感染症の影響により延期していた普通救命講習、ようやく実施に至りました!
毎年開催している普通救命講習を、8月4日・27日と2回に分けて行いました。
当初は4月から予定しておりましたが、感染症の影響により中止・延期を繰り返し、
ようやく実施に至り、約30名の方に参加していただきました。
講師は東京防災救急協会よりお招きし、実技を含む3時間の講習が行われました。
今回の講習内容は、感染症の流行を踏まえた以下のような指針に変更され実施されました。
・すべての心停止負傷者に感染の疑いがあるものとする
・成人の心停止に対しては、人工呼吸を行わず胸骨圧迫とAEDの実施
・傷病者の呼吸・反応の確認の際は、救助者の顔が近づきすぎないようにする
・飛沫を防ぐため、ハンカチやタオルで傷病者の鼻と口にかぶせるようする。
また傷病者を救急隊員に引き継いだあとは、速やかに手・顔を洗い、
使用したハンカチ等は直接ふれず破棄するのが望ましい
・人工呼吸はせずに胸骨圧迫だけを続けるようにする
※本指針は新型コロナウイルス感染症に関する新たに知見や感染の広がりの状況等で変更の場合有り
8月27日に私子育てサポート事業部の石川もスタッフの皆さんと
一緒に受講いたしました。
まずはガイドブックを元に映像を見ながら、救命の基本を講師の先生が
分かり易く教えて下さいます。皆さん、熱心にメモをとったり、
手を真似して動かしてイメージしながら聞いています。
話を聞いたあとは、胸骨圧迫(成人・幼児・乳児)・AEDを
使用した救命措置の実技を行いました。今回は感染症対策により
人工呼吸は行わず、流れを把握し胸骨圧迫を中心の実技です。
私は体力がある方ですが、胸骨圧迫を30回、それを繰り返し…
となると救急車が到着するまで到底1人では助けられる自信はありません。
声をだして周りに助けを求める事、何人かで交代する必要も大切な事だと感じました。
10年以上ぶりの講習だった為、忘れている事も多いだろうと
思っていましたが、それ以上に覚えている事も沢山ありました。
実技がある事で身体で覚える事ができると実感しましたし、
また1回受講したから大丈夫、ではなく繰り返し受講する事によって、
万一の対応や心構えにもプラスになるのだと感じました。
AEDも一度も触れる機会がないと触るだけでドキドキしてしまいますが、
実際には種類や形が違えども音声が流れ説明書きがり、誰が見ても
使える使用になっています。
使用した経験があると、街を歩いていても「あそこにあるな」と自然と
AEDが目に入ってくるようになる思います。
スタッフの皆さんとなかなかお会いできる機会がないので、
皆さんとお会いできる機会としても有意義な時間でしたし、
大切なお子様をお預かりさせていただく上で、
そして自身の家族や友人、大切な誰かを守り救うための
知識を得る事ができ有意義な時間となりました。
全国どこにAEDがあるか分かるアプリや、
救命措置のアプリなど手軽に利用できる
アプリや動画が沢山ありますので、活用しながらいざという時に
備えられたらと思っています。
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ベビーシッターやイベント時保育の現場に入っているスタッフは
毎回乳児や幼児など大切なお子様をお預かりしています。
事故や怪我はいつ・どこで起こるかわかりません。
そのような時に、その場にいる人が適切な応急手当を行うことで、
怪我や病気の悪化を防ぐことができる可能性があります。
そのため一人ひとりが正しい応急手当の知識と技術を身に着ける必要があると
明日香では考えております。
子育てサポート事業部では本研修を今年度より義務化する事により、
万が一に備えております。