
保育園や習い事のお迎えにいけない時に便利な送迎代行サービスとは?
両親や親戚などが周囲におらず、頼れる人が少ない現代の子育て家庭。
共働きの家庭は年々増え続け、近年、家庭の中だけでは足りない手を支援する様々なサービスが誕生してきています。
その中でも、今特に人気を集めているサービスが「送迎代行サービス」です。
送迎代行サービスは、「習い事をさせてあげたいけれど、習い事の時間に仕事が間に合わない」「下の子の妊娠出産で保育園への送迎が体力的に難しい」「まだまだ小さいので、一人で出歩かせるのは怖い」など、子どもの送り迎えに対して多くの負担を抱えていた保護者にとってありがたいサービスとして人気を博しています。
今回は、そんな送迎代行サービスについて、詳しくご紹介していきます。
送迎代行サービスとは?
送迎代行サービスとは、保育園や幼稚園などへの送り迎えはもちろんの事、習い事への送迎、病院への送迎など、あらゆる場面での子どもの送迎を代行してくれるサービスです。
最近では、保護者同伴はもちろん、保護者の同意のもと、子どものみで送迎対応してくれるサービスまである程です。
では実際に、具体的にどんな業者が行なっているサービスなのか、送迎代行サービスとは一体どんなサービスなのかについて、ご紹介します。
ベビーシッター会社
ベビーシッター会社が行う送迎代行サービスとは、「子どもの送り迎え」に対するほとんどのニーズに対応ができる送迎サービスといって良いでしょう。
保育園や幼稚園への送迎はもちろん、学童や習いごとなどの送迎も可能です。
特に好評なのが習いごとへの送迎です。
「習いごとをさせてあげたいと思っても仕事や家事、育児と時間がない・・・」など、子どもを毎回送り迎えするのが難しいという方に好評です。
サービスを提供するベビーシッター会社にもよりますが、単に付き添いで習いごとの送迎をするだけでなく、習いごと中の様子をレポートしてくれるなどのオプションサービスのある会社もあるようです。
ベビーシッター会社の送迎代行の料金相場は、1時間1,000円〜3,000円と、会社によって価格が大きく異なります。
また、深夜早朝、兄弟利用、送迎オプション、交通費などを料金に含むかどうか、年会費や月会費なども、各ベビーシッター会社によって変わってきます。
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター)
ファミリーサポートセンターは、自治体が運営する「地域子ども子育て支援事業」です。
「ファミサポ」と呼ばれ親しまれています。
ファミリーサポートセンターに関しては、厚生労働省の公式HPに次のように定義されています。
ファミリーサポートセンターは、乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として、子どもの預かりの援助を受けることを希望する人と援助を行うことを希望する人との調整を自治体が行うものです。
どの自治体が行なっているかによって、受けられる支援の内容は異なりますが、保育園や幼稚園、習い事への送り迎えや、突然の病気など緊急時の子どもの預かりなどの支援を受けることができます。
事前に無料登録をする必要がありますが、民間の会社に比べると格安で送り迎えを代行してもらえるという事なので、検討してみると良いでしょう。
利用料金についてや、時間、対象年齢などが自治体によって異なるので、まずはお住まいの自治体のファミリーサポートセンターのHPで確認してみると良いでしょう。
タクシー会社
タクシー会社が実施する送迎代行サービスは、あらかじめ登録し、打ち合わせの必要はありますが、子どもだけでも利用が可能です。
学校からそのまま習いごとへ向かったり、習いごとから自宅への送迎など、利用者のニーズに合わせて自由に利用できるのが特徴です。
タクシー会社にもよりますが、子どもの支援や救命救急の専門知識を持った人がドライバーを担当していることもあるので、安心してお願いすることができます。
サービスの自由度は非常に高いですが、それだけ利用料金は高くなります。料金もタクシー会社によって異なりますので、お住いの地域で登録可能なタクシー会社に問い合わせしてみると良いでしょう。
こんな時に送迎代行サービスは便利
子どもの送迎代行サービスと聞いても、どんなシーンで使えばいいのか、本当に便利なのかが分からないという方もいらっしゃると思います。
一体どんな人が送迎代行サービスを利用されているのか、どんな時に使うと便利なのかをシーン別にご紹介いたします。
保育園や習い事に迎えにいけなくなってしまった。
保護者自身の体調不良や妊娠、出産などで、自宅にはいるけれども送り迎えができない時などに利用するのが便利です。
子どもの送り迎えが送迎できないからといって、子どもを自宅に居させると、子どものパワーで、保護者は安静にすることもままならず、具合はますます回復できないかもしれません。
また、妊娠、出産などで長期に保育園や習いごとをおやすみしたりするのも、子ども本人にとっては非常にストレスになるでしょう。
昨今の社会的情勢からも、低年齢の子どもを一人で出歩かせることにも不安がある方は多いため、自宅から目的地までの送迎代行サービスを利用することで、安心して過ごすことができます。
大幅な残業が決定し、仕事で送迎どころか子どもの面倒も見れなくなってしまった。
仕事をする上で、想定外のトラブルが勃発することは、そう珍しいことではありません。
どうしても1時間は残業しなければならない、最低でも2時間は処理に時間がかかる、といった状況になることもあるでしょう。
また、急な場合以外も、どうしても時間をずらせない会合や、移動の時間が読めないなど、あらかじめ対処しようのない時もあるでしょう。
そのような時は、ベビーシッターの送迎代行、ファミリーサポートの送迎代行が便利でしょう。
いずれの場合も送迎後の保育も可能なため、お迎えに行ってもらった後、保護者の帰宅まで子どもを一人でおいておくことなく、安心できます。
さらに、事前に食事を用意しておけば、食事、入浴まで済ませて待っておいてくれることもあります。
毎週決まった日に残業することになってしまった。
ほとんどの日は定時で帰宅できる職場であっても、1日だけは当番制で遅い時間帯の勤務スケジュールが決まってしまうこともあります。
あらかじめスケジュールが確定した時点で依頼をしておけば、どのサービスも安心して手配可能です。
子どもにとっても「毎週〇曜日は△△さんの来る日」と決めておくことで、楽しみに待てるようになるでしょう。
他の兄弟の都合でお迎えが難しくなってしまった。
他の兄弟が感染症にかかってしまったり、別々の園に預けている場合、時間通りに行動することは難しいこともあるでしょう。
病気の兄弟を連れて歩くのは、その兄弟自身の体調の心配もありますし、他の子どもたちに移さないか心配する保護者も多くいます。
送迎を代行してもらうことで、育児負担が軽減し、保護者も子どもも無理のない日常を送ることができるでしょう。
送迎代行サービスの利用は補助金が使える
送迎代行サービスの利用のうち、ベビーシッターの利用については、国や自治体の補助金が使える場合があります。
厚生労働省管轄の「ベビーシッター育児支援事業」では、全国保育サービス協会を通じて補助券の配布をしています。
ベビーシッターは高額な印象がありますが、支援対象の割引を利用することで、安価に利用することが可能です。
その他、ファミリーサポートは補助金が出るわけではありませんが、最初から国が主導の事業なので、割安の料金が設定され運営しているため、民間のサービスに比べると利用しやすいと言えます。
送迎代行サービスは事前に登録しておくと便利!
送迎代行サービスを利用するためには、ベビーシッター会社、ファミリーサポートセンター、タクシー会社、どれもあらかじめ登録が必要です。
ベビーシッターサービスは事前に登録しなくても利用できる、「ビジター制度」というものを設ける会社も多いですが、会員になった方が安く利用できることが多いです。
また、子どもにあったシッターさんを選びたいと思ったら、事前に一度予約してみることも必要です。
ファミリーサポートなどの利用においては、サポートしてもらう人との面会の時間が必要など利用までには時間がかかりますし、子育てタクシーなども、事前登録が必須となりますが、いずれも登録料金は無料です。
いざという時に、頼れる存在がいることは心強いため、もし送迎代行サービスを利用する可能性があるのであれば、余裕のあるときに登録だけでも済ませておくのがおすすめです。。
ベビーシッターの送迎代行サービスを利用するには?
ベビーシッターサービスを提供する明日香でも、送迎代行のサービスを実施しています。
お電話にてお問い合わせいただいた内容に基づき、ベビーシッター派遣の手配を行います。
事前の登録の必要はありません。
入会金や年会費をお支払いいただければ、その日より会員価格で利用可能です。
ただし、送迎代行をお願いする場合、突然のお迎えでは子どもさんも動揺されるこるため、事前に一度自宅内などでシッティングをする機会を設けていただいておくと、お子さんもお迎えに来た時に安心して一緒に帰ることができるでしょう。
ご要望があれば、コーディネーターがお伺いしますので、お気軽にご連絡ください。
- 年度別
- 2019年度
- 2018年度
- 2017年度
- 2016年度
- 2015年度
- 2014年度
- 2013年度
- 2012年度
- 2011年度