現在48歳です。50代になる前に保育士として転職をしたいのですが、48歳の私でも転職できますか?
2022/10/28
女性のライフステージの変化が激しい20代後半から30代を経て、自分自身の働き方を考える方が増える40代後半。
50歳という年齢を前に新しい環境に飛び込むことを考える方も増えてきますが、一方で不安を抱えることも。
そこで、今回は48歳の保育士が転職の現実をご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
48歳でも保育士転職は可能。これまでの経験をアピールポイントにできる!
経験豊富な保育士は、転職市場では多くの需要があります。
延長候補や主任など責任あるポジションでの募集から保育補助までご自身の働きやすい職種を選ぶことができるでしょう。
また、保育士としてのキャリアを再度スタートさせたい48歳であっても、時間の融通が聞いたり、これまでの人生経験から落ち着いた保育ができるなどの点が評価されることもあります。
いずれにしても48歳という年齢は保育士にとって決して転職できない年齢ではありません。
48歳は人によってライフステージが大きく異なる!自分の状況や目的に合わせて転職先を選ぶことが重要
48歳という年齢は、すでに子どもから手が離れており、仕事や自分の時間に重きを置くことができるようになった方もいれば、家庭との両立が必要となる方や、「もうすぐ手が離れるからそろそろ転職に向けて準備しておこう」という方など、様々な方がいらっしゃいます。
保育士の働き方が多様化している今、保育士転職は「時短で働きたい」「パートとして働いていたけど正社員になりたい」「給料を上げたい」などといった、自分の状況や目的に合った転職先を探すことが大切です。
48歳の保育士の主な転職理由
48歳の保育士にはさまざまなライフステージがある分、転職の理由はさまざまです。
ここからは48歳の保育士が転職を考える主な理由をご紹介します。
理由1:体力面で不安があるから
40代も後半を迎え、若い頃に比べると体力面にはどうしても衰えを感じることが増えてきます。
保育士は子どもたちを抱っこやおんぶをしたり、走り回って遊ぶ時間も多く、体力的な不安から仕事を辞めたいと考えることも増えるようです。
また、保育士の職業病ともいえる腰痛に悩まされ、保育士勤務自体に限界を感じることもあります。
理由2:人間関係で不安があるから
保育士は9割が女性といわれ、人間関係には難しいことも多いです。
若手の保育士が中心の保育園などでは、48歳の保育士は少し疎外感を感じることも多く、居心地の悪さも感じる方も多いです。
また、48歳になると自分自身が上司の立場となっている場合も多いため、職場の人間関係のトラブルに巻き込まれ、疲弊してしまうこともあります。
理由3:子どもから手が離れ、仕事に重きを置くことができるようになったから
家庭と仕事の両立をするために短時間勤務やパートなどで保育士の仕事をしていた方が、子どもに手がかからなくなったことから正職員への働き方を変えたいと転職を考えることがあります。
収入面でもやりがいなどの面でキャリアアップを考える転職もこの年齢だからこそ多くなります。
理由4:キャリアアップを考えているから
保育士としてのスキルや能力が上がって、キャリアアップを考えた場合、現在勤務している保育園ではすでにポストが埋まっていることもあります。
また、同族経営などの保育園の場合、親族でない人がキャリアアップするには限界もあります。
自分自身のキャリアを考え転職を考えている人は、園長候補や主任候補などある程度のポジションを求めて転職する場合も多いです。
48歳の保育士が転職を考える時に抱きがちな不安
年齢を重ねるごとに、転職など環境を変えることには不安があります。
ここからは48歳の保育士が新しい環境にチャレンジする際に不安に感じることや実際の転職市場での不安の実態について解説します。
<1>そもそも48歳でも応募できる求人はあるの?
これまで保育士としてキャリアを積んできた方は、即戦力としての期待から歓迎される傾向にあります。
また、しばらく子育てなどでキャリアに空白がある場合にも、ある程度時間の融通がつくなどの場合は歓迎される傾向にあります。
現在は基本的に求人の年齢制限は不問とされていますので、求人自体は多くあるでしょう。
できるだけ「未経験歓迎・第二新卒歓迎」といった求人を避け、これまでの経験を活かせる求人を選んで応募すれば、希望にあった求人に出会えることが増えます。
<2>子どもと密に接する職場は体力面が不安…。
保育園という職場である以上子どもと密接に接することは避けることが難しいです。
ただし、園長などの管理職の場合、担任を持つことが少ないため、抱っこし続けるなどといった体力的に不安を感じる仕事は減ります。
これまでの仕事からキャリアアップを目指す方は管理職の求人を探してみましょう。
一方で、キャリアアップ自体を望んでいない場合は保育補助などの仕事を探してみましょう。
衛生管理や保育士の補助などで、担任業務などに比べれば体力的には軽減された仕事になります。
また、保育士以外でも保育士資格を活かせる仕事で体力的に軽減される仕事もあります。
学童保育やベビーシッターなど、保育士としてのキャリアを活かす他の職種も検討してみることも一つです。
<3>どんな働き方があるの?
保育士不足が叫ばれ、保育士の定着などが盛んに論じられた結果、保育士の働き方は多様になりました。
派遣保育士や短時間勤務、パートやアルバイトなど、保育士の働き方は他業種に比べても多様な働き方があると言えます。
ご自身の働きたい希望「週2回、1日4時間」「フルタイム勤務(残業なし)」などご自身の希望を明確にすれば、それに準じた働き方が見つかるでしょう。
<4>パートから正社員になることはできるの?
家庭との両立などでパート勤務していた方が正社員になるケースも増えています。
パート勤務していた保育園でそのまま正社員になる場合もありますし、新しい転職先を探すこともありますが、基本的には経験者として歓迎されるでしょう。
現在は保育士不足に悩む保育園も多いため、一時パート勤務であったとしても保育士としてのキャリアを継続していたという点は経験として歓迎される場合が多いでしょう。
48歳でも十分転職して働ける!求人も豊富!ライフステージに合わせて転職先を選択しよう!
転職を考えたり、保育士に復帰したいと考えた時、48歳という年齢をネックに考える方がいますが、ここまでご紹介したとおり、求人も豊富にあり、まだまだ十分に活躍が期待されています。
30代後半から30代とライフステージが変わってしまう年代を経て、じっくり腰を据えて働くことができる世代は保育現場としても歓迎されていますので、自分自身がどんな働き方をしたいのかしっかり見据えた上で転職を考えていきましょう。
カテゴリ
保育士キャリア
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女性のライフステージの変化が激しい20代後半から30代を経て、自分自身の働き方を考える方が増える40代後半。
50歳という年齢を前に新しい環境に飛び込むことを考える方も増えてきますが、一方で不安を抱えることも。
そこで、今回は48歳の保育士が転職の現実をご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
48歳でも保育士転職は可能。これまでの経験をアピールポイントにできる!
経験豊富な保育士は、転職市場では多くの需要があります。
延長候補や主任など責任あるポジションでの募集から保育補助までご自身の働きやすい職種を選ぶことができるでしょう。
また、保育士としてのキャリアを再度スタートさせたい48歳であっても、時間の融通が聞いたり、これまでの人生経験から落ち着いた保育ができるなどの点が評価されることもあります。
いずれにしても48歳という年齢は保育士にとって決して転職できない年齢ではありません。
48歳は人によってライフステージが大きく異なる!自分の状況や目的に合わせて転職先を選ぶことが重要
48歳という年齢は、すでに子どもから手が離れており、仕事や自分の時間に重きを置くことができるようになった方もいれば、家庭との両立が必要となる方や、「もうすぐ手が離れるからそろそろ転職に向けて準備しておこう」という方など、様々な方がいらっしゃいます。
保育士の働き方が多様化している今、保育士転職は「時短で働きたい」「パートとして働いていたけど正社員になりたい」「給料を上げたい」などといった、自分の状況や目的に合った転職先を探すことが大切です。
48歳の保育士の主な転職理由
48歳の保育士にはさまざまなライフステージがある分、転職の理由はさまざまです。
ここからは48歳の保育士が転職を考える主な理由をご紹介します。
理由1:体力面で不安があるから
40代も後半を迎え、若い頃に比べると体力面にはどうしても衰えを感じることが増えてきます。
保育士は子どもたちを抱っこやおんぶをしたり、走り回って遊ぶ時間も多く、体力的な不安から仕事を辞めたいと考えることも増えるようです。
また、保育士の職業病ともいえる腰痛に悩まされ、保育士勤務自体に限界を感じることもあります。
理由2:人間関係で不安があるから
保育士は9割が女性といわれ、人間関係には難しいことも多いです。
若手の保育士が中心の保育園などでは、48歳の保育士は少し疎外感を感じることも多く、居心地の悪さも感じる方も多いです。
また、48歳になると自分自身が上司の立場となっている場合も多いため、職場の人間関係のトラブルに巻き込まれ、疲弊してしまうこともあります。
理由3:子どもから手が離れ、仕事に重きを置くことができるようになったから
家庭と仕事の両立をするために短時間勤務やパートなどで保育士の仕事をしていた方が、子どもに手がかからなくなったことから正職員への働き方を変えたいと転職を考えることがあります。
収入面でもやりがいなどの面でキャリアアップを考える転職もこの年齢だからこそ多くなります。
理由4:キャリアアップを考えているから
保育士としてのスキルや能力が上がって、キャリアアップを考えた場合、現在勤務している保育園ではすでにポストが埋まっていることもあります。
また、同族経営などの保育園の場合、親族でない人がキャリアアップするには限界もあります。
自分自身のキャリアを考え転職を考えている人は、園長候補や主任候補などある程度のポジションを求めて転職する場合も多いです。
48歳の保育士が転職を考える時に抱きがちな不安
年齢を重ねるごとに、転職など環境を変えることには不安があります。
ここからは48歳の保育士が新しい環境にチャレンジする際に不安に感じることや実際の転職市場での不安の実態について解説します。
<1>そもそも48歳でも応募できる求人はあるの?
これまで保育士としてキャリアを積んできた方は、即戦力としての期待から歓迎される傾向にあります。
また、しばらく子育てなどでキャリアに空白がある場合にも、ある程度時間の融通がつくなどの場合は歓迎される傾向にあります。
現在は基本的に求人の年齢制限は不問とされていますので、求人自体は多くあるでしょう。
できるだけ「未経験歓迎・第二新卒歓迎」といった求人を避け、これまでの経験を活かせる求人を選んで応募すれば、希望にあった求人に出会えることが増えます。
<2>子どもと密に接する職場は体力面が不安…。
保育園という職場である以上子どもと密接に接することは避けることが難しいです。
ただし、園長などの管理職の場合、担任を持つことが少ないため、抱っこし続けるなどといった体力的に不安を感じる仕事は減ります。
これまでの仕事からキャリアアップを目指す方は管理職の求人を探してみましょう。
一方で、キャリアアップ自体を望んでいない場合は保育補助などの仕事を探してみましょう。
衛生管理や保育士の補助などで、担任業務などに比べれば体力的には軽減された仕事になります。
また、保育士以外でも保育士資格を活かせる仕事で体力的に軽減される仕事もあります。
学童保育やベビーシッターなど、保育士としてのキャリアを活かす他の職種も検討してみることも一つです。
<3>どんな働き方があるの?
保育士不足が叫ばれ、保育士の定着などが盛んに論じられた結果、保育士の働き方は多様になりました。
派遣保育士や短時間勤務、パートやアルバイトなど、保育士の働き方は他業種に比べても多様な働き方があると言えます。
ご自身の働きたい希望「週2回、1日4時間」「フルタイム勤務(残業なし)」などご自身の希望を明確にすれば、それに準じた働き方が見つかるでしょう。
<4>パートから正社員になることはできるの?
家庭との両立などでパート勤務していた方が正社員になるケースも増えています。
パート勤務していた保育園でそのまま正社員になる場合もありますし、新しい転職先を探すこともありますが、基本的には経験者として歓迎されるでしょう。
現在は保育士不足に悩む保育園も多いため、一時パート勤務であったとしても保育士としてのキャリアを継続していたという点は経験として歓迎される場合が多いでしょう。
48歳でも十分転職して働ける!求人も豊富!ライフステージに合わせて転職先を選択しよう!
転職を考えたり、保育士に復帰したいと考えた時、48歳という年齢をネックに考える方がいますが、ここまでご紹介したとおり、求人も豊富にあり、まだまだ十分に活躍が期待されています。
30代後半から30代とライフステージが変わってしまう年代を経て、じっくり腰を据えて働くことができる世代は保育現場としても歓迎されていますので、自分自身がどんな働き方をしたいのかしっかり見据えた上で転職を考えていきましょう。