子育てが終わったら何もない…。子育て後の第二の人生を120%楽しむ方法
2021/08/02
「子育てが落ち着いたら働こう」「子育てがひと段落したら、趣味に没頭したい」と、子どもに手が掛からなくなってからの時間の使い方を考えている方は多いのではないでしょうか。
とはいえ、実際に子育てがひと段落した時には、自分が何をやりたいのか、何がやれるのか気になる方も多いはずです。
また「自分には資格もなければ、子育ての経験ぐらいしか誇れるものがない」といった理由からどうして良いのか考えもつかないという方もいらっしゃいます。
今回の記事では、40代、50代で子育てがひと段落し、自分も何か社会貢献がしたい、働きたいと考えた時に一つの選択として子育て経験を活かした働き方についてご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
子育てが終わったらどうする?
子育てが終わったら、自由な時間を何に使おうかワクワクした気持ちで考える方も多いのではないでしょうか。
一般的には次のような選択肢をとる人が多いとされています。
・仕事を始める
・これまでできなかった趣味ややりたい事に没頭する
・学校に通って新しいことを学ぶ
これまで育児に費やしていた時間を使い、何か仕事を始めたり、やりたい趣味や学びたいことへの興味、関心を寄せる人が多いようです。
もちろん、こういった希望がありすぐに行動できる人もいれば、中には、特にやりたいことやつきたい仕事などもなく、心にぽっかりと穴のあいた状態になってしまう人も決して珍しいことではありません。
子育てが終わったら私には何もない…と悩む人は意外と多い!
「燃え尽き症候群」や「空き巣症候群」という言葉を聞いたことはありますか。
これは、何かに熱心に取り組んだ人が、その任務を遂行した後に「生きる目的を見失う」「喪失感から精神状態が不安定になる」といった思いに陥ることです。
これは子育てにも当てはまります。
特に若いうちから結婚して、出産をしてしまったが方にとって子育てがひと段落した時に「自分には何も資格もなければ、キャリアもない、あるのは子育て経験だけ」「やりたい事も特にないし、、、」と悩む人は多いのです。
子育ては一朝一夕に終わることではありません。
長年、家事育児に奮闘するということは24時間365日休みなく心血を注いだ年月があるということです。
そのため、子育てがひと段落した達成感とともに自分の役割を終えた喪失感が出てきてもおかしいことではありません。
子育てが終わったら私には何もない・・・そう考えている人は何でもいいからまず仕事をしてみるのがおすすめ!
では、やりたいことや学びたいこと、趣味などを見つけるにはどのようにしたら良いのでしょうか。
残念ながら、熱中することをすぐに見つけようとしても、そう簡単に見つかるものではありません。
だからこそとにかく家から出てまずはこれまで知らなかったことや人、環境に出会うことが必要です。
そしてその第一歩としておすすめなのが「仕事をする」ということです。
仕事では否応なく色々な人や新しい環境に出会います。
そうして仕事を通じて出会い、経験をするうちにやりたい事や学びたい事、趣味なども見つけるチャンスが増えていくのです。
正社員に対して不安があれば「派遣」など非正規雇用で働いてみるのがおすすめ!
子育てを長い間してきて、また会社で働いた経験もそれほど多くない場合、正社員で本当に働けるのか、雇ってもらうことができるのかと不安になることも少なくありません。
そういった場合には、「派遣」や「パート・アルバイト」など非正規雇用で働いてみるのがおすすめです。
特に「派遣」であれば、研修制度などを設けている場合も多いため、これまでの働いてきた経験が少なくてもやる気があれば技能を習得することもできます。
また、仕事の経験が少ないことも考慮した上で仕事先を紹介してくれることに加え、仕事で困ったことがあればサポートをしてくれるコーディネーターなどの頼れる存在もいます。
さらには「派遣」から正社員という道も用意されていることも多いです。
仕事を離れている期間が長いほど就職活動への不安はつきませんが、まずは派遣など少しハードルの低い非正規雇用から仕事を探してみると気持ちが楽になるかもしれません。
子育ては立派なキャリア!子育てが終わった人が強みを生かして働ける職種がおすすめ!
いざ仕事をしようと思った時に、しばらく仕事から離れていると「何ができるだろう」という不安です。
資格やキャリアがあれば別ですが、特に資格や経験がない場合はこれまで時間と熱意を込めてきた子育て経験を活かしてみるのも一つの手です。
保育園などで保育士として働くのであれば、当然保育士資格が優先されます。
ですが、子育ては資格ではないものの、経験という立派なキャリアとして捉えられており、保育補助などの需要があります。
また、せっかく働き始めるのであれば、これまでの人生経験そのもののその強みを生かせるような職種に就く方が馴染みやすかったり採用されやすい利点があります。
子育ての経験が強みとして生かせる職種は実は探せば世の中にはたくさんあり、ここからはその代表的な職種をご紹介します。
【1】保育園や幼稚園など
保育園や幼稚園で正職員として働く場合、保育士資格や幼稚園教諭免許が資格が必要です。
ただし、パートや派遣などで働く場合の保育補助には必ずしも保育士資格が必須ではありません。
保育士の指示のもと、保育ルームの清掃や食事の介助、おむつ替えの手伝いやおもちゃの除菌作業などが主な仕事となります。
これまでご家庭でお子様に行ってきたことよりも人数は増えますが、経験を活かして存分に活躍することが可能です。
また、保育士の資格は通信教育や独学で取得することもできます。
しばらく保育補助として仕事をし、自分に合っていると感じた場合にステップアップとして保育士資格を目指してみるというのも良いでしょう。
保育士資格を取得する場合は、現在保育士不足に苦しむ自治体が様々な補助金制度を打ち出しているので、金銭的負担も比較的軽減された中でチャレンジできます。
【2】ベビーシッター
ベビーシッターの仕事には特別な資格は必要ありません。
とはいえ、ご家庭から大切なお子様を預かる仕事ですから、当然信用できる方なのか、保育者として経験があるのかは慎重な判断が加わります。
子育て経験がある方は、ご自身の経験をもとに保育に携われることから、保護者の方も安心してお子さんを預けることができます。
また、時には保護者のよき相談相手として子育てを応援することもできます。
子育て経験を存分に活かして働くことができるでしょう。
【3】学童、児童館など
学童や児童館の職員には資格は必須ではありません。
そのためたくさんの子育て経験者が働いています。
学童は主に小学生を対象としており保護者と直接関わる機会は少ないですが、児童館は乳幼児なども通うため、その保護者の相談役としてこれまでの経験が活かされることがあります。
特に乳幼児を抱えた保護者は、初めての育児に戸惑いも大きく小さな悩みをたくさん抱えています。
子育て経験者として、アドバイスするわけでなくとも共感してあげるだけでも心の支えになることができます。
また、年齢に関わらず募集しているため40代、50代からでも未経験で働くことが可能な求人が多いのも学童や児童館の特徴です。
50代から実際に未経験で働き始めた方のインタビューもぜひ参考にしてみてください。
>>【派遣保育士への転職インタビューvol.5】未経験の保育の仕事で50代から新しい人生の一歩を
【4】子育て支援員
子育て支援員とは、平成27年にスタートした「子ども・子育て支援新制度」のもと、保育の仕事や子育て支援に就業する人を増やす目的で創設された、子育て支援の新たな担い手のことです。
基本的に国の定める研修を受講することが条件となり、研修を受ければ子育て支援員に認定してもらえます。
子育て経験に加えて子育て支援員の資格を得ることで、より保育の仕事に従事しやすくなります。
【5】子育て関連の事業を行っている会社
子育て関連の商品メーカーや、子育て関連のサービス、また子育てをする母親や父親向け、ファミリー向けのサービスや商品を取り扱っている企業などでも子育て経験は生かされます。
子育ての経験の中で欲しかったもの、役立ったもの、不便だったものなどの消費者情報はマーケティング的価値があります。
子育て経験が活きる業種での仕事探しをすることで、新しい可能性があるでしょう。
まずは仕事をしながら、様々な人と話したりする中で「自分のやりたいこと」を見つけよう!
働くということは、たくさんの出会いがあります。
たくさんの出会いは価値観が広がり、これまで自分の中に選択肢がなかった新しい可能性が見えてきます。
もちろん最初からやりたいことがある場合は別ですが、自分のやりたいことが見つからない場合はまずは自分の可能性を広げてみることから始めてみることで、やりたいことが見えることもあるでしょう。
久しぶりに働く場合、仕事の責任などへのプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、まずはゆっくりと探すことから始めましょう。
カテゴリ
保育士キャリア
ずっと保育士は、保育のお仕事を始めたい、転職・復職したい方にライフステージにあった保育のお仕事をご紹介したい。そして保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援し続けたい、という想いでサービスを運営しています。
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「子育てが落ち着いたら働こう」「子育てがひと段落したら、趣味に没頭したい」と、子どもに手が掛からなくなってからの時間の使い方を考えている方は多いのではないでしょうか。
とはいえ、実際に子育てがひと段落した時には、自分が何をやりたいのか、何がやれるのか気になる方も多いはずです。
また「自分には資格もなければ、子育ての経験ぐらいしか誇れるものがない」といった理由からどうして良いのか考えもつかないという方もいらっしゃいます。
今回の記事では、40代、50代で子育てがひと段落し、自分も何か社会貢献がしたい、働きたいと考えた時に一つの選択として子育て経験を活かした働き方についてご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
子育てが終わったらどうする?
子育てが終わったら、自由な時間を何に使おうかワクワクした気持ちで考える方も多いのではないでしょうか。
一般的には次のような選択肢をとる人が多いとされています。
・仕事を始める
・これまでできなかった趣味ややりたい事に没頭する
・学校に通って新しいことを学ぶ
これまで育児に費やしていた時間を使い、何か仕事を始めたり、やりたい趣味や学びたいことへの興味、関心を寄せる人が多いようです。
もちろん、こういった希望がありすぐに行動できる人もいれば、中には、特にやりたいことやつきたい仕事などもなく、心にぽっかりと穴のあいた状態になってしまう人も決して珍しいことではありません。
子育てが終わったら私には何もない…と悩む人は意外と多い!
「燃え尽き症候群」や「空き巣症候群」という言葉を聞いたことはありますか。
これは、何かに熱心に取り組んだ人が、その任務を遂行した後に「生きる目的を見失う」「喪失感から精神状態が不安定になる」といった思いに陥ることです。
これは子育てにも当てはまります。
特に若いうちから結婚して、出産をしてしまったが方にとって子育てがひと段落した時に「自分には何も資格もなければ、キャリアもない、あるのは子育て経験だけ」「やりたい事も特にないし、、、」と悩む人は多いのです。
子育ては一朝一夕に終わることではありません。
長年、家事育児に奮闘するということは24時間365日休みなく心血を注いだ年月があるということです。
そのため、子育てがひと段落した達成感とともに自分の役割を終えた喪失感が出てきてもおかしいことではありません。
子育てが終わったら私には何もない・・・そう考えている人は何でもいいからまず仕事をしてみるのがおすすめ!
では、やりたいことや学びたいこと、趣味などを見つけるにはどのようにしたら良いのでしょうか。
残念ながら、熱中することをすぐに見つけようとしても、そう簡単に見つかるものではありません。
だからこそとにかく家から出てまずはこれまで知らなかったことや人、環境に出会うことが必要です。
そしてその第一歩としておすすめなのが「仕事をする」ということです。
仕事では否応なく色々な人や新しい環境に出会います。
そうして仕事を通じて出会い、経験をするうちにやりたい事や学びたい事、趣味なども見つけるチャンスが増えていくのです。
正社員に対して不安があれば「派遣」など非正規雇用で働いてみるのがおすすめ!
子育てを長い間してきて、また会社で働いた経験もそれほど多くない場合、正社員で本当に働けるのか、雇ってもらうことができるのかと不安になることも少なくありません。
そういった場合には、「派遣」や「パート・アルバイト」など非正規雇用で働いてみるのがおすすめです。
特に「派遣」であれば、研修制度などを設けている場合も多いため、これまでの働いてきた経験が少なくてもやる気があれば技能を習得することもできます。
また、仕事の経験が少ないことも考慮した上で仕事先を紹介してくれることに加え、仕事で困ったことがあればサポートをしてくれるコーディネーターなどの頼れる存在もいます。
さらには「派遣」から正社員という道も用意されていることも多いです。
仕事を離れている期間が長いほど就職活動への不安はつきませんが、まずは派遣など少しハードルの低い非正規雇用から仕事を探してみると気持ちが楽になるかもしれません。
子育ては立派なキャリア!子育てが終わった人が強みを生かして働ける職種がおすすめ!
いざ仕事をしようと思った時に、しばらく仕事から離れていると「何ができるだろう」という不安です。
資格やキャリアがあれば別ですが、特に資格や経験がない場合はこれまで時間と熱意を込めてきた子育て経験を活かしてみるのも一つの手です。
保育園などで保育士として働くのであれば、当然保育士資格が優先されます。
ですが、子育ては資格ではないものの、経験という立派なキャリアとして捉えられており、保育補助などの需要があります。
また、せっかく働き始めるのであれば、これまでの人生経験そのもののその強みを生かせるような職種に就く方が馴染みやすかったり採用されやすい利点があります。
子育ての経験が強みとして生かせる職種は実は探せば世の中にはたくさんあり、ここからはその代表的な職種をご紹介します。
【1】保育園や幼稚園など
保育園や幼稚園で正職員として働く場合、保育士資格や幼稚園教諭免許が資格が必要です。
ただし、パートや派遣などで働く場合の保育補助には必ずしも保育士資格が必須ではありません。
保育士の指示のもと、保育ルームの清掃や食事の介助、おむつ替えの手伝いやおもちゃの除菌作業などが主な仕事となります。
これまでご家庭でお子様に行ってきたことよりも人数は増えますが、経験を活かして存分に活躍することが可能です。
また、保育士の資格は通信教育や独学で取得することもできます。
しばらく保育補助として仕事をし、自分に合っていると感じた場合にステップアップとして保育士資格を目指してみるというのも良いでしょう。
保育士資格を取得する場合は、現在保育士不足に苦しむ自治体が様々な補助金制度を打ち出しているので、金銭的負担も比較的軽減された中でチャレンジできます。
【2】ベビーシッター
ベビーシッターの仕事には特別な資格は必要ありません。
とはいえ、ご家庭から大切なお子様を預かる仕事ですから、当然信用できる方なのか、保育者として経験があるのかは慎重な判断が加わります。
子育て経験がある方は、ご自身の経験をもとに保育に携われることから、保護者の方も安心してお子さんを預けることができます。
また、時には保護者のよき相談相手として子育てを応援することもできます。
子育て経験を存分に活かして働くことができるでしょう。
【3】学童、児童館など
学童や児童館の職員には資格は必須ではありません。
そのためたくさんの子育て経験者が働いています。
学童は主に小学生を対象としており保護者と直接関わる機会は少ないですが、児童館は乳幼児なども通うため、その保護者の相談役としてこれまでの経験が活かされることがあります。
特に乳幼児を抱えた保護者は、初めての育児に戸惑いも大きく小さな悩みをたくさん抱えています。
子育て経験者として、アドバイスするわけでなくとも共感してあげるだけでも心の支えになることができます。
また、年齢に関わらず募集しているため40代、50代からでも未経験で働くことが可能な求人が多いのも学童や児童館の特徴です。
50代から実際に未経験で働き始めた方のインタビューもぜひ参考にしてみてください。
>>【派遣保育士への転職インタビューvol.5】未経験の保育の仕事で50代から新しい人生の一歩を
【4】子育て支援員
子育て支援員とは、平成27年にスタートした「子ども・子育て支援新制度」のもと、保育の仕事や子育て支援に就業する人を増やす目的で創設された、子育て支援の新たな担い手のことです。
基本的に国の定める研修を受講することが条件となり、研修を受ければ子育て支援員に認定してもらえます。
子育て経験に加えて子育て支援員の資格を得ることで、より保育の仕事に従事しやすくなります。
【5】子育て関連の事業を行っている会社
子育て関連の商品メーカーや、子育て関連のサービス、また子育てをする母親や父親向け、ファミリー向けのサービスや商品を取り扱っている企業などでも子育て経験は生かされます。
子育ての経験の中で欲しかったもの、役立ったもの、不便だったものなどの消費者情報はマーケティング的価値があります。
子育て経験が活きる業種での仕事探しをすることで、新しい可能性があるでしょう。
まずは仕事をしながら、様々な人と話したりする中で「自分のやりたいこと」を見つけよう!
働くということは、たくさんの出会いがあります。
たくさんの出会いは価値観が広がり、これまで自分の中に選択肢がなかった新しい可能性が見えてきます。
もちろん最初からやりたいことがある場合は別ですが、自分のやりたいことが見つからない場合はまずは自分の可能性を広げてみることから始めてみることで、やりたいことが見えることもあるでしょう。
久しぶりに働く場合、仕事の責任などへのプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、まずはゆっくりと探すことから始めましょう。