定年後に65歳から保育士になれるんでしょうか?高齢でも働ける就職先はあるのでしょうか?
2022/08/30
人生100年時代、定年後もいきいきと社会と関わっていきたい、仕事をしたいという方が増えています。
そんな中、資格職であり生涯現役で働くことのできる保育士にも注目が集まっています。
しかし、65歳からの資格取得に不安を抱いたり、その後の仕事があるのかに不安を持つ方も多くいらっしゃいます。
そこで、今回は65歳からの保育士資格取得と、その後の働き方について解説します!
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育士資格取得に年齢制限はない!65歳からでも保育士になれる!
保育士資格取得に年齢制限はないため、65歳からの挑戦ももちろん可能です。
ただし、最終学歴やこれまでの児童福祉施設での経験などで受験資格が決まることもあるため、注意は必要です。
ご自身に受験資格があるかどうかは『一般社団法人 全国保育士養成協議会』のホームページにて行ってください。
最近ではシニア世代に向けて学び直しの機会を提供するサービスも多くあります。
その中には、厚生労働省の指定する指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校)や本や通信講座、保育士受験予備校などさまざまな方法で保育士資格を取得できるように設計されているものがあります。
65歳から保育士として働こうと考えている方の抱きがちな不安
65歳から全く新しい分野に進出を考えた時、その好奇心やチャレンジ精神よりも不安な気持ちを感じることも少なくはありません。
ここからは実際に65歳から新たなキャリアにチャレンジしようと考える方が直面する不安について解説していきます。
<1>そもそも65歳から実際に働けるものなの?
現在一般的な企業の定年は60歳が多く、法整備により2025年には65歳に引き上げられます。 そうした観点からすると、改めて65歳から仕事に就くことが可能かどうか気になる方も多いようです。
結論からいうと、実際に65歳で活躍する保育士も多くいます。 実際に明日香で派遣保育士として働いている最高齢の方は、71歳です。
65歳から正社員という雇用形態で働くことは難しいですが、保育士は派遣やパートなどの雇用形態であれば、柔軟に働くことが可能なため、年齢に関係なく実際に活躍することができます。
<2>実際にどんな仕事を任せられるのか?
65歳から保育士資格を取得した場合、業務未経験者としての仕事となるため、保育補助の仕事が多いでしょう。
保育補助を始めるにあたっては「保育補助として初めて働き始める際に気をつけるべき5つの事」の記事でも詳しく紹介していますが、正職員である保育士の補助として臨機応変に子どもたちの保育へ対応していきます。
初めての保育園での仕事に不安があった場合も、保育士の指示のもと仕事を覚えていけるでしょう。
<3>65歳が応募可能な保育士の求人はあるの?
保育士の求人には業務未経験OKとされている仕事も多くあります。
もちろん、全ての求人に年齢制限がないわけではなく、書類選考などが通過しないこともあります。 しかし、保育園には配置基準を守らねければならない法的責任があるため保育士の資格を取得している方については優遇されることが多いです。
また、保育の仕事の中には、多くはありませんが、保育士資格無し、無資格OKの求人もあります。
そうした仕事については業務未経験であっても保育士資格を持っている方は歓迎されるため、積極的に応募していきましょう。
<4>フルタイムで働けるか不安…。
保育士の働き方は多様化しています。
一般的に定年年齢を過ぎている65歳であれば、正社員での仕事ではなく派遣やパートタイムでの求人が多くなるため、フルタイムだけではない求人もたくさんあります、
短時間、期間限定、週2日など自分に合った働き方ができる仕事を探すことで、体力的な不安は解消できます。
<5>年金や健康保険はどうなる?
65歳からは、年金を受給しながら働くのか、受給開始年齢を遅くして給与のみで生活していくのか、ということはもちろん、厚生年金に加入する働き方(フルタイム社員など)をするか加入しない働き方をするか(パート勤務など)を考えておくことが重要です。
それは、場合によっては、「在職老齢年金」が適用されず全額支給停止となることがあるからです。
この「在職老齢年金」は、公平性を保ち就業意欲の妨げにならないよう2020年中に見直しが行われる予定となり、今後変更の可能性はありますがしっかりと確認しておきましょう。
保育士だけではなく、ベビーシッターという道も!
保育士資格を取得した場合、保育園で働く以外にもたくさんの選択肢があります。
その一つであり、65歳を過ぎても引き合いが高いのがベビーシッターです。
ベビーシッターは基本的に子ども1人に保育者が1人となりますので、たくさんの子どもと接する体力的な不安などがある場合にも安心です。
また、子育てに不安な保護者からお話を聞く中で、これまでの人生経験での子育て経験や孫育て経験などが活かされることもあります。
保育園などでの複数の子どもの保育が不安な場合は、保育士資格が活かせるベビーシッターなど別の選択肢も検討して見ることも良いでしょう。
65歳から保育士になることは可能!求人もある!まずはパートや短時間派遣などからスタートするのがおすすめ!
65歳から保育士資格を取得し、保育士として活躍する道が多くあることをご紹介してきました。
今、60歳定年時代も終わり生涯現役でいきいきと働く方も増えています。
その中で、保育士という分野で働く人にも注目が集まり、働き方の変化がここ数年で急激に変化しているのです。
これから次世代を担う子どもたちの成長を見守っていく仕事に魅力を感じたら、ぜひ65歳から保育士への挑戦を始めてみて下さい!
カテゴリ
保育士キャリア
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人生100年時代、定年後もいきいきと社会と関わっていきたい、仕事をしたいという方が増えています。
そんな中、資格職であり生涯現役で働くことのできる保育士にも注目が集まっています。
しかし、65歳からの資格取得に不安を抱いたり、その後の仕事があるのかに不安を持つ方も多くいらっしゃいます。
そこで、今回は65歳からの保育士資格取得と、その後の働き方について解説します!
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育士資格取得に年齢制限はない!65歳からでも保育士になれる!
保育士資格取得に年齢制限はないため、65歳からの挑戦ももちろん可能です。
ただし、最終学歴やこれまでの児童福祉施設での経験などで受験資格が決まることもあるため、注意は必要です。
ご自身に受験資格があるかどうかは『一般社団法人 全国保育士養成協議会』のホームページにて行ってください。
最近ではシニア世代に向けて学び直しの機会を提供するサービスも多くあります。
その中には、厚生労働省の指定する指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校)や本や通信講座、保育士受験予備校などさまざまな方法で保育士資格を取得できるように設計されているものがあります。
65歳から保育士として働こうと考えている方の抱きがちな不安
65歳から全く新しい分野に進出を考えた時、その好奇心やチャレンジ精神よりも不安な気持ちを感じることも少なくはありません。
ここからは実際に65歳から新たなキャリアにチャレンジしようと考える方が直面する不安について解説していきます。
<1>そもそも65歳から実際に働けるものなの?
現在一般的な企業の定年は60歳が多く、法整備により2025年には65歳に引き上げられます。 そうした観点からすると、改めて65歳から仕事に就くことが可能かどうか気になる方も多いようです。
結論からいうと、実際に65歳で活躍する保育士も多くいます。 実際に明日香で派遣保育士として働いている最高齢の方は、71歳です。
65歳から正社員という雇用形態で働くことは難しいですが、保育士は派遣やパートなどの雇用形態であれば、柔軟に働くことが可能なため、年齢に関係なく実際に活躍することができます。
<2>実際にどんな仕事を任せられるのか?
65歳から保育士資格を取得した場合、業務未経験者としての仕事となるため、保育補助の仕事が多いでしょう。
保育補助を始めるにあたっては「保育補助として初めて働き始める際に気をつけるべき5つの事」の記事でも詳しく紹介していますが、正職員である保育士の補助として臨機応変に子どもたちの保育へ対応していきます。
初めての保育園での仕事に不安があった場合も、保育士の指示のもと仕事を覚えていけるでしょう。
<3>65歳が応募可能な保育士の求人はあるの?
保育士の求人には業務未経験OKとされている仕事も多くあります。
もちろん、全ての求人に年齢制限がないわけではなく、書類選考などが通過しないこともあります。 しかし、保育園には配置基準を守らねければならない法的責任があるため保育士の資格を取得している方については優遇されることが多いです。
また、保育の仕事の中には、多くはありませんが、保育士資格無し、無資格OKの求人もあります。
そうした仕事については業務未経験であっても保育士資格を持っている方は歓迎されるため、積極的に応募していきましょう。
<4>フルタイムで働けるか不安…。
保育士の働き方は多様化しています。
一般的に定年年齢を過ぎている65歳であれば、正社員での仕事ではなく派遣やパートタイムでの求人が多くなるため、フルタイムだけではない求人もたくさんあります、
短時間、期間限定、週2日など自分に合った働き方ができる仕事を探すことで、体力的な不安は解消できます。
<5>年金や健康保険はどうなる?
65歳からは、年金を受給しながら働くのか、受給開始年齢を遅くして給与のみで生活していくのか、ということはもちろん、厚生年金に加入する働き方(フルタイム社員など)をするか加入しない働き方をするか(パート勤務など)を考えておくことが重要です。
それは、場合によっては、「在職老齢年金」が適用されず全額支給停止となることがあるからです。
この「在職老齢年金」は、公平性を保ち就業意欲の妨げにならないよう2020年中に見直しが行われる予定となり、今後変更の可能性はありますがしっかりと確認しておきましょう。
保育士だけではなく、ベビーシッターという道も!
保育士資格を取得した場合、保育園で働く以外にもたくさんの選択肢があります。
その一つであり、65歳を過ぎても引き合いが高いのがベビーシッターです。
ベビーシッターは基本的に子ども1人に保育者が1人となりますので、たくさんの子どもと接する体力的な不安などがある場合にも安心です。
また、子育てに不安な保護者からお話を聞く中で、これまでの人生経験での子育て経験や孫育て経験などが活かされることもあります。
保育園などでの複数の子どもの保育が不安な場合は、保育士資格が活かせるベビーシッターなど別の選択肢も検討して見ることも良いでしょう。
65歳から保育士になることは可能!求人もある!まずはパートや短時間派遣などからスタートするのがおすすめ!
65歳から保育士資格を取得し、保育士として活躍する道が多くあることをご紹介してきました。
今、60歳定年時代も終わり生涯現役でいきいきと働く方も増えています。
その中で、保育士という分野で働く人にも注目が集まり、働き方の変化がここ数年で急激に変化しているのです。
これから次世代を担う子どもたちの成長を見守っていく仕事に魅力を感じたら、ぜひ65歳から保育士への挑戦を始めてみて下さい!