【ベビーシッタースキルアップ研修レポート】イライラしないママになる魔法の質問in横浜
去る12月1日(土)横浜市関内のセミナールームにてベビーシッターのスキルアップ研修を行いましたので、その様子をレポートいたします。
当日集まったベビーシッターは総勢32名。
テーマは「イライラしないママになる魔法の質問」、講師は水戸の図書館にて育児コンシェルジュとしてご活躍の熊倉裕子先生です。
ベビーシッターは、子どもの保育を代行する時間限定のいわば母親、ママと同じです。
子どもの行動は常にかわいい、楽しいだけではありません。
イライラすることもあれば、思うようにいかないこともあるかもしれません。
また、お伺いした家庭のママたちからは「どうやったらうまくイライラを解消できるのでしょうか」「もっと穏やかに育児をしたいのですが、どうしたらいいのでしょうか」と言った質問を受けることもあります。
そう言ったお悩みに適切に対処できるように専門家である熊倉先生からたくさんの指導を受けることができました。
では、いったいどのような研修だったのでしょうか?
早速レポートです。
「イライラしないママになる魔法の質問」研修
まずは全員が安心安全に発言ができるように、「①どんな答えも全て正解。②答えは全部『そうだよね』と受け止める③答えは出なくてもイイ!考えることに価値がある」という研修での心得から始まります。
会場の空気も一気に緊張が解け、全員が本音でお互いの意見を言い合える場が出来上がります。
研修は4人ずつのグループになって行われます。
ワークでは次のようなことが行われました。
ワーク2「イライラしたことを書き出す」
まずはどんなことにイライラしたのかを全員がシェアし、それに対して、皆が共感を示します。
すると、「今みなさんは、イライラの話をしたけど話す前よりも笑顔になっていますよね」と先生からのお言葉がありました。
つまり、イライラやストレスは溜め込むのではなく、吐き出すことで笑顔が生まれるという気づきにつながりました。
また、同時にイライラする相手についてです。
多くの方が、ご主人やお子様、親兄弟など、「愛情を持って接している方」に対してイライラしているのです。
これは、愛情がなければイライラしないということであり、もしママが子どもにイライラしているとすれば、それは愛情がある方なのだという肯定にもつながっていく貴重な気づきになりました。
ワーク2「シャンパンタワーから学ぶ愛情を注ぐ優先度」
「いちばん上を自分、2段目を家族、3段目を友達、4段目をお客様とした時、何段目からシャンパンを注いでいますか?」という質問に各自が答えを考えます。
「お客様第一」で4段目からが正しい答えでしょうか?
いえ、シャンパンタワーは1段目から満たさないと全体はいっぱいにはなりません。
つまり、どんなにママやシッターさんが下段の家族やお客様に愛情を注ごうと思っても、まず自分が満たされていなければ、全体に均等の愛情を注ぐことはできないということです。
まずは自身が満たされる環境を作ること、それが子どもに対しても、お客様にとってもイライラせずに愛情をたっぷりと注ぎ、安定した状態になるのです。
研修のまとめ
今回の研修から学んだことは、まずはイライラしないスキルとして「イライラを吐き出す」「自分をまず満たす」ということでした。
参加者からは、「目からウロコでした」「涙が出そうになりました」などという声が多数寄せられ、愛情はあるもののイライラしてしまう毎日をこれから改善するきっかけになる価値ある気づきをたくさん持って帰っていただくことができたようです。
最後に先生が絵本作家を目指している「いしざきとーる」さんに、この日の研修のために書き下ろしてもらった紙芝居をみながら、こどもと一緒にできる「イヤイヤ体操」を一緒に踊って、熊倉先生の研修は終了です。
明日香では個々に活動するシッターが、日々の仕事での困ったことやもっとスキルが欲しいという願いをシッター任せにするのではなく、研修を通じて全体で共有し、スキルの向上のために力を注いでいます。
今回は、主に横浜エリアで活躍いただいているシッターさんに多く参加いただいた問いこともあり、午後には今後依頼が増えていく横浜市の支援事業5つの支援について支援内容、規定、感染症予防と児童虐待の気づきと通報、個人情報保護テストなど含め、一人ではなく、全員で力を合わせて各ご家庭の支援を行えるようにしています。
明日香のベビーシッターにご興味をお持ちの方はこちらからお問い合わせください。