院内保育が保育士に人気な理由とは?気になる仕事内容や給料について
2020/08/18
院内保育所とは、病院に付属する保育所のことです。
また、病院で働く医療従事者の子どもを院内で保育することを院内保育と呼びます。
今何かと話題になることの多い企業内託児所の病院版といえばイメージしやすいと思います。
では院内保育所で保育士として働く場合、普通の保育園で働くのと比べて、働き方や給料体系、待遇などに一体どんな違いがあるのでしょうか。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
院内保育とは?
院内保育とは、医師や看護師など病院で働く方の子どもを病院内の保育施設で保育することを言います。
企業等が働く従業員のために設置する企業内保育所の病院版で、従業員への福利厚生サービスの一環として病院が運営を行います。
院内保育所が作られた背景には、医師や看護師の24時間365日体制の働き方が大きく関係しています。
病院では、医師や看護師などが24時間365日体制で働いています。
しかし、一般的な保育園は通常7時半から18時半の預かりが多く、延長保育があったとしても24時間の対応があるとことはほとんどありません。
そのため、子どもが幼い頃は一時的に仕事を離れなければならなかったり、働く時間を変えて働いたり、医師や看護師に仕事と家庭の両立をして、仕事を続けてもらいたい病院側にとっては大きな損失につながっていました。
最近では、医師の人手不足も重なり、人材確保を重要視する風潮が高まり、大病院をはじめ多くの病院で院内保育所が整備されてきています。
院内保育の仕事内容
院内保育といっても、子どもを保育するという仕事自体には違いありません。
ただし、院内保育は一般的な保育園に比べて、保育する人数が少ないのが特徴です。
また、保護者の勤務時間によってお預かりする子どもの人数が異なるため、年齢ごとにクラスを分けることが難しく、異年齢をまとめた形での異年齢保育を実施することが多くなります。
発達の違いも考慮した0歳〜2歳、3歳から6歳と分けて保育するケースもあります。
また、病院の規模によって、用意している施設の大きさも異なります。
広い施設内の一角を区切り保育所を別棟で立てている院内保育所から、建物内の空いたスペースを区切って保育所としていることもあります。
園庭が狭かったり、ない場合もあります。
通常の保育園のようにしっかりと外遊びできるような大きな園庭がある場合もあります。
公園などへの散歩も、園長の方針などで各院内保育所によって異なります。
院内保育は基本的に無認可保育園なので、人員配置や設備の面積などの規定が適用されません。
そのため、仕事内容は各院内施設によるばらつきが大きいと言えるでしょう。
普通の保育士との働き方の違い
24時間365日働く医療従事者に対応するため設置された院内保育所なので、通常の保育施設ではほとんど実施していない24時間勤務がある場合もあります。
そのため、3交代制などでのシフト勤務になることが多いのが一般的な保育所との大きな働き方の違いと言えます。
しかし、院内保育が必ずしも24時間勤務とは限りません。
病院によっては、子どもが小さいうちは勤務時間を日中に限定するなどの配慮を行なっているなど、制度がしっかりしている病院であれば、院内保育所といっても通常の日中保育時間のみという所もあります。
また、普通の保育園の保育士との違いは、保護者が近くで働いているということです。
体調不良などで具合が悪い時などの緊急時に連絡が取りやすいことは、保育士にとって安心して働ける要素の一つです。
例えば、子どもを院内保育所へ預けているお母さんが、勤務中の休憩時間に授乳に来ることも珍しくありません。
このように、保護者がいつでも近くにいることが、普通の保育士との大きな働き方の違いになっています。
病棟保育士との違い
病院で働く保育士といえば、病棟保育士という仕事もあります。
病棟保育士は、その名の通り、病棟に入院する病気の子どもの保育をする仕事のため、院内保育を行う保育士とは全く異なります。
あくまで院内保育とは、病院で働く職員の健康な子どもを保育する仕事になりますので、仕事内容は全く違うと言って良いです。
詳しくは「病棟保育士(医療保育士)の仕事内容とは?求人の傾向についても解説!」の記事にありますので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
なぜ人気?保育士が院内保育で働くメリットとは?
院内保育は、実は保育士にとって人気が高い職場です。
その理由は次の5つです。
1:給与や待遇が良い
2:シフト制なので残業が少ない
3:準備が大変な行事が少ない
4:保育する園児の数が少ない
5:万が一の時も迅速に対処できる
ここからはそれぞれについて詳しく説明します。
給料や待遇が良い
院内保育所ごとに異なりますが、普通の保育園に比べ、給料が高い傾向にあります。
院内保育は病院が独自に設置する無認可保育所です。
小さな病院では、そもそも幼い子どもを持つ医療従事者の数もそう多くはないため、需要としてはかなり少ないこともあり、院内保育所が設置されている病院といえば、大きな病院の方が多いです。
そのため、院内保育所の運営は大病院が行っていることが多く、福利厚生や給与などもその病院の水準に合わせて設定されています。
一般的に給与水準や待遇が悪いとされる保育士ですが、運営が一般的な保育所とは異なるため、給与や待遇等が恵まれているということはよくあることです。
また、夜間手当などの手当は別途待遇があることが多いので、加算される給料の割合も大きいのも特徴の一つです。
シフト制なので残業が少ない
24時間の勤務も珍しくない院内保育所では、保育士もシフト制で交代で働いています。
一般的な保育園での早出、遅出と違って、きちんと時間で区切られた交代制の働き方なので、ほとんど残業がありません。
お互いに申し送りを済ませれば、大抵の場合は残業なく帰宅することができます。
また、保育士が残業になる理由の一つとも言われる、「子どもの保護者が迎えに来ないということ」も無く、もし仮に子どもの保護者が残業でなかなか迎えに来なくても、次のシフトの方に申し送りをして置けば問題ないので、やきもきしながら待つという時間はないと言えます。
準備が大変な行事が少ない
通常の保育園では、行事が年々増えているとも言われますが、院内保育所では行事が少ないことも特徴の一つです。
保護者の仕事の時間がそれぞれ異なるため、保育時間が一定であることは少なく、時間帯も合わないことも多いため、全体での保育を行う一般的な保育園とは違い「全員で参加できる行事」を行うのが難しくなります。
ただし、運動会などの大きな行事は実施することもありますので、年間数回は何かしらの行事が実施されます。
保育する園児の数が少ない
院内保育での保育対象は医療従事者の子ども、かつ他の認可園などに入らなかった子どもということになるので、保育する園児の数は多くはありません。
そのため、少人数保育となり、集団保育よりもきめ細やかな保育を実施することができます。
小規模保育園なども増えていますが、多くの場合は0歳から3歳までのところが多くなります。
院内保育では未就学児童全般が対象になるので、より密なコミュニケーションや保育がしたいという保育士にとっては働きやすい職場と言えるでしょう。
万が一の時も迅速に対処できる
院内保育は保護者が隣の病棟で働いていることもあり、万が一の場合にもすぐに連絡を取る事が可能です。
また、ケガなどの場合、すぐに病院での受診が可能なため、非常時にも迅速に対処できることは保育士にとっても安心です。
ただし、医療従事者の保護者だからこそ「その位大丈夫」「ケガくらいで呼び出しはちょっと…」という一般的な保育園だと心配になるケガなどにも慣れている分、切迫感が伝わらないなど、保育士としては困ってしまうこともあるようです。
大変な面もある!院内保育の大変な所とは?
院内保育は病院と同じサイクルで行われます。
そのため、24時間のシフト制勤務は、保育士にとっては大変な所とも言えます。
いくらシフト制といっても、体がなれるまでは生活も不規則になってしまいますし、夜勤明けなどはうまく寝付けなかったり、体調を崩すこともあるようです。
また、夜間保育中は保育士の数も少ないこともあり、何かあった場合の責任が重く、気持ちの面で心細いということもあるようです。
夜勤中の子どもの夜泣きも仕方ないことではあるものの、やはり疲れを感じてしまう保育士もいるのは事実です。
どうすれば院内保育で働ける?必要な資格は?
院内保育は基本的に病院の出す求人に応募することで働くことができます。
看護師の資格は必要ありません。
ただし、感染症については保護者の方も非常に敏感です。
子どもの感染症とはいえ、その感染症が保護者に感染し、病院内の患者さんに感染すると、大きな問題になることもあり、細心の注意が必要です。
そのため、少しの体調不良であっても病院側に報告の必要があります。
一般的な保育園に比べ、感染症や感染症を防ぐ対策などについての知識はある方が歓迎されます。
院内保育の良い求人の探し方
院内保育は基本的に小規模保育で、働きやすい職場が多いです。
ただし、一口で院内保育所といっても無認可園のためその実態は大きく違います。
病院の一角の部屋の院内保育所から、病院の外に別棟で準備されている院内保育所もありますし、24時間開園のところもあれば、日勤のみのところもあります。
院内保育の良いところを理解した上で、どんな働き方をしたいかが固まっていることが大切です。
一般的には無認可保育園というと、経営基盤が弱いことも多く敬遠しがちな保育士も多いでしょう。
しかし、院内保育所は病院運営、とりわけ余裕のある病院が運営することが多いため、無認可保育園と言っても、運営する病院によってそれぞれ保育方針が違います。
独自性のある園の方針にあなたの理想とする保育がマッチすると、それが一番働きやすくやりがいのある職場といえるでしょう。
それぞれの院内保育所の独自性については、残念ながら求人票だけで判断することは難しいこともあります。
「一体どんな方針で保育をやっている院内保育所なのか?」その実態を知りたい場合は、実際に院内保育所を見学に行くか、保育専門のキャリアコンサルタントに相談してみることをおすすめします。
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保育士キャリア
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院内保育所とは、病院に付属する保育所のことです。
また、病院で働く医療従事者の子どもを院内で保育することを院内保育と呼びます。
今何かと話題になることの多い企業内託児所の病院版といえばイメージしやすいと思います。
では院内保育所で保育士として働く場合、普通の保育園で働くのと比べて、働き方や給料体系、待遇などに一体どんな違いがあるのでしょうか。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
院内保育とは?
院内保育とは、医師や看護師など病院で働く方の子どもを病院内の保育施設で保育することを言います。
企業等が働く従業員のために設置する企業内保育所の病院版で、従業員への福利厚生サービスの一環として病院が運営を行います。
院内保育所が作られた背景には、医師や看護師の24時間365日体制の働き方が大きく関係しています。
病院では、医師や看護師などが24時間365日体制で働いています。
しかし、一般的な保育園は通常7時半から18時半の預かりが多く、延長保育があったとしても24時間の対応があるとことはほとんどありません。
そのため、子どもが幼い頃は一時的に仕事を離れなければならなかったり、働く時間を変えて働いたり、医師や看護師に仕事と家庭の両立をして、仕事を続けてもらいたい病院側にとっては大きな損失につながっていました。
最近では、医師の人手不足も重なり、人材確保を重要視する風潮が高まり、大病院をはじめ多くの病院で院内保育所が整備されてきています。
院内保育の仕事内容
院内保育といっても、子どもを保育するという仕事自体には違いありません。
ただし、院内保育は一般的な保育園に比べて、保育する人数が少ないのが特徴です。
また、保護者の勤務時間によってお預かりする子どもの人数が異なるため、年齢ごとにクラスを分けることが難しく、異年齢をまとめた形での異年齢保育を実施することが多くなります。
発達の違いも考慮した0歳〜2歳、3歳から6歳と分けて保育するケースもあります。
また、病院の規模によって、用意している施設の大きさも異なります。
広い施設内の一角を区切り保育所を別棟で立てている院内保育所から、建物内の空いたスペースを区切って保育所としていることもあります。
園庭が狭かったり、ない場合もあります。
通常の保育園のようにしっかりと外遊びできるような大きな園庭がある場合もあります。
公園などへの散歩も、園長の方針などで各院内保育所によって異なります。
院内保育は基本的に無認可保育園なので、人員配置や設備の面積などの規定が適用されません。
そのため、仕事内容は各院内施設によるばらつきが大きいと言えるでしょう。
普通の保育士との働き方の違い
24時間365日働く医療従事者に対応するため設置された院内保育所なので、通常の保育施設ではほとんど実施していない24時間勤務がある場合もあります。
そのため、3交代制などでのシフト勤務になることが多いのが一般的な保育所との大きな働き方の違いと言えます。
しかし、院内保育が必ずしも24時間勤務とは限りません。
病院によっては、子どもが小さいうちは勤務時間を日中に限定するなどの配慮を行なっているなど、制度がしっかりしている病院であれば、院内保育所といっても通常の日中保育時間のみという所もあります。
また、普通の保育園の保育士との違いは、保護者が近くで働いているということです。
体調不良などで具合が悪い時などの緊急時に連絡が取りやすいことは、保育士にとって安心して働ける要素の一つです。
例えば、子どもを院内保育所へ預けているお母さんが、勤務中の休憩時間に授乳に来ることも珍しくありません。
このように、保護者がいつでも近くにいることが、普通の保育士との大きな働き方の違いになっています。
病棟保育士との違い
病院で働く保育士といえば、病棟保育士という仕事もあります。
病棟保育士は、その名の通り、病棟に入院する病気の子どもの保育をする仕事のため、院内保育を行う保育士とは全く異なります。
あくまで院内保育とは、病院で働く職員の健康な子どもを保育する仕事になりますので、仕事内容は全く違うと言って良いです。
詳しくは「病棟保育士(医療保育士)の仕事内容とは?求人の傾向についても解説!」の記事にありますので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
なぜ人気?保育士が院内保育で働くメリットとは?
院内保育は、実は保育士にとって人気が高い職場です。
その理由は次の5つです。
1:給与や待遇が良い
2:シフト制なので残業が少ない
3:準備が大変な行事が少ない
4:保育する園児の数が少ない
5:万が一の時も迅速に対処できる
ここからはそれぞれについて詳しく説明します。
給料や待遇が良い
院内保育所ごとに異なりますが、普通の保育園に比べ、給料が高い傾向にあります。
院内保育は病院が独自に設置する無認可保育所です。
小さな病院では、そもそも幼い子どもを持つ医療従事者の数もそう多くはないため、需要としてはかなり少ないこともあり、院内保育所が設置されている病院といえば、大きな病院の方が多いです。
そのため、院内保育所の運営は大病院が行っていることが多く、福利厚生や給与などもその病院の水準に合わせて設定されています。
一般的に給与水準や待遇が悪いとされる保育士ですが、運営が一般的な保育所とは異なるため、給与や待遇等が恵まれているということはよくあることです。
また、夜間手当などの手当は別途待遇があることが多いので、加算される給料の割合も大きいのも特徴の一つです。
シフト制なので残業が少ない
24時間の勤務も珍しくない院内保育所では、保育士もシフト制で交代で働いています。
一般的な保育園での早出、遅出と違って、きちんと時間で区切られた交代制の働き方なので、ほとんど残業がありません。
お互いに申し送りを済ませれば、大抵の場合は残業なく帰宅することができます。
また、保育士が残業になる理由の一つとも言われる、「子どもの保護者が迎えに来ないということ」も無く、もし仮に子どもの保護者が残業でなかなか迎えに来なくても、次のシフトの方に申し送りをして置けば問題ないので、やきもきしながら待つという時間はないと言えます。
準備が大変な行事が少ない
通常の保育園では、行事が年々増えているとも言われますが、院内保育所では行事が少ないことも特徴の一つです。
保護者の仕事の時間がそれぞれ異なるため、保育時間が一定であることは少なく、時間帯も合わないことも多いため、全体での保育を行う一般的な保育園とは違い「全員で参加できる行事」を行うのが難しくなります。
ただし、運動会などの大きな行事は実施することもありますので、年間数回は何かしらの行事が実施されます。
保育する園児の数が少ない
院内保育での保育対象は医療従事者の子ども、かつ他の認可園などに入らなかった子どもということになるので、保育する園児の数は多くはありません。
そのため、少人数保育となり、集団保育よりもきめ細やかな保育を実施することができます。
小規模保育園なども増えていますが、多くの場合は0歳から3歳までのところが多くなります。
院内保育では未就学児童全般が対象になるので、より密なコミュニケーションや保育がしたいという保育士にとっては働きやすい職場と言えるでしょう。
万が一の時も迅速に対処できる
院内保育は保護者が隣の病棟で働いていることもあり、万が一の場合にもすぐに連絡を取る事が可能です。
また、ケガなどの場合、すぐに病院での受診が可能なため、非常時にも迅速に対処できることは保育士にとっても安心です。
ただし、医療従事者の保護者だからこそ「その位大丈夫」「ケガくらいで呼び出しはちょっと…」という一般的な保育園だと心配になるケガなどにも慣れている分、切迫感が伝わらないなど、保育士としては困ってしまうこともあるようです。
大変な面もある!院内保育の大変な所とは?
院内保育は病院と同じサイクルで行われます。
そのため、24時間のシフト制勤務は、保育士にとっては大変な所とも言えます。
いくらシフト制といっても、体がなれるまでは生活も不規則になってしまいますし、夜勤明けなどはうまく寝付けなかったり、体調を崩すこともあるようです。
また、夜間保育中は保育士の数も少ないこともあり、何かあった場合の責任が重く、気持ちの面で心細いということもあるようです。
夜勤中の子どもの夜泣きも仕方ないことではあるものの、やはり疲れを感じてしまう保育士もいるのは事実です。
どうすれば院内保育で働ける?必要な資格は?
院内保育は基本的に病院の出す求人に応募することで働くことができます。
看護師の資格は必要ありません。
ただし、感染症については保護者の方も非常に敏感です。
子どもの感染症とはいえ、その感染症が保護者に感染し、病院内の患者さんに感染すると、大きな問題になることもあり、細心の注意が必要です。
そのため、少しの体調不良であっても病院側に報告の必要があります。
一般的な保育園に比べ、感染症や感染症を防ぐ対策などについての知識はある方が歓迎されます。
院内保育の良い求人の探し方
院内保育は基本的に小規模保育で、働きやすい職場が多いです。
ただし、一口で院内保育所といっても無認可園のためその実態は大きく違います。
病院の一角の部屋の院内保育所から、病院の外に別棟で準備されている院内保育所もありますし、24時間開園のところもあれば、日勤のみのところもあります。
院内保育の良いところを理解した上で、どんな働き方をしたいかが固まっていることが大切です。
一般的には無認可保育園というと、経営基盤が弱いことも多く敬遠しがちな保育士も多いでしょう。
しかし、院内保育所は病院運営、とりわけ余裕のある病院が運営することが多いため、無認可保育園と言っても、運営する病院によってそれぞれ保育方針が違います。
独自性のある園の方針にあなたの理想とする保育がマッチすると、それが一番働きやすくやりがいのある職場といえるでしょう。
それぞれの院内保育所の独自性については、残念ながら求人票だけで判断することは難しいこともあります。
「一体どんな方針で保育をやっている院内保育所なのか?」その実態を知りたい場合は、実際に院内保育所を見学に行くか、保育専門のキャリアコンサルタントに相談してみることをおすすめします。