう。」という伊丹先生の言葉が大変印象深く残りました。
今後も現場に役立つテーマで研修を実施してまいります。ご期待ください。
【お問合せ】
㈱明日香 人財開発推進室(TEL 03-6912-0015)までお気軽にお問合せください。
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