保育士の離職率は高い?低い?長く働き続けるためのポイントは?
2024/07/11
突然ですが、保育士の離職率って気になりませんか?
保育士は、子どもたちの命を預かり、成長を見守るとてもやりがいのある仕事です。
一方で、給料の低さや仕事量の多さ、人間関係などから離職率の高さを耳にすることも。
「やっぱり保育士の離職率って高いのかな?」
「これから保育士として働きたいけど、最近の状況はどうなっているの?」
「保育士として働き始めても、職場に馴染めなかったらどうしよう……」
といったような疑問や不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
実は、保育士の離職率について意外に知られていない事実があるのです。
そこで今回は、保育士の離職率にスポットをあてて、離職率が高い保育園の共通点や、保育園で長く働き続けるためのポイントなどを詳しく紹介していきます。
保育士の離職率について、気になる部分を深掘りしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
保育士の離職率はどれくらい?
離職率が高いイメージがある保育士。
では、実際の保育士の離職率はどのくらいなのでしょうか?
厚生労働省「保育士の現状と主な取組」によると、保育士の離職率は、全体で9.3%、公立保育園で5.9%、私立保育園で10.7%という結果でした。
公立保育園と比べて、私立保育園の保育士の離職率は、約1.8倍高くなっています。
公立保育園で働く保育士は、地方公務員となるため、給料面の安定が低い離職率につながっていると考えられます。
詳しくは、以下の「表1」のとおりになります。
表1:保育士の離職率
事業所区分
離職率
全体
9.3%
公立保育園
5.9%
私立保育園
10.7%
参考:厚生労働省「保育士の現状と主な取組」
社会全体との比較
次に、保育士の離職率を社会全体と比較してみましょう。
厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」のデータによると、社会全体の離職率は、15.0%でした。
先ほどの、厚生労働省「保育士の現状と主な取組」では、保育士全体の離職率は9.3%でしたので、保育士よりも社会全体の方が5.7%も離職率が高いことがわかります。
詳しくは、以下の「表2」をご覧ください。
表2:保育士と社会全体の離職率を比較
事業所区分
離職率
保育士全体
9.3%
社会全体
15.0%
参考:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」
医療・福祉分野で比較
今度は、保育士の離職率を医療・福祉分野とで比較してみましょう。
同じく、厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」のデータによると、医療・福祉分野の離職率は、15.3%でした。保育士の離職率は9.3%でしたので、6.0%も医療・福祉分野での離職率が高いことがわかります。
保育士の産業分類も「医療・福祉業」ということを踏まえると、保育士よりも、ほかの業種が離職率を引き上げていると考えられます。
詳しくは、下記の「表3」をご覧ください。
表3:保育士と社会全体の離職率を比較
事業所区分
離職率
保育士全体
9.3%
医療・福祉分野
15.3%
参考:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」
離職率が高い保育園に共通する特徴
これまで、保育士の離職率について、いろいろな角度から見てきました。
保育士は、思っていたよりも離職率が低いことがわかったのではないでしょうか。
とはいえ、離職するには何かしらの要因があるはずです。
ここからは、離職率が高い保育園に共通する特徴を5つご紹介していきます。
保育士として長く働き続ける職場を選ぶためにも、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、以下からそれぞれの特徴について 詳しく見ていきましょう。
特徴1:保育士が足りない
まず、1つ目の特徴は、保育士が足りない保育園です。
保育士の人手不足は、保育士一人あたりの負担を大きく増やしてしまいます。
そのため、保育士一人あたりの担当児童数が増えたり、休憩時間が取りづらくなったりということが日常的に起こってしまいます。
厚生労働省は、0歳児3人に対して保育士1人、1〜2歳児6人に対して保育士1人といった保育士の配置基準を設けていますが、基準すれすれで運営している園も少なくありません。
そうなると、ちょっとした欠勤でも保育士の負担は激増してしまい、結果として「もうこんな状況では働けない」と辞めてしまう人も。そのため、採用の面接時には、職員の配置の状況を聞いてみることをおすすめします。
余裕を持った人員配置がされているかを確認することで、長く働ける園かどうかの目安になるでしょう。
特徴2:給与水準が低い
2つ目の特徴は、給与水準が低い保育園です。
先ほどの厚生労働省「保育士の現状と主な取組」のデータによれば、保育士の退職理由として2番目に多かったのが「給料が安い(29.2%)」でした。
これは単純に生活の維持が難しくなるからで、特に大都市圏では生活費が高くなりがちになり、給与だけでは生活が苦しくなってしまいます。
また、頑張っても昇給が少ないと、モチベーションを下げる原因にもなってしまい、「このまま続けてもどうにもならない」と感じてしまいます。
そのため、給与体系をしっかりチェックすることが大切。
初任給はもちろん、昇給の仕組みや手当などもしっかり確認しておきましょう。
特徴3:休みを取りづらい
3つ目の特徴は、休みが取りづらい保育園です。
これは保育士の心身の健康に直結する重要な問題と言えます。
例えば、有給休暇が取れない、急な休みに対応できない、土日出勤が多い、などが日常的になっていれば危険信号の証。
休みが取れないと、リフレッシュする時間がなくなり、疲れがどんどん蓄積されていってしまいます。
結果として、体調を崩してしまったり、燃え尽き症候群になってしまったりする可能性が高まることに。そのため、休暇制度やシフトの組み方をしっかり確認することが大切です。
特徴4:労働時間が長い
4つ目の特徴は、労働時間が長い保育園です。
厚生労働省「保育士の現状と主な取組」のデータでは、「労働時間が長い(24.9%)」が保育士の退職理由として4番目の多さ。労働時間が長いことは、保育士の生活の質に大きく影響してしまいます。
具体的には、早朝から夜遅くまでの勤務、持ち帰り仕事が多い、休憩時間が取れないなどがよく聞かれます。
長時間労働が続くと、心身ともに疲れが溜まってしまい、仕事の質が低下してしまうことに。
労働時間が長いことで、プライベートの時間が確保できず、生活の質も落ちてしまうでしょう。
そのため、労働時間や残業の状況をしっかり確認して、ワークライフバランスを保てる環境かどうかが長く働ける園の目安になります。
特徴5:仕事量が多い
最後の5つ目は、仕事量が多いことです。
仕事量の多さも保育士の負担を増やし、離職率を高めてしまう要因のひとつ。
例えば、保育以外の業務が多すぎることや、行事の準備が大変すぎるなど、仕事量が多いことで、子どもたちと向き合う時間が減ってしまいます。
そうなると「自分がやりたかった保育ができない」と感じてしまうでしょう。また、仕事量が多いと残業も増えてしまいがちになり、結果として心身ともに疲れ果ててしまうことにつながります。
仕事の内容や量、業務の効率化やサポート体制が整っているかどうか、しっかり確認することが大切です。
保育園で長く働き続けるための2つのポイント
ここからは、保育士が保育園で長く働き続けるために必要な2つのポイントについてお伝えします。
保育園で長く働き続けるためのポイントをしっかり把握することで、充実した保育士生活を送ることができるでしょう。
ポイント1:応募先の求人の頻度を確認する
ポイントの1つ目は、応募先の求人の頻度を確認することです。
まず、求人の頻度が高い保育園は、要注意だと覚えておいてください。
頻繁に求人を出している園は、離職率が高い可能性があります。
例えば、毎月のように求人が出ていたり、同じ職種の募集が繰り返されていたり、急募の表示が多いような園は注意が必要です。そのような園は、求人サイトやハローワークで、過去の求人履歴を確認してみましょう。
3ヶ月に1回以上のペースで求人が出ているような園は、職場環境に問題がある可能性が高いと言えます。
特に「急募」の表示が頻繁に見られる園は要注意。突然の退職者が多いことを示唆している証拠でもあります。
逆に、長期間求人が出ていない園は、職員の定着率が高い園と言えるでしょう。
ただし、新設園や拡大中の園は例外と考えてください。
以上のことから、応募先の求人の頻度を確認することは、その園の職場環境を推測でき、長く働ける環境なのかを判断する重要な指標になります。
ポイント2:必ず園見学をする
2つ目のポイントは、必ず園見学をすることです。
実際に応募先の園を見ることで、想像以上の情報を得ることができるでしょう。
園見学では、働く保育士の表情、子どもたちの様子、園の雰囲気などをチェックできます。これは、書類や面接だけではわからない貴重な情報です。
まず、働く保育士の表情を見れば、職場の雰囲気がわかります。
笑顔で楽しそうに仕事をしている保育士が多ければ、働きやすい環境である可能性が高いでしょう。
次に、子どもたちの様子も大切です。
のびのびと遊んでいる子どもたちを見ることができれば、良い保育が行われている証拠かもしれません。
園全体の雰囲気も重要で、清潔で整理整頓された環境は、良好な運営の証と言えます。
そして、園見学の際には、積極的に質問をしてみましょう。勤務条件や研修制度など、気になることは遠慮せずに聞いてみることが大切です。
園見学は、あなたと園の相性を確認できる絶好の機会です。
最大限に活用して、長く働ける環境かどうかを見極めてください。
長く働き続けるためには職場選びが重要!
いかがだったでしょうか?
今回は気になる保育士の離職率について解説してきました。
離職率の高いイメージの保育士が、社会全体からすると意外に離職率が低い事実にびっくりしたかもしれません。
また、離職率の高い保育園の特徴を頷きながら読んだ人もいるでしょう。
せっかく保育園に就職しても、すぐに離職してしまうことは、保育士にとっても園にとっても良いことではありません。
なぜなら、お互いが貴重な時間や労力、お金を使っているからです。
だからこそ、保育士として長く働き続けるには、職場選びが重要です。
「離職率が高い保育園に共通する特徴」や「保育園で長く働き続けるための2つのポイント」をしっかり把握して、ぜひ充実した保育士生活を送ってください。
カテゴリ
保育士Q&A
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突然ですが、保育士の離職率って気になりませんか?
保育士は、子どもたちの命を預かり、成長を見守るとてもやりがいのある仕事です。
一方で、給料の低さや仕事量の多さ、人間関係などから離職率の高さを耳にすることも。
「やっぱり保育士の離職率って高いのかな?」
「これから保育士として働きたいけど、最近の状況はどうなっているの?」
「保育士として働き始めても、職場に馴染めなかったらどうしよう……」
といったような疑問や不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
実は、保育士の離職率について意外に知られていない事実があるのです。
そこで今回は、保育士の離職率にスポットをあてて、離職率が高い保育園の共通点や、保育園で長く働き続けるためのポイントなどを詳しく紹介していきます。
保育士の離職率について、気になる部分を深掘りしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
保育士の離職率はどれくらい?
離職率が高いイメージがある保育士。
では、実際の保育士の離職率はどのくらいなのでしょうか?
厚生労働省「保育士の現状と主な取組」によると、保育士の離職率は、全体で9.3%、公立保育園で5.9%、私立保育園で10.7%という結果でした。
公立保育園と比べて、私立保育園の保育士の離職率は、約1.8倍高くなっています。
公立保育園で働く保育士は、地方公務員となるため、給料面の安定が低い離職率につながっていると考えられます。
詳しくは、以下の「表1」のとおりになります。
表1:保育士の離職率
事業所区分
|
離職率
|
全体
|
9.3%
|
公立保育園
|
5.9%
|
私立保育園
|
10.7%
|
参考:厚生労働省「保育士の現状と主な取組」
社会全体との比較
次に、保育士の離職率を社会全体と比較してみましょう。
厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」のデータによると、社会全体の離職率は、15.0%でした。
先ほどの、厚生労働省「保育士の現状と主な取組」では、保育士全体の離職率は9.3%でしたので、保育士よりも社会全体の方が5.7%も離職率が高いことがわかります。
詳しくは、以下の「表2」をご覧ください。
表2:保育士と社会全体の離職率を比較
事業所区分
|
離職率
|
保育士全体
|
9.3%
|
社会全体
|
15.0%
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参考:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」
医療・福祉分野で比較
今度は、保育士の離職率を医療・福祉分野とで比較してみましょう。
同じく、厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」のデータによると、医療・福祉分野の離職率は、15.3%でした。保育士の離職率は9.3%でしたので、6.0%も医療・福祉分野での離職率が高いことがわかります。
保育士の産業分類も「医療・福祉業」ということを踏まえると、保育士よりも、ほかの業種が離職率を引き上げていると考えられます。
詳しくは、下記の「表3」をご覧ください。
表3:保育士と社会全体の離職率を比較
事業所区分
|
離職率
|
保育士全体
|
9.3%
|
医療・福祉分野
|
15.3%
|
参考:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」
離職率が高い保育園に共通する特徴
これまで、保育士の離職率について、いろいろな角度から見てきました。
保育士は、思っていたよりも離職率が低いことがわかったのではないでしょうか。
とはいえ、離職するには何かしらの要因があるはずです。
ここからは、離職率が高い保育園に共通する特徴を5つご紹介していきます。
保育士として長く働き続ける職場を選ぶためにも、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、以下からそれぞれの特徴について 詳しく見ていきましょう。
特徴1:保育士が足りない
まず、1つ目の特徴は、保育士が足りない保育園です。
保育士の人手不足は、保育士一人あたりの負担を大きく増やしてしまいます。
そのため、保育士一人あたりの担当児童数が増えたり、休憩時間が取りづらくなったりということが日常的に起こってしまいます。
厚生労働省は、0歳児3人に対して保育士1人、1〜2歳児6人に対して保育士1人といった保育士の配置基準を設けていますが、基準すれすれで運営している園も少なくありません。
そうなると、ちょっとした欠勤でも保育士の負担は激増してしまい、結果として「もうこんな状況では働けない」と辞めてしまう人も。そのため、採用の面接時には、職員の配置の状況を聞いてみることをおすすめします。
余裕を持った人員配置がされているかを確認することで、長く働ける園かどうかの目安になるでしょう。
特徴2:給与水準が低い
2つ目の特徴は、給与水準が低い保育園です。
先ほどの厚生労働省「保育士の現状と主な取組」のデータによれば、保育士の退職理由として2番目に多かったのが「給料が安い(29.2%)」でした。
これは単純に生活の維持が難しくなるからで、特に大都市圏では生活費が高くなりがちになり、給与だけでは生活が苦しくなってしまいます。
また、頑張っても昇給が少ないと、モチベーションを下げる原因にもなってしまい、「このまま続けてもどうにもならない」と感じてしまいます。
そのため、給与体系をしっかりチェックすることが大切。
初任給はもちろん、昇給の仕組みや手当などもしっかり確認しておきましょう。
特徴3:休みを取りづらい
3つ目の特徴は、休みが取りづらい保育園です。
これは保育士の心身の健康に直結する重要な問題と言えます。
例えば、有給休暇が取れない、急な休みに対応できない、土日出勤が多い、などが日常的になっていれば危険信号の証。
休みが取れないと、リフレッシュする時間がなくなり、疲れがどんどん蓄積されていってしまいます。
結果として、体調を崩してしまったり、燃え尽き症候群になってしまったりする可能性が高まることに。そのため、休暇制度やシフトの組み方をしっかり確認することが大切です。
特徴4:労働時間が長い
4つ目の特徴は、労働時間が長い保育園です。
厚生労働省「保育士の現状と主な取組」のデータでは、「労働時間が長い(24.9%)」が保育士の退職理由として4番目の多さ。労働時間が長いことは、保育士の生活の質に大きく影響してしまいます。
具体的には、早朝から夜遅くまでの勤務、持ち帰り仕事が多い、休憩時間が取れないなどがよく聞かれます。
長時間労働が続くと、心身ともに疲れが溜まってしまい、仕事の質が低下してしまうことに。
労働時間が長いことで、プライベートの時間が確保できず、生活の質も落ちてしまうでしょう。
そのため、労働時間や残業の状況をしっかり確認して、ワークライフバランスを保てる環境かどうかが長く働ける園の目安になります。
特徴5:仕事量が多い
最後の5つ目は、仕事量が多いことです。
仕事量の多さも保育士の負担を増やし、離職率を高めてしまう要因のひとつ。
例えば、保育以外の業務が多すぎることや、行事の準備が大変すぎるなど、仕事量が多いことで、子どもたちと向き合う時間が減ってしまいます。
そうなると「自分がやりたかった保育ができない」と感じてしまうでしょう。また、仕事量が多いと残業も増えてしまいがちになり、結果として心身ともに疲れ果ててしまうことにつながります。
仕事の内容や量、業務の効率化やサポート体制が整っているかどうか、しっかり確認することが大切です。
保育園で長く働き続けるための2つのポイント
ここからは、保育士が保育園で長く働き続けるために必要な2つのポイントについてお伝えします。
保育園で長く働き続けるためのポイントをしっかり把握することで、充実した保育士生活を送ることができるでしょう。
ポイント1:応募先の求人の頻度を確認する
ポイントの1つ目は、応募先の求人の頻度を確認することです。
まず、求人の頻度が高い保育園は、要注意だと覚えておいてください。
頻繁に求人を出している園は、離職率が高い可能性があります。
例えば、毎月のように求人が出ていたり、同じ職種の募集が繰り返されていたり、急募の表示が多いような園は注意が必要です。そのような園は、求人サイトやハローワークで、過去の求人履歴を確認してみましょう。
3ヶ月に1回以上のペースで求人が出ているような園は、職場環境に問題がある可能性が高いと言えます。
特に「急募」の表示が頻繁に見られる園は要注意。突然の退職者が多いことを示唆している証拠でもあります。
逆に、長期間求人が出ていない園は、職員の定着率が高い園と言えるでしょう。
ただし、新設園や拡大中の園は例外と考えてください。
以上のことから、応募先の求人の頻度を確認することは、その園の職場環境を推測でき、長く働ける環境なのかを判断する重要な指標になります。
ポイント2:必ず園見学をする
2つ目のポイントは、必ず園見学をすることです。
実際に応募先の園を見ることで、想像以上の情報を得ることができるでしょう。
園見学では、働く保育士の表情、子どもたちの様子、園の雰囲気などをチェックできます。これは、書類や面接だけではわからない貴重な情報です。
まず、働く保育士の表情を見れば、職場の雰囲気がわかります。
笑顔で楽しそうに仕事をしている保育士が多ければ、働きやすい環境である可能性が高いでしょう。
次に、子どもたちの様子も大切です。
のびのびと遊んでいる子どもたちを見ることができれば、良い保育が行われている証拠かもしれません。
園全体の雰囲気も重要で、清潔で整理整頓された環境は、良好な運営の証と言えます。
そして、園見学の際には、積極的に質問をしてみましょう。勤務条件や研修制度など、気になることは遠慮せずに聞いてみることが大切です。
園見学は、あなたと園の相性を確認できる絶好の機会です。
最大限に活用して、長く働ける環境かどうかを見極めてください。
長く働き続けるためには職場選びが重要!
いかがだったでしょうか?
今回は気になる保育士の離職率について解説してきました。
離職率の高いイメージの保育士が、社会全体からすると意外に離職率が低い事実にびっくりしたかもしれません。
また、離職率の高い保育園の特徴を頷きながら読んだ人もいるでしょう。
せっかく保育園に就職しても、すぐに離職してしまうことは、保育士にとっても園にとっても良いことではありません。
なぜなら、お互いが貴重な時間や労力、お金を使っているからです。
だからこそ、保育士として長く働き続けるには、職場選びが重要です。
「離職率が高い保育園に共通する特徴」や「保育園で長く働き続けるための2つのポイント」をしっかり把握して、ぜひ充実した保育士生活を送ってください。