保育のコラム

園長の言動が本当にストレスで辞めたいです。でもこれからどう行動していけばよいか分からず辛いです。

2023/05/29

保育士が働くうえで、職場が働きやすい環境か働きづらい環境かは、園の雰囲気や園長の影響が大きいです。

そればかりではありませんが、園長の言動や保育に対する姿勢等がストレスになり悩んでいる保育士は多いですね。

この記事では、園長が原因で「辞めたい」と考える保育士が、どう選択して行動していけばよいかを解説しています。

 

「園長の人柄」は保育士が自分らしく働くための重要な要素となっている

「園長の人柄」は、保育士や保育園全体、そして園児にも多大な影響を与えます。

その園の雰囲気は、園長で決まると言っても過言ではありません。

したがって、保育士がのびのびと働けるかは園長にかかっており、自分らしく働くためには、「園長の人柄」が重要な要素なのです。

 

資料 保育士9割が人間関係に悩み - 転職する際に重視することは? によると、転職する際に重要視するポイントとして、「園長の人柄」(38.2%)が第3位にあがっています。

また、転職理由として、「人間関係に悩みはあるが、他の理由で転職を決意した」46.9%、「人間関係が、転職の直接的理由である」42.2%とあわせて89.1%、およそ9割もの保育士が人間関係の悩みを抱えていることがわかります。

さらに、その中でも「園長/施設長」(54.3%)と、園長との人間関係に悩んでいる保育士が半数以上という結果でした。

 

さらに、東京都が実施している「令和4年 東京都保育士実態調査」によると、いかに保育士にとって人間関係が重要であるかを理解できるデータが出ました。

 詳しくは以下にまとめましたのでご覧ください。

 

Q1:職場選択時に重視した項目(複数回答)※保育士就業中の者

1位 勤務地(72.3%)

2位 職場の人間関係(51.9%)

3位 給与が高いこと(38.5%)

 

Q2:現在の職場で働き続けるために充実を希望する項目(複数回答)※保育士就業中の者

1位 給与(79.4%)

2位 職場の人間関係(58.0%)

3位 休暇(52.8%)

 

Q3:保育士を辞めた理由(複数回答)※過去に保育士就業経験がある者

1位 職場の人間関係(31.5%)

2位 仕事量が多い(23.1%)

3位 給料が安い(22.1%)

 

いかがでしょうか?

園長に限らずですが、保育士が職場で重要視している大きな項目が「職場の人間関係」であることがよくわかるかと思います。

 

<参考記事>

保育士9割が人間関係に悩み - 転職する際に重視することは? | マイナビニュース 

東京都「令和4年 東京都保育士実態調査

 

園長が原因で保育士を辞めたいと思う主な理由

それでは、園長が原因で保育士を辞めたいと思う主な理由を見てみましょう。

 

理由1:保育に対する姿勢や価値観が合わない

園長の園児への接し方、保育に対する姿勢など、普段の行動を見てモヤモヤしてしまう場合があります。

保育に対する考え方など価値観が合わないと感じるたび、ストレスを感じるでしょう。 

 

園長の保育に対する姿勢や価値観は、他の職員にも影響されますし、園全体の雰囲気に影響を及ぼします。

新しい考えや時代の流れを取り入れずに、職員の意見も聞かないようなワンマン経営の長だと、歩み寄る可能性もなくなり「辞めたい」と考えに至ってしまいます。

 

理由2:現場を理解していない指示が多い

手が空いている時間帯に保育補助に入ったり、マメに様子を見に来たり、現場を理解しようという姿勢を取る園長は非常にありがたく感じますが、必ずしもそうでない園長もいます。 

まったく現場を理解していないのに無茶な指示を出してくる園長だと、現場はさらに混乱することもあり、保育士がイラっとする原因でもあります。

そういう事が頻繁に続くと「辞めたい」と思うようです。

 

理由3:トラブルが起きた際に責任を逃れるような発言をする

トラブルが起きた際には、園の責任者として園長が前面に出るのは当然の事です。

しかし、自分は見ていなかったなどを言い訳に、責任を逃れるような発言をする園長もいます。

そのような事があると、信頼関係は築けずに不信感だけが募り、行く先が不安で「辞めたい」と感じるようです。

 

理由4:パワハラに該当する言動がある

何かあるとすぐ叱責してくる、怒鳴って暴言を吐く、気分にムラがあり機嫌が悪いとヒステリックになる、などパワハラな言動をする園長がいます。

子どもの前だろうが、他の職員の前だろうが、罵詈雑言を浴びせてくるような信じられない園長もいます。

 

パワハラを受けると、保育士は萎縮し、追い詰められ退職に追い込まれる職員もいるのです。

パワハラと思われる言動があると、「辞めたい」と思うのは当然のことです。

 

理由5:何かにつけて嫌味を言われる

前述したパワハラほどではないにせよ、ネチネチ嫌味を言ってくる園長もいます。

保育に関する熱心な指導などではなく、理不尽極まりない事も。

 

「保育士に向いてないんじゃないの?」「なんでそんなことも出来ないの?」「〇〇先生は出来るのにね」などとチクチク言われると、次第にメンタルに影響を及ぼし、「辞めたい」と思うでしょう。

 

理由6:職員によって態度が違う

園長のように人の上に立つ立場の人は、誰にでも平等に接しないといけません。

しかし、自分の言う事を必ず聞くイエスマンな部下だけを贔屓して、意見を言ってくる保育士や、個人的に気に入らない保育士に強く当たるなど、あきらかに態度が違う園長がいるようです。

そのような園長だと「辞めたい」と思うのは当然かもしれません。

 

理由7:日によって言うことが変わる

気分にムラがあり、言う事に一貫性がなく、日によって言う事が変わるタイプの園長がいます。

指示が二転三転したり、意見がコロコロ変わったりすれば、現場が混乱する原因にもなるでしょう。

そのような園長だと信用できなくなり、「辞めたい」と感じるようです。

 

園長の考えや言動を変えるのは難しい!辞めたいと思ったら自分から環境を変えることが大切!

園長の考えや言動を変える事は、正直難しいと言えます。

責任感が強い保育士さんだと、「ここで辞めても良いのだろうか?」と思いとどまったり、「子ども達のために、園のために」などと頑張りすぎてしまったり。

もしも、「辞めたい」と思ったら、自分の環境を変える事の方が大切です。

 

ただし、パワハラに該当する言動がある場合は、労働局または労働基準監督署に相談する方法もある

ただし、すぐに転職を決める前に、パワハラに該当する言動があるならば、労働局または労働基準監督署に相談する方法もあり、必要に応じて園長側に助言や指導をしてもらえます。 

労働基準監督署が聞き取り調査に入るとなると、この先、保育園に残って仕事がしづらいかもしれませんが、園長に厳重注意などが入れば改善される可能性が高まります。

 

パワハラ発言をする側は、パワハラだと思っていない場合が多々ありますので、第三者の公的機関が入ることで効き目があるはずです。

いったん相談してみる、という選択肢も検討してみましょう。

 

園長が原因で保育士を辞めたい場合の判断基準

園長が原因で保育士を辞めたいと思った際に起こすべき行動は、どのような状況かによって変わります。

ここでは、その判断基準を見てみましょう。

 

判断1:パワハラを受けている場合や園長の言動により心身ともに限界が来ている場合は、すぐに休職や退職をしよう

パワハラを受けている場合や、園長の言動で心身ともに限界が来ている場合は、まず休養することが大切です。

ここで、無理をすると、取り返しのつかないことになります。

 

自分の心と体を最優先に判断し、休職や退職を検討しましょう。

行動を起こす際にスムーズに進めるためのコツが2つあります。

 

園長に休職の相談をするのが難しい場合は、先に病院を受診して医師に休職の判断をしてもらおう

園長が原因で心身に不調をきたしているので、園長に休職の相談をするのは難しいでしょう。

しかし、まずは直属の上司に言うとしても、最終的には園長に相談しなければならないのが保育園です。

 

そこで、先に病院を受診して医師に休職すべきかを判断してもらい、必要に応じて診断書を書いてもらう事をオススメします。

医師の診断書があれば、園長はそれを受け入れるしかないのでスムーズに話が進むはずです。

 

自分で退職手続きをするのが難しい場合は、退職代行サービスなどを利用するのも1つの方法!

退職を決意した場合も同様に、診断書を用意して「期限付きの休養ではなく、ゆっくり休みたい、いったん職場を離れたい」といった気持をはっきり伝えると、スムーズに話が進む可能性があります。

しかし、どうしても話をする事が難しい場合もあるでしょう。 

もし、自分で退職の手続きをするのが難しい時は、退職代行サービスを利用するのも選択肢のひとつです。

 

判断2:心身ともに問題がない場合は、転職を考えよう

転職活動をするには、それなりのパワーが必要です。

もし、心身ともに問題がなく、動ける状況であれば転職活動を始めると良いでしょう。

転職活動をひそかに進めながら退職の時期を考えます。

 

保育士を辞める場合の一般的なフロー

退職を考えた時に最初に行う事は、退職の意思を伝える事です。 

どうしても無理な時は、退職代行サービスを利用するのも手ですが、メンタルや体力に余裕があるなら、自分で順序だてて行います。

 

法的には、退職希望日の14日前までに申告をするように法律で定められていますが、引継ぎなどの観点から、一般的には1ヶ月ほど前に申告するのが良いとされています。 

まずは、直属の上司である主任保育士などに退職の意思を伝え、その後園長に伝えます。

 

園長が原因なので言いづらいかもしれませんが、伝えられるならハッキリと意思を伝えましょう。 

その後、保育園側から退職に関する書類などが発行されますので提出します。

 

退職日には、保険証や貸与品の返却を行い退職となります。 

一緒に働く同僚や先輩に伝える場合は、保育園側の指示に従うようにしましょう。

 

職場の環境に配慮して、情報の解禁日を設ける保育園もあります。 

また、引き継ぎについても、後任者が困ることのないように行いましょう。

 

子どもたちや保護者へ退職を伝えるかどうかは保育園の方針によります。 

直接自分から伝えたい気持ちがあっても、保育園側の指示に従ってください。 

 

今後の影響を考えて、退職日を掲示板に貼り出したり、退職後にプリントなどで伝えたりするなど保育園側にも方針があります。 

周囲への混乱を招かないためにも、退職についてどのように伝えるかは、園長や上司に確認してから進めるようにしましょう。

 

園長が原因で保育士を辞めたいと思ったら、自分から行動を起こすことが大切!

園長と合わないと、保育士としてはつらいです。

やりたいことも出来ず、いつも園長の顔色をうかがい、ストレスを抱えながら働くような状況になってしまいます。 

 

園長や保育園の体質は、すぐには改善されることはないので、つらいと感じた時は自分の気持ちや体調を最優先に休職や退職を検討しましょう。

園長が原因で保育士を辞めたいと思ったら、自分から行動を起こすことが大切です。

 

 

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