いたずらをした子どもへの対応は?保育士必見、子どもの正しい叱り方
2017/10/05
好奇心旺盛な子どもは、時に大人が想像もしないようないたずらをすることがあります。保育士の中には、いたずらをした子どもへの対応に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
正しく叱らないと思いが通じないどころか、子どもの心を傷付けてしまう恐れがあります。効果的に子どもの成長を促すためにも、保育士は正しい叱り方を身に付けなくてはなりません。
そこで今回は、いたずらをした子どもへの対応や子どもの正しい叱り方についてご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
子どもがいたずらをする理由とは?
いたずらをする時期の子どもは、体だけでなく脳も成長しています。
人は生まれながら知的好奇心が備わっているといわれており、大人にとっては意味がないように見える行動でも、子どもにとっていたずらは知的好奇心や探究心の表れなのです。
自分の分からないことを1つ1つ確認する行動は、好奇心からくる探索行動です。
探索行動を通してさまざまな経験をすることで、子どもの自発性や創造性などを育むことができます。
つまり、いたずらは子どもが大人になるための大切なステップの1つなのです。
そのため、いたずらを悪いことと決めつけるのではなく、大らかな気持ちで受け止めることが大切です。
いたずらした子どもへの対応について
子どもの成長過程においていたずらが必要だといっても、危険なことや不衛生なこと、他人に迷惑が掛かるようなことはやめさせなくてはなりません。
しかし、いたずらをした子どもへの対応を間違えると、こちらの意図をうまく伝えることができません。
では、子供がいたずらをした際は、どのような対応を取れば良いのでしょうか?
まず、子どもがいたずらをした状況が正確に把握できない状態で叱ってはなりません。
子どもには、その行動をした自分なりの言い分があるはずです。子どもの気持ちや考えに聞き耳を持たないまま叱っても、子どもの心には届かないでしょう。
子どもの意見を聞いた後は、一度言い分を認めてあげることも大切です。
「そっか、○○を触ってみたかったんだね」など、子どもが言った言葉を反復するだけでも十分です。
いたずらをした子どもをいったん受け入れることによって、子どもを素直な気持ちにすることができます。そうすることによって、こちらの意見にも聞く耳を持ってくれるようになるでしょう。
子どもを叱る前に、子どもがきちんと話を聞ける状況を作ってあげることが大切です。
子どもの正しい叱り方
保育士として働いていると、子どもを叱らなければならない場面は多いと思います。しかし、どのように叱れば良いのか悩んでいる方もいることでしょう。ここでは、子どもを正しく叱るためのポイントをご紹介します。
【感情的にならない】
子どもを叱るときは、決して感情的になってはいけません。感情的になって頭ごなしに叱っても、子どもには恐怖しか伝わりません。場合によっては、ショックを与えてしまうため注意してください。
冷静に、諭すように言い聞かせることが大切です。
【なぜ叱っているかをきちんと伝える】
子どもを叱る場合、なぜ叱っているかをきちんと伝えることも大切なポイントの1つです。
叱られている理由が分からないまま子供が謝ったとしても、同じいたずらを繰り返す可能性があります。
子どもでも理解できるように、叱っている理由を分かりやすい言葉で教えましょう。
【叱った後のフォローも大切】
子どもを叱りっぱなしにしては、子どもはその後どうすれば良いのか困惑してしまいます。そのため、叱った後は、どうすれば良かったのかをきちんと教えてあげる必要があります。
また、叱った後は笑顔で優しい言葉をかけてフォローすることも忘れてはなりません。
頭をなでたり、手を握ったりして子どもへの愛情を伝えてください。
おわりに
子どもが成長する過程において、いたずらは必要なことですが、保育士として働いていると叱らなければならない場面に必ず遭遇します。
子どもを正しく叱るためには感情的に叱るのではなく、子どものためを思って叱ることが大切です。子どもの言い分にも耳を傾けて、子どもの気持ちに寄り添うことから始めましょう。
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好奇心旺盛な子どもは、時に大人が想像もしないようないたずらをすることがあります。保育士の中には、いたずらをした子どもへの対応に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
正しく叱らないと思いが通じないどころか、子どもの心を傷付けてしまう恐れがあります。効果的に子どもの成長を促すためにも、保育士は正しい叱り方を身に付けなくてはなりません。
そこで今回は、いたずらをした子どもへの対応や子どもの正しい叱り方についてご紹介します。
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子どもがいたずらをする理由とは?
いたずらをする時期の子どもは、体だけでなく脳も成長しています。
人は生まれながら知的好奇心が備わっているといわれており、大人にとっては意味がないように見える行動でも、子どもにとっていたずらは知的好奇心や探究心の表れなのです。
自分の分からないことを1つ1つ確認する行動は、好奇心からくる探索行動です。
探索行動を通してさまざまな経験をすることで、子どもの自発性や創造性などを育むことができます。
つまり、いたずらは子どもが大人になるための大切なステップの1つなのです。
そのため、いたずらを悪いことと決めつけるのではなく、大らかな気持ちで受け止めることが大切です。
いたずらした子どもへの対応について
子どもの成長過程においていたずらが必要だといっても、危険なことや不衛生なこと、他人に迷惑が掛かるようなことはやめさせなくてはなりません。
しかし、いたずらをした子どもへの対応を間違えると、こちらの意図をうまく伝えることができません。
では、子供がいたずらをした際は、どのような対応を取れば良いのでしょうか?
まず、子どもがいたずらをした状況が正確に把握できない状態で叱ってはなりません。
子どもには、その行動をした自分なりの言い分があるはずです。子どもの気持ちや考えに聞き耳を持たないまま叱っても、子どもの心には届かないでしょう。
子どもの意見を聞いた後は、一度言い分を認めてあげることも大切です。
「そっか、○○を触ってみたかったんだね」など、子どもが言った言葉を反復するだけでも十分です。
いたずらをした子どもをいったん受け入れることによって、子どもを素直な気持ちにすることができます。そうすることによって、こちらの意見にも聞く耳を持ってくれるようになるでしょう。
子どもを叱る前に、子どもがきちんと話を聞ける状況を作ってあげることが大切です。
子どもの正しい叱り方
保育士として働いていると、子どもを叱らなければならない場面は多いと思います。しかし、どのように叱れば良いのか悩んでいる方もいることでしょう。ここでは、子どもを正しく叱るためのポイントをご紹介します。
【感情的にならない】
子どもを叱るときは、決して感情的になってはいけません。感情的になって頭ごなしに叱っても、子どもには恐怖しか伝わりません。場合によっては、ショックを与えてしまうため注意してください。
冷静に、諭すように言い聞かせることが大切です。
【なぜ叱っているかをきちんと伝える】
子どもを叱る場合、なぜ叱っているかをきちんと伝えることも大切なポイントの1つです。
叱られている理由が分からないまま子供が謝ったとしても、同じいたずらを繰り返す可能性があります。
子どもでも理解できるように、叱っている理由を分かりやすい言葉で教えましょう。
【叱った後のフォローも大切】
子どもを叱りっぱなしにしては、子どもはその後どうすれば良いのか困惑してしまいます。そのため、叱った後は、どうすれば良かったのかをきちんと教えてあげる必要があります。
また、叱った後は笑顔で優しい言葉をかけてフォローすることも忘れてはなりません。
頭をなでたり、手を握ったりして子どもへの愛情を伝えてください。
おわりに
子どもが成長する過程において、いたずらは必要なことですが、保育士として働いていると叱らなければならない場面に必ず遭遇します。
子どもを正しく叱るためには感情的に叱るのではなく、子どものためを思って叱ることが大切です。子どもの言い分にも耳を傾けて、子どもの気持ちに寄り添うことから始めましょう。