男性保育士です。女性ばかりで肩身が狭く、給料も低いので辞めたいですが、今後どんな選択肢がありますか?
2022/12/26
現代では、男性保育士も珍しくない時代ですが、まだまだ圧倒的に女性が多い職業です。
また、保育士は男女とも、もともと給料が低めの職業ですので、将来を不安に思う方も多いでしょう。
そこで本記事では、男性保育士が辞めたいと思う主な理由と、辞めたいと思った時にどのように行動すれば良いのか、流れと選択肢について解説します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ30年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
男性保育士はまだまだ少数派!女性が多数派の職場で悩みを抱えてしまいやすい
まず、全国の男性保育士はどのくらいいるのでしょうか。
厚生労働省の「保育士登録者数等(男女別)」の発表によると、令和2年4月時点での保育士登録者数は「1,665,549人」、そのうち男性保育士の登録者は「82,330人」となっています。
この数字は、男性保育士の割合が、わずか4%と非常に低いものであることを示しており、ここ数年割合に変化はありません。
また、同じく厚生労働省が発表する「保育士の現状と主な取組」によると、保育士全体の施設の54.8%は、女性保育士のみの施設となっており、男性保育士が全く存在しない保育園が半数以上あります。
見方を変えると、男性保育士はわずか4%しかいないにもかかわらず、半数弱の保育施設に男性保育士が在籍している、ということになります。
つまり、1つの園にいる男性保育士の数は、かなりの少数と言えます。
このような男性の少ない職場環境で、居心地が悪く、悩みを抱える男性保育士は多いのです。
男性保育士が辞めたいと思う主な理由
保育園の中で悩みを抱えやすい男性保育士ではあるものの、女性が多いことは元々わかっていた部分でもあります。
では、一体どのような理由で辞めたいと考えるのでしょうか。
ここからは男性保育士が辞めたいと思う主な理由をご紹介します。
理由1:給料が低い
保育士は、もともと男女とも給料の低い業種です。
ただし近年では、保育士不足に加え、共働き世代を支える存在として、保育士の待遇改善の取り組みを行っています。
徐々にそれらが給料に反映されており、バラツキはありますが、ここ数年で10万円以上の賃金上昇をしています。
保育士の平均年収を調査すると、下記の表の通りとなります。
表1:保育士平均年収(男女別)
引用: 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
女性保育士の平均年収と比較すると、男性保育士が高く見えます。
働く人数の少ない男性保育士は、地方よりも都会に多く勤務している傾向があり、地域差から平均的に年収が高くなるという見方ができます。
しかし、将来を考えると、結婚や出産など、経済的な不安が常につきまとうのではないでしょうか。
ちなみに、大卒の労働者の平均年収は、男性が約386万円、女性が約288万円です。
月収にすると、男性が約32万円、女性が約24万円です(出典:厚生労働省「令和3年 学歴別にみた賃金」)。
上記は、ボーナスや残業代・特別手当を含みませんので、さらに上乗せされますが、税金などが引かれるので、男性は約305万円、女性は約230万円の手取りとなります。
大卒初任給の平均手取りが男女とも約20万円と言われていますので、若いうちはそんなに差はありませんが、年を重ねるにつれ、保育士は他の職業と差が出る傾向にあります。
男性保育士が危機感を覚えるのも仕方ないでしょう。
理由2:女性ならではの人間関係に巻き込まれてしんどい
保育士業界は、まだまだ女性が圧倒的に多く、女性ならではの人間関係トラブルもあります。
女性同士は、きめ細やかで協調性・同調性に優れており、それがうまくいく時は和気あいあいとした雰囲気で働きやすい職場になります。
しかし、いったん仲がこじれると修復が難しく、ギスギスした人間関係に巻き込まれる可能性があります。
男性保育士がいるだけで、クッションとなり、良い影響を与えることもありますが、フラットな立場で接するだけで反感をかってしまうなど、とばっちりを受けることもあります。
ましてや、いじめやパワハラのターゲットにされてしまったら修復は難しいでしょう。
理由3:保護者からの理解を受けられない
「男手があったほうが助かる」「防犯上も良い」など、肯定的な意見もありますが、男性を警戒する保護者もいます。
それは、「育児は女性がするもの」といった日本の古い考えの名残りかもしれません。
保育士が以前は「保母さん」と呼ばれていたことからも「保育士は母の代わりであるべき=女性」といった考えの方もいまだにいるでしょう。
また、過去の男性保育士や男性ベビーシッターによる、不祥事ニュースなども影響しているかもしれません。
身体が大きいとか、怖そうとか、そういった部分で警戒される場合もあります。
「我が子を少しでも危険から守りたい」という気持ちから、警戒心を持つ保護者の気持ちは一旦受け止め、子どもや保護者に誠実に接し、親しみやすく、明るくふるまう事で、少しずつ信頼を積み上げていくしかありません。
理由4:重労働を任されることが多い
唯一の男手となる男性保育士は、何かと頼りにされるものです。
保育現場は、子どもたちと接するだけでなく、女性にはなかなか難しい力仕事が意外と多いのです。
重い荷物を運べる、高いところに手が届くなど、女性より力があり、体格も良い男性だからこそ、そういった事を頼まれることも多いかと思います。
男性保育士にとって、頼りにされている実感が持てて、丁寧に対応することで、信頼を積み上げるチャンスと捉えることもできますが、それが一人に集中するとなれば負担に思うこともあるでしょう。
労働条件や職場環境は自分1人では変えることが難しい!
人間関係や職場環境の悩みなら、1人で考えていても解決につながりません。
まずは誰かに相談する事をおすすめします。
同僚・先輩・上司・園長などに話しづらいと感じたら、まずは第3者の友人でもいいので、とにかく1人で抱え込まないことが大切です。
もし、先輩・上司・園長などが多忙で、相談するタイミングがない、という時でも思い切って伝え、時間を割いてもらいましょう。
しっかり話し合うことで解決できる場合も多いですし、要望を受けて改善してくれるかもしれません。
もし、相談さえ取り合ってくれない職場であれば、今後の改善も考えにくいため、退職を判断する条件にもなります。
男性保育士が「辞めたい」と思った時の2つの選択肢
体力的にもメンタル的にも限界を感じ、辞めたいと思った場合、選択肢は大きく2つあります。
1つは、転職をすること。
もう1つは、その職場から離れて体を休めることです。
以下から、さらに詳しくご紹介します。
【1】体力やメンタルに余裕があるうちに保育園以外の職場に転職する
保育園以外にも、男性保育士が活躍できる職場や、男性として求められている職場が多数あります。
障害児施設や児童館・学童保育などは、保育士も活躍できるうえ、比較的男性の職員もいます。
保育園という女性ばかりの職場と違い、同性の同僚ができて働きやすくなるかもしれません。
保育士をやめて一般企業で働きたいという場合、まったくの異業種で不安に思う方もいるかもしれませんが、保育士の経験、子どもや保護者とのコミュニケーションスキル、子どもの目線に立てる、といった人材を求めている企業もあります。
情報を集めたり、転職活動をしたりすることは、非常にパワーがいるので、体力やメンタルに余裕があるうちに動いてみるのもひとつです。
【2】体力的にもメンタル的にも限界が来ている場合は、休職や退職をする
体力やメンタルに限界を感じたら、無理をすることはおすすめできません。
我慢しすぎると、体を壊すなど、取り返しのつかないことになりかねないのです。
自分の心身が追い込まれているということを軽視せず、まずは休職などの検討を保育園に相談してみましょう。
休職を認めてもらえない場合や、すでに限界を迎えて出勤さえできない場合は、退職も視野に入れてみることが必要です。
そんな時は、一度病院に行って診断を受けると、休職や退職がスムーズになる可能性があがります。
思い切って、自分の心身を一番に考えて行動しましょう。
男性保育士が活躍できる保育園以外の転職先
実は、男性保育士には、保育園以外に保育士のスキルと経験を活かせる職種があります。
どのような職場が男性保育士の経験、スキルを求めているのか一部ご紹介します。
障害児施設
障害児施設は、障がいのある子どもの療育施設のため、保育士のほか、ドクターや理学療法士・作業療法士、社会福祉士といった様々な職種の方が勤務しているため、保育園より男性の比率が高くなっています。
そのため、女性ならではの人間関係に巻き込まれたり、重労働が自分一人に集中したり、といったことは起こりにくいです。
また、保育園で感じた男性としての疎外感のようなものは感じにくく、同性の同僚も多数います。
保育士人材会社
保育士専門の人材派遣会社は、保育士が活躍できる企業です。
転職やブランクからの復帰、結婚や介護など、自身のライフスタイルに合わせて働きたい方など、様々な保育士と人材を求めている企業とのマッチングをサポートする仕事です。
保育士の経験から、現場の声がわかり、保育士目線で働くことができるでしょう。
求職者の目線に立てるのも強みです。
保育園運営会社
保育園を運営する会社で、本部スタッフとして働くという選択もできます。
保育士として、実際に経験を積んできたからこその視点やスキルを活かして、保育園の運営サポートを行うことができるでしょう。
本部スタッフというと、保育業務とかけ離れたデスクワークが多いように想像しますが、営業やエリアマネージャーなど様々な職種があり、保育士経験を求められるケースもあります。
こういった職種にチャレンジするのも選択肢のひとつです。
保育士が辞める場合の一般的なフロー
保育士でも、それ以外でも、退職の一般的なフローは同じです。
退職の意思について、法的には退職希望日の14日前までに申告をするように定められていますが、一般的には1ヶ月程度前に申告するのが良いとされています。
まずは、直属の上司に退職意思を伝え、その後園長に伝えます。
その後、保育園側から退職に関する書類等が発行されますので提出します。
退職日には保険証や貸与品の返却を行い退職となります。
一緒に働く同僚などに伝える場合は、保育園側の指示に従うようにしましょう。
職場の環境などに配慮して、情報の解禁日を設ける保育園もあります。
また、引き継ぎについても、後任者が困ることのないようにしっかりと行うことで、あなた自身の今後の成長に繋がります。
園児や保護者へ退職を伝えるかどうかも保育園の方針によります。
担当した園児や保護者、お世話になった方々に直接自分から伝えたい、という気持ちがあっても、保育園によって方針が違いますので確認して守りましょう。
影響を考えて、退職日まで内密にし、退職後にプリントのみで伝える保育園もあります。
周囲への混乱を招かないためにも、退職についてどのように伝えるかは、園長や上司に聞いてから進めるようにしましょう。
体力的にもメンタル的にも余裕がない場合は、まずは今の状況から離れる判断をしよう!
男性保育士として保育園で働く中で、女性同士ならではの人間関係に巻き込まれたり、異性であるがゆえのトラブルが発生したり、給料や待遇面で将来に不安を感じたり、理由は様々ですが、必ず1人で抱え込まないようにしましょう。
残念なことに、周囲に相談すると「甘え」と言われることがあるかもしれません。
実際、我慢を続けることで成長できる場合もあります。
しかし、体力やメンタルに余裕がない時や、これ以上信頼関係が築けないと判断した場合は、現状から離れることを考え、早めに決断することも大切です。
休職や退職を申し出る事には、かなりのパワーが必要になり、転職活動も並行する場合はさらに体力も必要です。
カテゴリ
保育士キャリア
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現代では、男性保育士も珍しくない時代ですが、まだまだ圧倒的に女性が多い職業です。
また、保育士は男女とも、もともと給料が低めの職業ですので、将来を不安に思う方も多いでしょう。
そこで本記事では、男性保育士が辞めたいと思う主な理由と、辞めたいと思った時にどのように行動すれば良いのか、流れと選択肢について解説します。

【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ30年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
男性保育士はまだまだ少数派!女性が多数派の職場で悩みを抱えてしまいやすい
まず、全国の男性保育士はどのくらいいるのでしょうか。
厚生労働省の「保育士登録者数等(男女別)」の発表によると、令和2年4月時点での保育士登録者数は「1,665,549人」、そのうち男性保育士の登録者は「82,330人」となっています。
この数字は、男性保育士の割合が、わずか4%と非常に低いものであることを示しており、ここ数年割合に変化はありません。
また、同じく厚生労働省が発表する「保育士の現状と主な取組」によると、保育士全体の施設の54.8%は、女性保育士のみの施設となっており、男性保育士が全く存在しない保育園が半数以上あります。
見方を変えると、男性保育士はわずか4%しかいないにもかかわらず、半数弱の保育施設に男性保育士が在籍している、ということになります。
つまり、1つの園にいる男性保育士の数は、かなりの少数と言えます。
このような男性の少ない職場環境で、居心地が悪く、悩みを抱える男性保育士は多いのです。
男性保育士が辞めたいと思う主な理由
保育園の中で悩みを抱えやすい男性保育士ではあるものの、女性が多いことは元々わかっていた部分でもあります。
では、一体どのような理由で辞めたいと考えるのでしょうか。
ここからは男性保育士が辞めたいと思う主な理由をご紹介します。
理由1:給料が低い
保育士は、もともと男女とも給料の低い業種です。
ただし近年では、保育士不足に加え、共働き世代を支える存在として、保育士の待遇改善の取り組みを行っています。
徐々にそれらが給料に反映されており、バラツキはありますが、ここ数年で10万円以上の賃金上昇をしています。
保育士の平均年収を調査すると、下記の表の通りとなります。
表1:保育士平均年収(男女別)
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引用: 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
女性保育士の平均年収と比較すると、男性保育士が高く見えます。
働く人数の少ない男性保育士は、地方よりも都会に多く勤務している傾向があり、地域差から平均的に年収が高くなるという見方ができます。
しかし、将来を考えると、結婚や出産など、経済的な不安が常につきまとうのではないでしょうか。
ちなみに、大卒の労働者の平均年収は、男性が約386万円、女性が約288万円です。
月収にすると、男性が約32万円、女性が約24万円です(出典:厚生労働省「令和3年 学歴別にみた賃金」)。
上記は、ボーナスや残業代・特別手当を含みませんので、さらに上乗せされますが、税金などが引かれるので、男性は約305万円、女性は約230万円の手取りとなります。
大卒初任給の平均手取りが男女とも約20万円と言われていますので、若いうちはそんなに差はありませんが、年を重ねるにつれ、保育士は他の職業と差が出る傾向にあります。
男性保育士が危機感を覚えるのも仕方ないでしょう。
理由2:女性ならではの人間関係に巻き込まれてしんどい
保育士業界は、まだまだ女性が圧倒的に多く、女性ならではの人間関係トラブルもあります。
女性同士は、きめ細やかで協調性・同調性に優れており、それがうまくいく時は和気あいあいとした雰囲気で働きやすい職場になります。
しかし、いったん仲がこじれると修復が難しく、ギスギスした人間関係に巻き込まれる可能性があります。
男性保育士がいるだけで、クッションとなり、良い影響を与えることもありますが、フラットな立場で接するだけで反感をかってしまうなど、とばっちりを受けることもあります。
ましてや、いじめやパワハラのターゲットにされてしまったら修復は難しいでしょう。
理由3:保護者からの理解を受けられない
「男手があったほうが助かる」「防犯上も良い」など、肯定的な意見もありますが、男性を警戒する保護者もいます。
それは、「育児は女性がするもの」といった日本の古い考えの名残りかもしれません。
保育士が以前は「保母さん」と呼ばれていたことからも「保育士は母の代わりであるべき=女性」といった考えの方もいまだにいるでしょう。
また、過去の男性保育士や男性ベビーシッターによる、不祥事ニュースなども影響しているかもしれません。
身体が大きいとか、怖そうとか、そういった部分で警戒される場合もあります。
「我が子を少しでも危険から守りたい」という気持ちから、警戒心を持つ保護者の気持ちは一旦受け止め、子どもや保護者に誠実に接し、親しみやすく、明るくふるまう事で、少しずつ信頼を積み上げていくしかありません。
理由4:重労働を任されることが多い
唯一の男手となる男性保育士は、何かと頼りにされるものです。
保育現場は、子どもたちと接するだけでなく、女性にはなかなか難しい力仕事が意外と多いのです。
重い荷物を運べる、高いところに手が届くなど、女性より力があり、体格も良い男性だからこそ、そういった事を頼まれることも多いかと思います。
男性保育士にとって、頼りにされている実感が持てて、丁寧に対応することで、信頼を積み上げるチャンスと捉えることもできますが、それが一人に集中するとなれば負担に思うこともあるでしょう。
労働条件や職場環境は自分1人では変えることが難しい!
人間関係や職場環境の悩みなら、1人で考えていても解決につながりません。
まずは誰かに相談する事をおすすめします。
同僚・先輩・上司・園長などに話しづらいと感じたら、まずは第3者の友人でもいいので、とにかく1人で抱え込まないことが大切です。
もし、先輩・上司・園長などが多忙で、相談するタイミングがない、という時でも思い切って伝え、時間を割いてもらいましょう。
しっかり話し合うことで解決できる場合も多いですし、要望を受けて改善してくれるかもしれません。
もし、相談さえ取り合ってくれない職場であれば、今後の改善も考えにくいため、退職を判断する条件にもなります。
男性保育士が「辞めたい」と思った時の2つの選択肢
体力的にもメンタル的にも限界を感じ、辞めたいと思った場合、選択肢は大きく2つあります。
1つは、転職をすること。
もう1つは、その職場から離れて体を休めることです。
以下から、さらに詳しくご紹介します。
【1】体力やメンタルに余裕があるうちに保育園以外の職場に転職する
保育園以外にも、男性保育士が活躍できる職場や、男性として求められている職場が多数あります。
障害児施設や児童館・学童保育などは、保育士も活躍できるうえ、比較的男性の職員もいます。
保育園という女性ばかりの職場と違い、同性の同僚ができて働きやすくなるかもしれません。
保育士をやめて一般企業で働きたいという場合、まったくの異業種で不安に思う方もいるかもしれませんが、保育士の経験、子どもや保護者とのコミュニケーションスキル、子どもの目線に立てる、といった人材を求めている企業もあります。
情報を集めたり、転職活動をしたりすることは、非常にパワーがいるので、体力やメンタルに余裕があるうちに動いてみるのもひとつです。
【2】体力的にもメンタル的にも限界が来ている場合は、休職や退職をする
体力やメンタルに限界を感じたら、無理をすることはおすすめできません。
我慢しすぎると、体を壊すなど、取り返しのつかないことになりかねないのです。
自分の心身が追い込まれているということを軽視せず、まずは休職などの検討を保育園に相談してみましょう。
休職を認めてもらえない場合や、すでに限界を迎えて出勤さえできない場合は、退職も視野に入れてみることが必要です。
そんな時は、一度病院に行って診断を受けると、休職や退職がスムーズになる可能性があがります。
思い切って、自分の心身を一番に考えて行動しましょう。
男性保育士が活躍できる保育園以外の転職先
実は、男性保育士には、保育園以外に保育士のスキルと経験を活かせる職種があります。
どのような職場が男性保育士の経験、スキルを求めているのか一部ご紹介します。
障害児施設
障害児施設は、障がいのある子どもの療育施設のため、保育士のほか、ドクターや理学療法士・作業療法士、社会福祉士といった様々な職種の方が勤務しているため、保育園より男性の比率が高くなっています。
そのため、女性ならではの人間関係に巻き込まれたり、重労働が自分一人に集中したり、といったことは起こりにくいです。
また、保育園で感じた男性としての疎外感のようなものは感じにくく、同性の同僚も多数います。
保育士人材会社
保育士専門の人材派遣会社は、保育士が活躍できる企業です。
転職やブランクからの復帰、結婚や介護など、自身のライフスタイルに合わせて働きたい方など、様々な保育士と人材を求めている企業とのマッチングをサポートする仕事です。
保育士の経験から、現場の声がわかり、保育士目線で働くことができるでしょう。
求職者の目線に立てるのも強みです。
保育園運営会社
保育園を運営する会社で、本部スタッフとして働くという選択もできます。
保育士として、実際に経験を積んできたからこその視点やスキルを活かして、保育園の運営サポートを行うことができるでしょう。
本部スタッフというと、保育業務とかけ離れたデスクワークが多いように想像しますが、営業やエリアマネージャーなど様々な職種があり、保育士経験を求められるケースもあります。
こういった職種にチャレンジするのも選択肢のひとつです。
保育士が辞める場合の一般的なフロー
保育士でも、それ以外でも、退職の一般的なフローは同じです。
退職の意思について、法的には退職希望日の14日前までに申告をするように定められていますが、一般的には1ヶ月程度前に申告するのが良いとされています。
まずは、直属の上司に退職意思を伝え、その後園長に伝えます。
その後、保育園側から退職に関する書類等が発行されますので提出します。
退職日には保険証や貸与品の返却を行い退職となります。
一緒に働く同僚などに伝える場合は、保育園側の指示に従うようにしましょう。
職場の環境などに配慮して、情報の解禁日を設ける保育園もあります。
また、引き継ぎについても、後任者が困ることのないようにしっかりと行うことで、あなた自身の今後の成長に繋がります。
園児や保護者へ退職を伝えるかどうかも保育園の方針によります。
担当した園児や保護者、お世話になった方々に直接自分から伝えたい、という気持ちがあっても、保育園によって方針が違いますので確認して守りましょう。
影響を考えて、退職日まで内密にし、退職後にプリントのみで伝える保育園もあります。
周囲への混乱を招かないためにも、退職についてどのように伝えるかは、園長や上司に聞いてから進めるようにしましょう。
体力的にもメンタル的にも余裕がない場合は、まずは今の状況から離れる判断をしよう!
男性保育士として保育園で働く中で、女性同士ならではの人間関係に巻き込まれたり、異性であるがゆえのトラブルが発生したり、給料や待遇面で将来に不安を感じたり、理由は様々ですが、必ず1人で抱え込まないようにしましょう。
残念なことに、周囲に相談すると「甘え」と言われることがあるかもしれません。
実際、我慢を続けることで成長できる場合もあります。
しかし、体力やメンタルに余裕がない時や、これ以上信頼関係が築けないと判断した場合は、現状から離れることを考え、早めに決断することも大切です。
休職や退職を申し出る事には、かなりのパワーが必要になり、転職活動も並行する場合はさらに体力も必要です。