子どもが好き!子どもに関わる仕事10選と必要資格を紹介
2022/01/04
子どもの可愛い笑顔に癒され、子どもに関わる仕事をしたいと考えられる方は多いのではないでしょうか。
では、実際に子どもに関わる仕事とはどのような仕事なのでしょう。
今回の記事では、子どもに関わる代表的な仕事を厳選して紹介し、その仕事に必要な資格についてもご紹介します。
「いつかは子どもに関わる仕事をしたい」「子どもが好きな人に向いている仕事を知りたい」といった方は、ぜひご自身の経験とともにどんな仕事が向いているかについて検討してみてください!
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
子どもに関わる仕事が向いている人とは?
まず、子どもに関わる仕事に向いている人は何よりも子どもが好きでなくてはなりません。
子どもは予定通りの行動をせず、時にわがままや黙り込むなど大人からすると理不尽に思えることもあります。
そんな様子も子どもの成長段階と捉え、おおらかな気持ちで包み込み、根気強く導いていける人でないとなりません。
そして、ついで向いている人は、子どもの相手ができる体力があることです。
子どもに関わる仕事をする上で必要なことは、大人と接するよりも倍の体力が必要と言っても過言ではありません。
またここでいう体力とは、何も運動など身体を使って動き回ることだけではなく、気持ちの面での体力のことも含みます。
気落ちの面での体力とは、子どもの不完全な言葉から伝えたい気持ちを察し、うまく伝えられるように導いてあげること、またちょっとした態度から子どもの気持ちを察することなど、細やかな配慮のことです。
こういった小さな配慮を回らすには、どっと気疲れするようなことも多くなるでしょう。
さらに、子どもの成長にとって必要な導きをするためには専門知識も必要です。
子どもに対する研究は常に更新されています。
日々、専門知識を得るための勉強も怠らない姿勢の方でないと務まりません。
子どもが好きな人におすすめの仕事10選
では、実際に子どもが好きな人はどのような仕事がおすすめなのでしょうか。
ここからは子どもが好きな人におすすめの仕事とその仕事に必要な資格をご紹介します。
保育士
主に保育士は0歳から未就学児までの保育に欠ける子どもたちの保育をする仕事です。
子どもたちの成長を一番近くで見守ることのできる仕事である保育士は、体力的にも精神的にも重労働な部分はありますが、その分やりがいもとても大きい仕事です。
日々成長する子どもを見守り、時には親御さんよりも早くその成長の過程に気がつくこともあります。
純粋に真っ直ぐぶつかってくる子どもたちの笑顔は、子どもが好きな人にとってはこれ以上にない贈り物でしょう。
また、現在待機児童問題も深刻化しており保育士不足解消は社会的課題です。
自らの職を全うすることが社会貢献になる仕事という意味でも、大変意義のある仕事です。
必要な資格は?
保育士になるためには、国家資格である「保育士資格」の取得が必要です。
保育士資格は、定められている保育士養成機関を卒業するか、保育士試験の合格によって得ることができます。
保育士資格を取得することで、保育園にて保育士として勤務するだけではなく、学童施設や児童養護施設、ベビーシッターなどあらゆる子ども関連の仕事に専門家として勤務可能です。
ベビーシッター
主に依頼者の自宅や指定の場所(ホテルなど)で子どもの保育を行います。
保護者が保育できない2〜3時間の短時間から、丸一日など勤務時間はさまざまです。
突発的な依頼もありますが、多くは保育園や学校の放課後、習い事への送迎、夕飯から入浴など保育園などの預かり施設では対応しきれない時間の保育などの依頼があります。
ベビーシッターの仕事は、基本的には一人の子どもの面倒を見ることが多く、多くても兄弟を含めて2、3人です。
そのため、保育園などで複数の子どもの保育をするときよりも、一人ひとりに向き合った保育を行うことが魅力の仕事でありやりがいになります。
子どもが好きな人にとって、一人ひとりと向き合いながらの保育は十分に目をかけてあげられることもあり魅力的な仕事です。
必要な資格は?
ベビーシッターになるには、法律的には資格は必要ありません。
しかし、ご家庭などに伺い子どもと二人っきりで過ごすこともあり、保育士資格や幼稚園教諭の資格があると信用されやすく多くの仕事依頼があるでしょう。
また、ベビーシッターには民間資格である「認定ベビーシッター」「ベビーシッター(JADP認定)」「ベビーシッター技能認定」などの資格もあります。
一定の技能、知識を身につけることは保護者に安心してもらえるだけでなく、ご自身も自信を持って保育に取り組めることから、未経験のベビーシッターの方も取得している人が多い資格です。
幼稚園教諭
3歳から未就学児童を預かる幼稚園。
幼稚園教諭の仕事のやりがいは、グングンと成長していく3歳からの時期の子どもの成長を感じることができることです。
保育時間は9時から14時が一般的ですが、最近では延長保育や認定こども園などへの変遷などもあり、少しずつ変化してきています。
また、比べられやすい保育士の仕事と幼稚園教諭の仕事ですが、根本的な違いがあります。
それは、保育士が「保育」を担う一方、幼稚園教諭は「教育」を担っており、より教育的要素の強い指導をしていくことになる点です。
日常の保育、生活を支援する保育士と教育的側面を持つ幼稚園教諭はどちらが良いというわけではありませんが、ご自身がどちらの面で子どもに接したいかなどを選択すると良いでしょう。
必要な資格は?
幼稚園教諭になるためには、国家資格である「幼稚園教諭免許」が必要です。
その幼稚園教諭免許は、大学や短大の幼稚園教諭の教職課程を卒業することで資格を取得できます。
そして、幼稚園教諭免許資格取得後は、都道府県教育委員会に申請し免許状が授与されます。
幼稚園教諭免許には「1種」「2種」「専修」の3種類があります。
1種は4年制大学を卒業した人、2種は短期大学・専門学校を卒業した人、専修は大学院を修了した人に発行される免許状ですが、内容に違いほとんどありません。
ただし、2種に比べて1種や専修のほうが免許状取得までの学習期間は長いこともあり、就職後に月収が高い傾向にあります。
小学校教員
6年間という長期にわたり子どもたちと関わる小学校教員には多くのやりがいがあります。
そして関わるのは児童だけではなく、保護者や地域とも連携した仕事です。
たくさんの人との関わり合いの中で、一人ひとりの子どもたちの成長を見届けられるのは小学校教員ならではのやりがいです。
小学校にはたくさんの生徒がいます。
勉強が苦手な子ども、人間関係がうまく形成できない子ども、一方でスポーツや勉強に優れた子どももいます。
さまざまな個性を引き出し、個別に、そして全体を伸ばしてあげる仕事は、教員自身の成長にもつながる仕事ですので、大変ではありますが手にする充実感はとても大きいです。
必要な資格は?
小学校教員は、国家資格である「小学校教員免許」が必要です。
その小学校教員免許は大学等の小学校の教職課程を卒業することで資格を取得できます。
小学校教員免許には「1種」「2種」「専修」の3種類があります。
1種は4年制大学を卒業した人、2種は短期大学を卒業した人、専修は大学院を修了した人に発行される免許になります。
いずれの小学校教員免許も、社会福祉施設等で7日以上介護などを体験することが必要条件です。
また、免許状取得後すぐに教員になれるわけではありません。
各都道府県などの自治体が実施する教員採用候補者選考試験や、私立小学校の教員採用試験を受け合格することで、教員となることができます。
習い事の先生(英会話教室など)
子どもに関わる習い事の先生も子ども好きな人が多い仕事です。
英会話教室やピアノ教室などに加え、ダンスやロボット教室、プログラミング教室など、子どもの習い事は多種多様になっています。
これまでの経験などを活かして、子どもたちへさまざまな技能を教えてあげることができます。
必要な資格は?
習い事の先生に必要な資格はありません。
ただし、各専門分野の資格(TOEICなど)が必要であり、その専門知識がいかに子どもの将来になるかを伝えていく必要はあります。
また、子どもを信頼して任せることが可能なのかなど、子どもに関する知識や経験も必要です。
子どもへの言葉がけや態度などについても、専門的な知識があることは必須となるでしょう。
学童保育スタッフ
小学生の子どもたちの放課後や長期休みを見守り保育する学童保育スタッフ。
勉強や生活について全般的に支援します。
一人ひとりの自我や能力が幼児期よりはっきりする分、全てがうまくできる子や苦手がある子、うまく表現出来ない子、気持ちを隠してしまう子などさまざまな子どもがいます。
それぞれに目線を合わせ丁寧に接することが必要です。
ただ、子どもたちは小学校になり語彙力も増え非常に素直に気持ちを言葉にすることもできるようになっています。
「ありがとう」「先生大好き」など、子どもが好きな人にとってはこれ以上にない充実感が得られるでしょう。
必要な資格は?
学童保育で働くために特別な資格は必要ありませんが、学童施設に1人以上「放課後児童支援員」を配置することが義務付けられています。
そのため、「放課後児童支援員資格」を取得していると就業には有利でしょう。
放課後支援員になるには、指定された9つの資格のうち一つを所有し、地方公共団体が主催する研修を受講する必要があります。
下記の記事にて仕事の内容や資格取得方法が詳しくご紹介していますので、ぜひご一読ください。
>>放課後児童支援員になるには?資格の取り方や仕事内容について解説
スクールカウンセラー
生徒、児童や教師の心のケアをする目的で設置されたスクールカウンセラー。
生徒だけではなく、保護者の相談にも乗っています。
近年、いじめや受験などの問題は深刻化しており、子どもたちだけではなく教師も含め学校生活を円滑に送るための心の健康がとりざたされることも多くなりました。
子どもが好きな人は、全ての子どもに心穏やかな学校生活を送ってもらうことは願いの一つでしょう。
スクールカウンセラーは、子どもたちの心を守るというやりがいが他にはない重要な仕事です。
必要な資格は?
スクールカウンセラーになるために、原則資格は必要ありません。
ただし、資格が何もなく採用されることはまずないと言っても良いでしょう。
多感な子どもたちや忙しさに疲弊した教師に対峙する専門知識を持ち合わせていることが必須となるため、スクールカウンセラーの多くは「臨床心理士」「公認心理師」「精神科医」などの資格を持ち合わせています。
栄養士・調理師
一見子どもと関わりが無いように思えるが、保育園や幼稚園、学校での給食の献立や調理をする方として働いています。
さらに、最近では子どもの健康と成長を促す日々の取り組みとともに、食育も積極的に取り入れています。
子どもたちの前で健康と栄養について発表する機会も多くも受けられるようになってきました。
また、月1回程度発布される「給食便り」のようなプリントを作成し、レシピをご家庭に伝えたり、ご家庭での食の悩みにも応えていく仕事をしています。
必要な資格は?
基本的には資格保持者を配置する義務はありませんが、給食の献立を作成するために「管理栄養士免許」「栄養士免許」の資格はほぼ必須と言っても良いでしょう。
栄養やカロリーについての専門家として、子どもたちの健康をトータルで考えられる専門家としての力が求められます。
また、調理に関しても資格が必須ではありませんが、求人などを見ると「調理師免許」などの調理に関する資格を保持している人が優遇される傾向にあります。
多くの子どもたちが直接口にする食事なので、食中毒などがおきないように専門の知識を持った方の方が採用されやすい傾向にあります。
子ども向けショップ店員
子どもに関わる衣服やおもちゃ、生活用品を扱うショップの店員などは子どもが好きな人の活躍の場の一つです。
保護者とともに来店する子どもたちに向けておすすめをご紹介したり、どんな機能があるのかなどを伝えたりします。
接客や品出し自体は他の小売店と変わらないものの、子どもたちが新しいアイテムにキラキラした顔を向けてくれることは子ども向けショップ店員のやりがいの一つです。
必要な資格は?
資格は特に必要ないため子ども向けショップの店員になることのハードルはとても低いです。
特に子育て経験などがあれば実体験をもとにお客様に接することもでき、より詳細な使い方のアドバイスや悩みを理解してあげられるでしょう。
子ども向け施設スタッフ(遊園地など)
遊園地などの子ども向け施設スタッフも子ども好きな人にとってやりがいのある仕事になるでしょう。
ただし、子どもは遊園地などに来るといつも以上にはしゃいでしまいます。
ケガや事故に繋がらないように細やかな気配りや配慮が必要です。
子どもの気持ちを盛り上げるとともに、安全管理まで広い視野で注意ができる人にはうってつけの仕事です。
必要な資格は?
子ども向け施設スタッフに資格は特に必要ありません。
ただし、自分自身もアミューズメント施設を楽しみながら、常に笑顔で接客できることは必要です。
子どもたちにとって特別な日になる子ども向け施設。
臨機応変に受け答えできるなどの接客技術が必要です。
子どもに関わる職場は様々、自分に合った職業を選ぼう!
子どもに関わる仕事は実はとても多いです。
資格が必要である仕事もあれば、資格がなくとも関わることができる仕事もあり、多種多様な関わりができるため、子ども好きな人にとって自分の個性を活かした仕事を選ぶことができる環境と言っても良いでしょう。
ただし、子どもは可愛いだけではありません。
時に危険な行動をしたり、わがままとも言える行動もあります。
安全や衛生に常に目を配る必要もありますし、時に諭したり成長を考え叱咤することもあるでしょう。
それでも、やはり素直で純真な子どもは可愛いものです。
ぜひ、ご自身の個性を活かし、自分にあった子ども向けの職種を選んで未来ある子どもたちを導いてあげられる仕事を探してみてください。
カテゴリ
保育士資格
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子どもの可愛い笑顔に癒され、子どもに関わる仕事をしたいと考えられる方は多いのではないでしょうか。
では、実際に子どもに関わる仕事とはどのような仕事なのでしょう。
今回の記事では、子どもに関わる代表的な仕事を厳選して紹介し、その仕事に必要な資格についてもご紹介します。
「いつかは子どもに関わる仕事をしたい」「子どもが好きな人に向いている仕事を知りたい」といった方は、ぜひご自身の経験とともにどんな仕事が向いているかについて検討してみてください!
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
子どもに関わる仕事が向いている人とは?
まず、子どもに関わる仕事に向いている人は何よりも子どもが好きでなくてはなりません。
子どもは予定通りの行動をせず、時にわがままや黙り込むなど大人からすると理不尽に思えることもあります。
そんな様子も子どもの成長段階と捉え、おおらかな気持ちで包み込み、根気強く導いていける人でないとなりません。
そして、ついで向いている人は、子どもの相手ができる体力があることです。
子どもに関わる仕事をする上で必要なことは、大人と接するよりも倍の体力が必要と言っても過言ではありません。
またここでいう体力とは、何も運動など身体を使って動き回ることだけではなく、気持ちの面での体力のことも含みます。
気落ちの面での体力とは、子どもの不完全な言葉から伝えたい気持ちを察し、うまく伝えられるように導いてあげること、またちょっとした態度から子どもの気持ちを察することなど、細やかな配慮のことです。
こういった小さな配慮を回らすには、どっと気疲れするようなことも多くなるでしょう。
さらに、子どもの成長にとって必要な導きをするためには専門知識も必要です。
子どもに対する研究は常に更新されています。
日々、専門知識を得るための勉強も怠らない姿勢の方でないと務まりません。
子どもが好きな人におすすめの仕事10選
では、実際に子どもが好きな人はどのような仕事がおすすめなのでしょうか。
ここからは子どもが好きな人におすすめの仕事とその仕事に必要な資格をご紹介します。
保育士
主に保育士は0歳から未就学児までの保育に欠ける子どもたちの保育をする仕事です。
子どもたちの成長を一番近くで見守ることのできる仕事である保育士は、体力的にも精神的にも重労働な部分はありますが、その分やりがいもとても大きい仕事です。
日々成長する子どもを見守り、時には親御さんよりも早くその成長の過程に気がつくこともあります。
純粋に真っ直ぐぶつかってくる子どもたちの笑顔は、子どもが好きな人にとってはこれ以上にない贈り物でしょう。
また、現在待機児童問題も深刻化しており保育士不足解消は社会的課題です。
自らの職を全うすることが社会貢献になる仕事という意味でも、大変意義のある仕事です。
必要な資格は?
保育士になるためには、国家資格である「保育士資格」の取得が必要です。
保育士資格は、定められている保育士養成機関を卒業するか、保育士試験の合格によって得ることができます。
保育士資格を取得することで、保育園にて保育士として勤務するだけではなく、学童施設や児童養護施設、ベビーシッターなどあらゆる子ども関連の仕事に専門家として勤務可能です。
ベビーシッター
主に依頼者の自宅や指定の場所(ホテルなど)で子どもの保育を行います。
保護者が保育できない2〜3時間の短時間から、丸一日など勤務時間はさまざまです。
突発的な依頼もありますが、多くは保育園や学校の放課後、習い事への送迎、夕飯から入浴など保育園などの預かり施設では対応しきれない時間の保育などの依頼があります。
ベビーシッターの仕事は、基本的には一人の子どもの面倒を見ることが多く、多くても兄弟を含めて2、3人です。
そのため、保育園などで複数の子どもの保育をするときよりも、一人ひとりに向き合った保育を行うことが魅力の仕事でありやりがいになります。
子どもが好きな人にとって、一人ひとりと向き合いながらの保育は十分に目をかけてあげられることもあり魅力的な仕事です。
必要な資格は?
ベビーシッターになるには、法律的には資格は必要ありません。
しかし、ご家庭などに伺い子どもと二人っきりで過ごすこともあり、保育士資格や幼稚園教諭の資格があると信用されやすく多くの仕事依頼があるでしょう。
また、ベビーシッターには民間資格である「認定ベビーシッター」「ベビーシッター(JADP認定)」「ベビーシッター技能認定」などの資格もあります。
一定の技能、知識を身につけることは保護者に安心してもらえるだけでなく、ご自身も自信を持って保育に取り組めることから、未経験のベビーシッターの方も取得している人が多い資格です。
幼稚園教諭
3歳から未就学児童を預かる幼稚園。
幼稚園教諭の仕事のやりがいは、グングンと成長していく3歳からの時期の子どもの成長を感じることができることです。
保育時間は9時から14時が一般的ですが、最近では延長保育や認定こども園などへの変遷などもあり、少しずつ変化してきています。
また、比べられやすい保育士の仕事と幼稚園教諭の仕事ですが、根本的な違いがあります。
それは、保育士が「保育」を担う一方、幼稚園教諭は「教育」を担っており、より教育的要素の強い指導をしていくことになる点です。
日常の保育、生活を支援する保育士と教育的側面を持つ幼稚園教諭はどちらが良いというわけではありませんが、ご自身がどちらの面で子どもに接したいかなどを選択すると良いでしょう。
必要な資格は?
幼稚園教諭になるためには、国家資格である「幼稚園教諭免許」が必要です。
その幼稚園教諭免許は、大学や短大の幼稚園教諭の教職課程を卒業することで資格を取得できます。
そして、幼稚園教諭免許資格取得後は、都道府県教育委員会に申請し免許状が授与されます。
幼稚園教諭免許には「1種」「2種」「専修」の3種類があります。
1種は4年制大学を卒業した人、2種は短期大学・専門学校を卒業した人、専修は大学院を修了した人に発行される免許状ですが、内容に違いほとんどありません。
ただし、2種に比べて1種や専修のほうが免許状取得までの学習期間は長いこともあり、就職後に月収が高い傾向にあります。
小学校教員
6年間という長期にわたり子どもたちと関わる小学校教員には多くのやりがいがあります。
そして関わるのは児童だけではなく、保護者や地域とも連携した仕事です。
たくさんの人との関わり合いの中で、一人ひとりの子どもたちの成長を見届けられるのは小学校教員ならではのやりがいです。
小学校にはたくさんの生徒がいます。
勉強が苦手な子ども、人間関係がうまく形成できない子ども、一方でスポーツや勉強に優れた子どももいます。
さまざまな個性を引き出し、個別に、そして全体を伸ばしてあげる仕事は、教員自身の成長にもつながる仕事ですので、大変ではありますが手にする充実感はとても大きいです。
必要な資格は?
小学校教員は、国家資格である「小学校教員免許」が必要です。
その小学校教員免許は大学等の小学校の教職課程を卒業することで資格を取得できます。
小学校教員免許には「1種」「2種」「専修」の3種類があります。
1種は4年制大学を卒業した人、2種は短期大学を卒業した人、専修は大学院を修了した人に発行される免許になります。
いずれの小学校教員免許も、社会福祉施設等で7日以上介護などを体験することが必要条件です。
また、免許状取得後すぐに教員になれるわけではありません。
各都道府県などの自治体が実施する教員採用候補者選考試験や、私立小学校の教員採用試験を受け合格することで、教員となることができます。
習い事の先生(英会話教室など)
子どもに関わる習い事の先生も子ども好きな人が多い仕事です。
英会話教室やピアノ教室などに加え、ダンスやロボット教室、プログラミング教室など、子どもの習い事は多種多様になっています。
これまでの経験などを活かして、子どもたちへさまざまな技能を教えてあげることができます。
必要な資格は?
習い事の先生に必要な資格はありません。
ただし、各専門分野の資格(TOEICなど)が必要であり、その専門知識がいかに子どもの将来になるかを伝えていく必要はあります。
また、子どもを信頼して任せることが可能なのかなど、子どもに関する知識や経験も必要です。
子どもへの言葉がけや態度などについても、専門的な知識があることは必須となるでしょう。
学童保育スタッフ
小学生の子どもたちの放課後や長期休みを見守り保育する学童保育スタッフ。
勉強や生活について全般的に支援します。
一人ひとりの自我や能力が幼児期よりはっきりする分、全てがうまくできる子や苦手がある子、うまく表現出来ない子、気持ちを隠してしまう子などさまざまな子どもがいます。
それぞれに目線を合わせ丁寧に接することが必要です。
ただ、子どもたちは小学校になり語彙力も増え非常に素直に気持ちを言葉にすることもできるようになっています。
「ありがとう」「先生大好き」など、子どもが好きな人にとってはこれ以上にない充実感が得られるでしょう。
必要な資格は?
学童保育で働くために特別な資格は必要ありませんが、学童施設に1人以上「放課後児童支援員」を配置することが義務付けられています。
そのため、「放課後児童支援員資格」を取得していると就業には有利でしょう。
放課後支援員になるには、指定された9つの資格のうち一つを所有し、地方公共団体が主催する研修を受講する必要があります。
下記の記事にて仕事の内容や資格取得方法が詳しくご紹介していますので、ぜひご一読ください。
>>放課後児童支援員になるには?資格の取り方や仕事内容について解説
スクールカウンセラー
生徒、児童や教師の心のケアをする目的で設置されたスクールカウンセラー。
生徒だけではなく、保護者の相談にも乗っています。
近年、いじめや受験などの問題は深刻化しており、子どもたちだけではなく教師も含め学校生活を円滑に送るための心の健康がとりざたされることも多くなりました。
子どもが好きな人は、全ての子どもに心穏やかな学校生活を送ってもらうことは願いの一つでしょう。
スクールカウンセラーは、子どもたちの心を守るというやりがいが他にはない重要な仕事です。
必要な資格は?
スクールカウンセラーになるために、原則資格は必要ありません。
ただし、資格が何もなく採用されることはまずないと言っても良いでしょう。
多感な子どもたちや忙しさに疲弊した教師に対峙する専門知識を持ち合わせていることが必須となるため、スクールカウンセラーの多くは「臨床心理士」「公認心理師」「精神科医」などの資格を持ち合わせています。
栄養士・調理師
一見子どもと関わりが無いように思えるが、保育園や幼稚園、学校での給食の献立や調理をする方として働いています。
さらに、最近では子どもの健康と成長を促す日々の取り組みとともに、食育も積極的に取り入れています。
子どもたちの前で健康と栄養について発表する機会も多くも受けられるようになってきました。
また、月1回程度発布される「給食便り」のようなプリントを作成し、レシピをご家庭に伝えたり、ご家庭での食の悩みにも応えていく仕事をしています。
必要な資格は?
基本的には資格保持者を配置する義務はありませんが、給食の献立を作成するために「管理栄養士免許」「栄養士免許」の資格はほぼ必須と言っても良いでしょう。
栄養やカロリーについての専門家として、子どもたちの健康をトータルで考えられる専門家としての力が求められます。
また、調理に関しても資格が必須ではありませんが、求人などを見ると「調理師免許」などの調理に関する資格を保持している人が優遇される傾向にあります。
多くの子どもたちが直接口にする食事なので、食中毒などがおきないように専門の知識を持った方の方が採用されやすい傾向にあります。
子ども向けショップ店員
子どもに関わる衣服やおもちゃ、生活用品を扱うショップの店員などは子どもが好きな人の活躍の場の一つです。
保護者とともに来店する子どもたちに向けておすすめをご紹介したり、どんな機能があるのかなどを伝えたりします。
接客や品出し自体は他の小売店と変わらないものの、子どもたちが新しいアイテムにキラキラした顔を向けてくれることは子ども向けショップ店員のやりがいの一つです。
必要な資格は?
資格は特に必要ないため子ども向けショップの店員になることのハードルはとても低いです。
特に子育て経験などがあれば実体験をもとにお客様に接することもでき、より詳細な使い方のアドバイスや悩みを理解してあげられるでしょう。
子ども向け施設スタッフ(遊園地など)
遊園地などの子ども向け施設スタッフも子ども好きな人にとってやりがいのある仕事になるでしょう。
ただし、子どもは遊園地などに来るといつも以上にはしゃいでしまいます。
ケガや事故に繋がらないように細やかな気配りや配慮が必要です。
子どもの気持ちを盛り上げるとともに、安全管理まで広い視野で注意ができる人にはうってつけの仕事です。
必要な資格は?
子ども向け施設スタッフに資格は特に必要ありません。
ただし、自分自身もアミューズメント施設を楽しみながら、常に笑顔で接客できることは必要です。
子どもたちにとって特別な日になる子ども向け施設。
臨機応変に受け答えできるなどの接客技術が必要です。
子どもに関わる職場は様々、自分に合った職業を選ぼう!
子どもに関わる仕事は実はとても多いです。
資格が必要である仕事もあれば、資格がなくとも関わることができる仕事もあり、多種多様な関わりができるため、子ども好きな人にとって自分の個性を活かした仕事を選ぶことができる環境と言っても良いでしょう。
ただし、子どもは可愛いだけではありません。
時に危険な行動をしたり、わがままとも言える行動もあります。
安全や衛生に常に目を配る必要もありますし、時に諭したり成長を考え叱咤することもあるでしょう。
それでも、やはり素直で純真な子どもは可愛いものです。
ぜひ、ご自身の個性を活かし、自分にあった子ども向けの職種を選んで未来ある子どもたちを導いてあげられる仕事を探してみてください。