保育のコラム

保育園の食育計画・指導案の立て方と例

2017/10/05

保育園の食育計画・指導案の立て方

 

保育士の仕事の中でも、多くの方が苦労するのが食育計画の立て方です。特に、初めて保育士として働く場合や長期のブランク後に復帰する場合は、どのように取り組むべきかつかみにくいこともあるでしょう。今回は、保育園の食育計画に基づいた指導案の立て方についてお伝えします。

 

 

 

保育園の食育計画に必要な考え方は?

 

 

 

保育園の食育計画を立てる際に頭に入れておきたいことは、食育には目標があるということです。その目標とは、自分が食べたいものや好きな食べ物を増やしていくといった「食と健康」にまつわるものであったり、一緒に食べたい人がいるといった「食と人間関係」にまつわるものであったりします。

 

 

大人たちは当たり前のように日々食事をしていますが、幼い子どもたちにとっては食事さえも日々新しい発見の連続です。子どもたちは食を通して健康的な生活を送れる大人へと成長していくため、食育が必要です。したがって、食育計画を立てるにあたっては、食を通して子どもたちがどんな風に育ってほしいのか、具体的な目標を考えましょう。

 

 

 

食育計画に基づいた指導案の立て方

 

 

 

食育計画に基づいた指導案

 

食育計画に基づいた指導案を立てるためには、まず自分が担当する子どもたちの状況についてきちんと把握しておく必要があります。そして、その子どもたちが、これから自分が計画する期間の間に、どのように成長していくのかを予測しましょう。難しく考えるよりも、目の前にいる子どもたちの様子を具体的に思い描くと、指導案を考えやすくなります。

 

子どもたちにどのような成長を期待するかを、ねらいとして設定しましょう。また、そのねらいを達成するために経験するべき内容についても考えていきます。例えば、「食と季節の行事の関係性を知ってもらう」のがねらいだとすれば、それを達成するための経験として「かしわ餅を食べる」という内容が考えられます。

 

 

他にも、食器の使い方や、食を通して周囲の人とのコミュニケーションを築くことなど、さまざまな観点から設定するべきねらいを考えましょう。子どもたちの年齢によっても、設定するべきねらいは異なります。

 

食育と聞くと、つい難しい話のように捉えてしまいがちですが、子どもたちの具体的な状況を思い描いて指導案を考えると作成しやすくなるでしょう。

 

 

保育園の食育計画の例

 

 

 

保育園の食育計画の例

 

実際に食育計画を立てる時の一例をご紹介します。子どもたちの成長の様子や季節感に合わせて、指導案を考えましょう。

 

春の食育計画

 

暖かく過ごしやすい時期であり、出会いの季節でもあります。新しく入園したばかりで、家庭以外の場所で食事をするのが初めてという園児もいるでしょう。

 

例:食事に合わせて「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをする必要性を知る。

 

 

夏の食育計画

 

暑い時期は、夏バテを防ぐためにもさまざまな栄養をバランスよく取る必要があります。また、食中毒など衛生面でも気を使うべきことが増えます。

 

例:夏野菜を食べることを通して、食材と旬についての興味を広げる。

 

 

秋の食育計画

 

食欲の秋といわれ、さつまいもやかぼちゃを始めとした季節を感じる食材がたくさんありますし、お米などの作物も収穫の時期を迎えます。また、周囲のお友達とも慣れてきた時期でしょう。

 

例:栗拾いの体験を通じて身の回りの人と会話をしながら、食への興味・関心を深める。

 

 

冬の食育計画

 

寒さや風邪で体調を崩しやすい時期です。その一方で、節分やバレンタインデーを始めとした季節の行事もあり、新しい経験をするチャンスがあります。

 

例:節分豆を食べて、季節の行事と食の関連性を学ぶ。

 

 

 

おわりに

 

 

 

今回は、保育園の食育計画についてお伝えしました。多くの保育士が苦戦するといわれる食育計画と指導案ですが、目の前にいる子どもたちの状況を把握することで、おのずと目標設定がしやすくなります。

 

小さい頃に学んだ食の感覚は、その後の人生にもつながる大切な部分です。子どもたちの成長を思い描きながら、1つずつねらいを設定していきましょう。

 

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