梅雨の時期、保育園の室内遊びは何をする?梅雨にぴったりの製作遊びをご紹介
2017/10/05
雨の日が続くと、室内で過ごす時間が長くなりますね。そんな季節は、バラエティー豊かにさまざまな製作遊びをとり入れて、子どもがわくわくしながら夢中になれるひとときを作りましょう。
今回は、雨の季節にぴったりの製作遊びをご紹介します。
お花紙で作るあじさい
はじめに、梅雨にぴったりの「お花紙で作るあじさい」をご紹介します。丸めたお花紙を貼るだけの、シンプルで簡単にできる製作遊びなので、乳児クラスにもおすすめです。
【材料】
・色画用紙
・お花紙
・のり
・ハサミ
・ホチキス
【作り方】
まず、あじさいの土台となる部分を保育者が準備しましょう。色画用紙を直径13~15cm程の大きさで丸く切っておきます。4歳以上のクラスは、あじさいの土台も園児が自分で作っても良いでしょう。基本的に土台は1人1つですが、1つでは物足りない子どももいるので、土台は多めに準備しておきます。
子どもたちはお花紙をくしゃくしゃに丸めたものを10個ほど作り、お友だちのものと混ざらないよう、それぞれ箱などに入れておきます。
丸めたお花紙にのりをつけて、1つずつあじさいの土台に貼っていきます。図鑑や絵本であじさいの花を見ながら、なるべく隙間のないように貼りましょう。
最後に、緑色の色画用紙で葉っぱを作り、あじさいの土台の下にホチキスで留めれば完成です。
製作を通してあじさいにもいろんな色があることを知り、実際に咲いている本物のあじさいに興味がわいてくると楽しいですね。
注意点としては、ホチキス針は危ないので、子どもたちに刺さらないように気をつけましょう。
雨のカーテンを作ろう
次は、スズランテープを使った「雨のカーテン」をご紹介します。
ひらひら揺れるスズランテープに雨粒のシールを貼ると、透明感のある天井飾りが出来上がります。クラス全員分を並べて飾れば、「雨のカーテン」になりますよ。
【材料】
・スズランテープ(青・水色)
・丸シール
・セロハンテープ
・ハサミ
【作り方】
青のスズランテープと水色のスズランテープを、50cm程の長さに切っておきましょう。ハサミが上手に使える年齢になったら、スズランテープは園児が自分で切っても大丈夫です。
切ったスズランテープはテーブルに置いて、丸シールを自由に貼っていきます。
大きさは大小織り交ぜて、色は青・水色・白が合います。
最後に、両端の切り口部分がほつれないようにセロハンテープで留めたら完成です。
青と水色のスズランテープを織り交ぜることで、とてもきれいな色合いになるのでおすすめです。青い丸テープの中に小さめの白い丸テープを貼ることで、水玉の反射のように見せることもできます。
【遊び方】
くぐって遊んだり、ジャンプしてタッチしたり、「雨のカーテン」がお部屋にあるだけで楽しくなりますね。窓に貼ると、半透明のスズランテープが光に映えてとてもきれいです。
どこにどんなふうに飾るかで、いろんな楽しみ方ができますよ。
カエルのフリスビー
最後は、アクティブに遊べるおもちゃをご紹介します。
紙皿で作る「カエルのフリスビー」は、軽くて使いやすいおもちゃです。簡単で、あっという間にできてしまうので、たっぷり遊んで楽しめますよ。
カエルがぴょんぴょん跳ぶことをイメージして遊ぶことができるので、季節の生き物に興味を持つきっかけにもなりますね。
【材料】
・紙皿2枚
・画用紙
・ビニールテープ(緑・黄緑)
・クレヨン
・色ペン
・のり
【作り方】
2枚の紙皿は、表と表を向かい合わせてぴったりと重ねます。ずれないように、紙皿のふちをビニールテープで固定しましょう。同じ間隔で8カ所以上固定すると、あとで遊んだ時に壊れません。このとき、緑と黄緑を交互に貼るとフリスビーが回転した際に、美しく見えます。これがフリスビーの土台になります。
次に、画用紙にカエルの顔をクレヨンで描きます。顔が描けたら画用紙をハサミで切り取り、のりをつけて紙皿の真ん中に貼りましょう。更に、その周囲に色ペンで模様をつけます。のりが乾いたら「カエルのフリスビー」の完成です。
2~3歳児の場合、フリスビーの土台は保育者が準備します。画用紙をカエルの形に切っておき、目や口を子どもが描くようにしましょう。
4歳以上の子どもがフリスビーの土台を作る時は、必要な分のビニールテープをあらかじめ切っておくことで、スムーズに作業ができますよ。
【遊び方】
青いビニールシートを「カエルの池」に見立てて、離れた所からフリスビーを投げ入れます。「カエルのジャンプ、1・2・3!」など、声を出しながらやると盛り上がりますよ。
ゴールめがけて投げてみたり、的を倒して遊んだりするのも楽しいです。広い場所では、遠くまで投げてみるのもいいですね。
安全への配慮を忘れないようにして、カエルのフリスビーを楽しみましょう。
おわりに
今回は、雨の季節にぴったりの製作遊びをご紹介しました。
作品をお部屋に飾り、雰囲気を少し変えるだけで、子どもたちはわくわくします。また、自分で作ったおもちゃには愛着がわき、大切にしようという気持ちが生まれます。季節の製作遊びを通して、心の成長が見られるのはうれしいことですね。
室内遊びが多くなる梅雨だからこそ、さまざまな製作遊びを楽しんでみてください。
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雨の日が続くと、室内で過ごす時間が長くなりますね。そんな季節は、バラエティー豊かにさまざまな製作遊びをとり入れて、子どもがわくわくしながら夢中になれるひとときを作りましょう。
今回は、雨の季節にぴったりの製作遊びをご紹介します。
お花紙で作るあじさい
はじめに、梅雨にぴったりの「お花紙で作るあじさい」をご紹介します。丸めたお花紙を貼るだけの、シンプルで簡単にできる製作遊びなので、乳児クラスにもおすすめです。
【材料】
・色画用紙
・お花紙
・のり
・ハサミ
・ホチキス
【作り方】
まず、あじさいの土台となる部分を保育者が準備しましょう。色画用紙を直径13~15cm程の大きさで丸く切っておきます。4歳以上のクラスは、あじさいの土台も園児が自分で作っても良いでしょう。基本的に土台は1人1つですが、1つでは物足りない子どももいるので、土台は多めに準備しておきます。
子どもたちはお花紙をくしゃくしゃに丸めたものを10個ほど作り、お友だちのものと混ざらないよう、それぞれ箱などに入れておきます。
丸めたお花紙にのりをつけて、1つずつあじさいの土台に貼っていきます。図鑑や絵本であじさいの花を見ながら、なるべく隙間のないように貼りましょう。
最後に、緑色の色画用紙で葉っぱを作り、あじさいの土台の下にホチキスで留めれば完成です。
製作を通してあじさいにもいろんな色があることを知り、実際に咲いている本物のあじさいに興味がわいてくると楽しいですね。
注意点としては、ホチキス針は危ないので、子どもたちに刺さらないように気をつけましょう。
雨のカーテンを作ろう
次は、スズランテープを使った「雨のカーテン」をご紹介します。
ひらひら揺れるスズランテープに雨粒のシールを貼ると、透明感のある天井飾りが出来上がります。クラス全員分を並べて飾れば、「雨のカーテン」になりますよ。
【材料】
・スズランテープ(青・水色)
・丸シール
・セロハンテープ
・ハサミ
【作り方】
青のスズランテープと水色のスズランテープを、50cm程の長さに切っておきましょう。ハサミが上手に使える年齢になったら、スズランテープは園児が自分で切っても大丈夫です。
切ったスズランテープはテーブルに置いて、丸シールを自由に貼っていきます。
大きさは大小織り交ぜて、色は青・水色・白が合います。
最後に、両端の切り口部分がほつれないようにセロハンテープで留めたら完成です。
青と水色のスズランテープを織り交ぜることで、とてもきれいな色合いになるのでおすすめです。青い丸テープの中に小さめの白い丸テープを貼ることで、水玉の反射のように見せることもできます。
【遊び方】
くぐって遊んだり、ジャンプしてタッチしたり、「雨のカーテン」がお部屋にあるだけで楽しくなりますね。窓に貼ると、半透明のスズランテープが光に映えてとてもきれいです。
どこにどんなふうに飾るかで、いろんな楽しみ方ができますよ。
カエルのフリスビー
最後は、アクティブに遊べるおもちゃをご紹介します。
紙皿で作る「カエルのフリスビー」は、軽くて使いやすいおもちゃです。簡単で、あっという間にできてしまうので、たっぷり遊んで楽しめますよ。
カエルがぴょんぴょん跳ぶことをイメージして遊ぶことができるので、季節の生き物に興味を持つきっかけにもなりますね。
【材料】
・紙皿2枚
・画用紙
・ビニールテープ(緑・黄緑)
・クレヨン
・色ペン
・のり
【作り方】
2枚の紙皿は、表と表を向かい合わせてぴったりと重ねます。ずれないように、紙皿のふちをビニールテープで固定しましょう。同じ間隔で8カ所以上固定すると、あとで遊んだ時に壊れません。このとき、緑と黄緑を交互に貼るとフリスビーが回転した際に、美しく見えます。これがフリスビーの土台になります。
次に、画用紙にカエルの顔をクレヨンで描きます。顔が描けたら画用紙をハサミで切り取り、のりをつけて紙皿の真ん中に貼りましょう。更に、その周囲に色ペンで模様をつけます。のりが乾いたら「カエルのフリスビー」の完成です。
2~3歳児の場合、フリスビーの土台は保育者が準備します。画用紙をカエルの形に切っておき、目や口を子どもが描くようにしましょう。
4歳以上の子どもがフリスビーの土台を作る時は、必要な分のビニールテープをあらかじめ切っておくことで、スムーズに作業ができますよ。
【遊び方】
青いビニールシートを「カエルの池」に見立てて、離れた所からフリスビーを投げ入れます。「カエルのジャンプ、1・2・3!」など、声を出しながらやると盛り上がりますよ。
ゴールめがけて投げてみたり、的を倒して遊んだりするのも楽しいです。広い場所では、遠くまで投げてみるのもいいですね。
安全への配慮を忘れないようにして、カエルのフリスビーを楽しみましょう。
おわりに
今回は、雨の季節にぴったりの製作遊びをご紹介しました。
作品をお部屋に飾り、雰囲気を少し変えるだけで、子どもたちはわくわくします。また、自分で作ったおもちゃには愛着がわき、大切にしようという気持ちが生まれます。季節の製作遊びを通して、心の成長が見られるのはうれしいことですね。
室内遊びが多くなる梅雨だからこそ、さまざまな製作遊びを楽しんでみてください。