保育のコラム

保育士の信頼度が増す!保護者に伝わりやすい連絡帳の書き方のコツ

2018/02/02

連絡帳の書き方のコツ

 

保育士と保護者との情報交換ツールである連絡帳。その連絡帳をうまく活用できずに、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。連絡帳の書き方次第で、保護者からの信頼度は変わります。

 

今回は、伝わりやすくて保護者の信頼度が増す、連絡帳の書き方のコツをご紹介します。

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

保育士と保護者をつなぐのは「連絡帳」

 

 

 

保育士と保護者をつなぐ連絡帳は保護者と保育士をつなぐ大切な接点であり、いわゆる「交換ノート」のようなものだと言えます。

 

連絡事項を口頭で伝えるのも大切ですが、送り迎え時の短い時間で伝えられることは、そう多くはないはずです。連絡帳を通して、保護者が知りたい情報を分かりやすく伝えられるように意識しましょう。

 

 

保育士が連絡帳に書くべき内容は、下記の通りです。

 

 

 

・子どもの健康状態(体温・食事・睡眠・排せつ)

 

・保育園での出来事(行事・できるようになったこと)

・行事や持ち物など事務的な連絡

 

しかし、保護者が知りたいと思っていることは、上記の羅列ではありません。保護者のニーズをきちんと理解し、信頼度が増す連絡帳の書き方をマスターしていきましょう!

 

 

 

伝わりやすい連絡帳の書き方・コツ

 

 

 

伝わりやすく信頼度が増す連絡帳にするために、書き方のコツを押さえましょう。

 

 

1つの事柄に絞って詳しく書こう

 

 

1つの事柄に絞って詳しく書こう保護者は、子どもが保育園でどのようなスケジュールで過ごしたかよりも、どのように過ごしているのかを気にする傾向にあります。

 

他の多くの子どもに当てはまる内容よりも、子ども1人に焦点を当てて、印象に残ったエピソードをできるだけ具体的に書きましょう。

 

子どもの様子や感情を取り入れよう

 

保護者が読んでうれしいのは、子どもがどのように過ごしていたかが分かる内容です。単なるエピソードだけではなく、「うれしそうにしていた」「◯◯に興味があるように見えた」など、そのときの子どもの感情を加えてください。

 

例えば、「そのとき○○ちゃんが『せんせい、ありがとう』と言ってくれました」のように、実際にその子自身が発した言葉を引用するのも、臨場感が出るためおすすめです。

 

 

また、「頑張っている姿を見て感動した」「私までうれしくなってしまった」など、保育士自身の感情も適度に加えると、子どもに愛情を注いで接していることを伝えられます。

 

保護者にも安心感が生まれるため、意識して取り入れましょう。

 

ポジティブに書こう

 

例えば、できなかったことでも「あきらめずに何度も挑戦していた」など、できるだけポジティブな表現で書くようにしましょう。保護者にとって、連絡帳は子どもの大切な成長記録にもなります。

 

なお、どうしても伝えなくてはならない、お友達とのケンカやケガなどのネガティブ情報を記入する場合は、特に注意が必要です。人を傷つけるような表現や誤解を招くような表現は避けるとともに、連絡帳に書き込むだけでなく、口頭でも説明するようにしましょう。

 

 

事務連絡は分かりやすく書こう

 

行事の予定や提出期限の連絡などの事務的な連絡は、忙しい保護者がパッと見てもすぐ目に付くような工夫をしましょう。

目立つように色ペンを使用する、付箋を貼るなどの工夫によって、他の連絡に埋もれずに目を通してもらいやすくなります。

 

保護者とのコミュニケーションが信頼につながる

 

 

連絡帳の書き方のコツを押さえると、「一人一人の子どもをよく見ている」「小さなこともしっかり見ている」という印象を与えてくれます。これらの習慣を継続すると、やがては信頼度が増すでしょう。

 

連絡帳を通じたコミュニケーションで保育士との信頼度が増すと、保護者との関係がより円滑になります。

 

保護者からの信頼がなければ、保育士は保護者から悩みを打ち明けてもらったり、相談をされたりする機会はあまりありません。

 

コミュニケーションによって手に入る情報は、保育のヒントとなり得る、子どもの命を守るために必要な情報でもあります。日ごろから子どもや保護者と真摯に向き合い、より信頼関係を深めていきましょう。

 

 

おわりに

 

 

 

今回は、保護者からの信頼度が増す、連絡帳の書き方のコツをご紹介しました。

 

相手に伝わりやすく連絡帳を書くことは、保護者との信頼関係を深めることにもつながります。保育士として子どもを預かるからには、保護者から信頼されるようになりたいですよね。

普段の保育のみならず、連絡帳もしっかり有効活用して、より良い保育ができるよう努めましょう。

 

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