保育のコラム

30代保育士の平均年収は397万5,300円!年収を上げる方法も解説

2024/05/15

30代は、保育士としてのキャリアを築き、収入アップを目指すのに最適な時期です。

経験とスキルを活かして、より責任のある仕事に挑戦したり、専門性を磨いたりすることで年収アップを目指せるでしょう。

 

本記事では、30代保育士の平均年収や、年収を上げるための方法などを詳しく解説していきます。

30代を充実させたい保育士の方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

30代保育士の平均年収は389万2,900円

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、30代保育士の平均月給・年収は以下の「表1」の通りになります。

30代前半の30~34歳、後半の35~39歳に分けて記載し、前半・後半を合わせた平均年収は「397万5,300円」となりました。

ご覧のとおり、30代後半の方が月給で1万3,500円、年収では23万7,900円多いことがわかります。

 

表1:30代保育士の平均月給・平均年収(男女計)

年齢

月給

年収

30〜34歳

26万4,300円

385万6,300円

35〜39歳

27万7,800円

409万4,200円

30代平均

27万1,100円

397万5,300円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※年収は「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

 

 

男女別の平均年収

次に、30代保育士の平均月給・年収を、男女別に分けて見ていきましょう。

下記の「表2」は30代男性保育士、「表3」は30代女性保育士になります。

 

まず、30代男性保育士を見てみましょう。

30代男性保育士の場合、平均月給・年収ともに30代後半(35~39歳)の方が多くなっており、月給は4万6,600円、年収は50万5,900円も多くなっています。

 

次に、30代の女性保育士を見てみましょう。

30代女性保育士も、男性保育士と同様に、30代後半(35~39歳)の方が多く、月給は1万100円、年収は20万7,400円多くなっています。

まとめると、男女別に見た30代保育士の平均月給・年収は、男女ともに30代後半(35~39歳)が多いという結果となりました。

 

最後に、男性保育士と女性保育士を比較してみるとどうなるでしょうか。

平均月給・年収ともに男性保育士の方が多く、月給では5万6,300円、年収は96万7,200円の差となりました。

保育士は、基本的に勤続年数の長さや、手当などが給料に大きく反映されます。

そのため、男性保育士の場合は、出産などによる離職が少ないことや、家族を持つことでもらえる扶養手当などから、平均年収が高くなったと考えられます。

 

表2:30代保育士の平均月給・平均年収(男性)

年齢

月給

年収

30〜34歳

29万9,200円

460万5,700円

35〜39歳

34万5,800円

511万1,600円

30代男性平均

32万2,500円

485万8,700円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※年収は「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

 

表3:30代保育士の平均月給・平均年収(女性)

年齢

月給

年収

30〜34歳

26万1,100円

378万7,800円

35〜39歳

27万1,200円

399万5,200円

30代女性平均

26万6,200円

389万1,500円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※年収は「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

 

規模別の平均年収

保育園の規模によっても保育士の年収が変化することをご存知でしょうか?

以下の「表4」「表5」では、保育園の規模の違いによる30代保育士の平均月給・年収を記載しました。

「表4」は30代前半(30~34歳)、「表5」は30代後半(35~39歳)になります。

 

表4:保育園の規模別 30代前半(30~34歳)保育士の平均月給・平均年収

規模

月給

年収

10〜99人

25万5,400円

370万5,200円

100〜999人

26万9,400円

411万7,700円

1000人以上

29万3,200円

401万6,600円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※年収は「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

 

表5:保育園の規模別 30代後半(35~39歳)保育士の平均月給・平均年収

規模

月給

年収

10〜99人

27万6,700円

409万7,600円

100〜999人

28万2,500円

417万5,600円

1000人以上

26万8,900円

364万3,900円

参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査

※年収は「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与その他特別給与額」で計算

 

30代保育士が年収をアップさせる方法

ここからは、30代保育士が年収をアップさせる方法について5つご紹介します。

あなたにあった方法が見つかれば、それぞれの方法を組み合わせるなどして、年収アップに繋げてみてください。

 

方法1:キャリアアップする

1つ目の方法は、キャリアアップすることです。

「園長」や「主任保育士」といった役職に就くことで、年収をアップさせることができます。

 

最近では、政府によって「副主任保育士」「専門リーダー」「職務分野別リーダー」という新しい役職も設立されました。

これによって、中堅や若手保育士でも、キャリアアップを目指せるようになり、比較的早い段階で年収アップが可能となりました。

 

ただし、キャリアアップするためには、専門知識やマネジメントなど多くの能力が求められます。

日々の実践を通じて、自身の能力を高めていくことが大切です。

 

方法2:キャリアアップ研修を修了する

2つ目の方法は、キャリアアップ研修を修了することです。

キャリアアップ研修とは、正式には「保育士等キャリアアップ研修」といって、保育士の給料アップや、専門性の向上などを目的に国が定めた制度のひとつです。

キャリアアップ研修を修了し、新しく設立された役職である「副主任保育士」「専門リーダー」「職務分野別リーダー」に就任できれば、月5千円~4万円の給料アップが可能となります。

 

ただし、役職の枠が決まっていますので、研修を修了した全員が必ず役職に就けるわけではありません。

前提として、キャリアアップ研修を受けることができるのは、ある程度の経験を積み、一定の条件をクリアした保育士となります。

 

下記の「表6」では、30代保育士が新役職にキャリアアップするための条件をまとめました。

役職によって、キャリアアップ研修を修了しなければならない分野や、経験年数などもあるので、30代保育士として年収アップを狙っている方は参考にしてみてください。

 

表6:保育士の新役職にキャリアアップするための条件

役職

キャリアアップの条件

副主任保育士

・経験年数がおおむね7年以上

・職務分野別リーダーを経験 

・マネジメント研修+3つ以上の分野研修を修了

専門リーダー

・経験年数がおおむね7年以上

・職務分野別リーダーを経験 

・4つ以上の分野研修を修了

職務分野別リーダー

・経験年数がおおむね3年以上

・担当する分野研修を修了

参考:子ども家庭庁「 処遇改善等加算IIの仕組み

 

さらに詳しく知りたい方は、過去の保育のコラム

保育士等キャリアアップ研修とは?処遇改善によって給料はどう変わるの?」をご覧ください。

 

方法3:資格を取得する

3つ目の方法は、資格を取得することです。

ただし、資格といっても保育に関係ない資格や、需要がない資格では、取得しても評価をされず年収アップは見込めません。

資格を取得する際は、必ず保育園や保護者などに求められているものを選ぶようにしましょう。

 

求められている資格を取得することで、まわりから必要な人材と見なされ、年収アップの可能性が高まります。

勤務している保育園がどんな資格を求めているのか、しっかり相談したうえで取得を目指すことが大切です。

以下の「表7」では、保育士のオススメの資格をまとめましたので、参考にしてみてください。

 

表7:保育士にオススメの資格

資格

理由

幼稚園教諭免許

保育園での教育的な活動に携わる場合に重宝され、幼稚園教諭の資格保有者は高く評価されています。

 

近年増加している認定こども園でも資格を持つことで活躍の場は大きく広がるでしょう。

英語力の資格

グローバル化に伴い、英語教育を行う保育施設から需要が高まっています。

 

TOEICやTOEFLなどの資格を持つことで、子どもだけでなく、保護者も含めた国際的な保育ニーズに対応することができます。

リトミック指導員

リトミックとは、音楽を通して子どもの感性や表現力を育てる指導法のこと。

 

最近では、導入している園や保護者からの希望も増えており、需要が高まっています。

保育カウンセラー

子どもだけでなく、保護者や保育園の職員も含めたメンタルケアのニーズが高まっています。

 

保育士のスキルとカウンセリングスキルを組み合わせることで、保育現場で起こるたくさんの課題を解決できる人材になるでしょう。

 

方法4:公立保育園に転職する

4つ目の方法は、公立保育園に転職することです。

公立保育園の保育士(公務員保育士)になれば、地方公務員と同じ給料システムなので、勤続年数に応じて毎年給料が上がっていきます。

はじめは、私立保育園とあまり給料差がないかもしれませんが、勤続年数を重ねることで確実に年収がアップしてくるでしょう。

 

ただし、保育園以外にも、児童発達支援センター、障がい児入所施設、児童養護施設、乳児院など、自治体が運営する施設に配属される可能性もあります。

公立保育園に転職する場合は、まず地方自治体で公務員試験を受けて合格しなければなりません。

 

その際、年齢制限、居住制限などが関わってくる場合もあります。

転職を希望する場合は、公立保育園のある自治体に問い合わせをしておくとよいでしょう。

 

方法5:年収が高いまたはキャリアアップしやすい職場に転職する

5つ目の方法は、年収が高いまたはキャリアアップしやすい職場に転職することです。

たとえば、大企業が運営する企業主導型の保育園で働けば、一般的な保育園よりも年収アップが期待できる場合があります。

大都市圏の保育園では、高い生活コストを考慮した給料水準が一般的なので、地方に比べると年収が高めに設定されていることが多いです。

 

一方で、キャリアアップのチャンスが大きい職場は、規模の大きい保育園です。

大規模園ほど役職のウェイトが大きくなるので、役職に就けば役職手当が付与されて年収アップにつながります。

 

今すぐ年収を上げたい場合は転職するのが一番の近道!

いかがでしたか?

今回は、30代保育士の平均年収を見ていきながら、年収をアップさせる方法についてご紹介してきました。

その中でも、今すぐ年収を上げたい場合は「転職」が一番の近道でしょう。

 

そして、転職を考えたときは、保育専門の求人サイトを活用することをオススメします。

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