転職したいなら知っておこう!保育士の転職活動の流れ
2020/02/25










転職する決意を固めたものの、保育士の転職の流れがいまひとつ分からないという方も多いと思います。初めて転職する方であれば、何かと不安に感じますよね。
スムーズに転職活動を行うためにも、まずは保育士の転職活動の流れについて把握しておきましょう。転職活動の一連の流れが分かれば、効率的なスケジュールを組むことができます。
そこで今回は、保育士の転職活動の流れについてご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育士の転職活動の基本的な流れ
転職する保育園によって若干の違いはありますが、基本的には次のような流れで転職活動を行うのが一般的です。
【1】自己分析
【2】求人の選定
【3】書類審査
【4】面接
【5】内定・条件確認
【6】退職手続き
具体的でそれぞれどのようなことを行うのかをご紹介いたします。
【1】自己分析
転職活動でまず最初に行うべきことは、自己分析です。
これまでの経験などを振り返ることによって、自分の強みや弱点、価値観などを把握しましょう。
自己分析を行い、自分が保育士の仕事に求めるものを明確にすることで、転職先選びをスムーズに進められるようになります。
自己分析を行う際のポイントは、時系列に沿って活動の流れなどを整理することです。前職や学生時代まで記憶をさかのぼって、印象に残るエピソードを思い出しましょう。
そのときに「なぜその選択をしたのか?」という点に着目してください。
ある行動に対してなぜそのような対応を取ったのかを1つずつ考えることで、自分の価値観が見えてきます。
価値観がはっきりすると、理想の保育士像や仕事によって手に入れたいものなどが明確になり、効率的に転職活動を進めることができます。
しかし、自分自身を知ることはなかなか大変なものです。そのようなときは、周囲の人に聞いてみるのがおすすめです。
家族や友人に尋ねてみると、自分では気付けなかった自分を発見することができるかもしれません。
【2】求人の選定
次は転職先を決めるために、求人の選定をします。
自己分析に基づき、自分らしく働ける求人を選定しましょう。
具体的に求人を選定する方法は大きく分けて2つの方法があります。
・求人サイトで検索
・転職エージェントに登録
それぞれについて詳しく説明します。
求人サイトで検索
求人情報を総合して掲載している求人サイトに自分から応募する方法です。
サイトによって多少の違いはありますが、求人情報にある保育園のアピールポイントや応募資格などを確認し、応募します。
また、最近ではスカウトメールと言って求人を出している保育園側から、登録された情報によって直接逆指名される仕組みもあります。
いずれにしても、自分の気に入った情報を見つけたら、応募をし、その後の選考に進みます。
選考などのやりとりは、基本的に自分で行うことになりますので、スケジューリングなどでミスがないように注意が必要です。
転職エージェントに登録
転職エージェントと言われる、転職先と転職者を結び付けてくれる支援会社があります。
この場合は、最初に転職エージェントへ登録し、キャリアコンサルタントの面談を受けながら、自分の経歴や今後のキャリアプランを選定する形になります。
転職エージェントに登録した場合は、その後の求人選定は、担当のキャリアコンサルタントによる紹介が一般的です。
あなたの好みにあった情報を厳選し、紹介が行われるので、自分で求人を検索するよりも手間は少ないでしょう。
また、選考において面談日時の設定などはキャリアコンサルタントが仲介し行われるため、保育園と直接のやりとりはありません。
転職エージェントへの登録やその後の活動支援については無料で行われるため、求人選定などに時間が裂けないなど忙しい方にはぴったりのサービスです。
【3】書類審査
求人に応募した後は、書類選考が行われます。
主に履歴書や職務経歴書を元に保育園側独自の基準で選定が行われるため、詳細は不明です。
一般的には応募資格として求人票に記載の情報であれば書類選考は通過することが多いですが、求人票に書くことのできない項目、例えば男女などの性別、年齢などで書類選考にて不採用の連絡が来ることもあります。
書類選考基準については、非公開の保育園がほとんどですので、なぜ合格したか、なぜ不合格になったはわかりません。
一つ一つの採否をにこだわることなく、縁がなかったとして次に進んだ方が良いです。
【4】面接

書類選考を通過したら、次にあるのが面接です。
面接回数は2~3回程度です。
一次面接では、主に現場の主任クラスが面接官になります。
直接一緒に仕事をする相手、もしくは直属の上司になることが多い人物とお会いする機会になりますので、園の雰囲気や保育士の人間関係などがわかります。
二次面接では園長先生など、保育園の責任者が面接官を勤めることが多いです。
保育園の運営方針や、採用後の配置などについて想定しながら面接が進むため、あなたがどんなふうに保育園で働きたいのかが理解しやすいでしょう。
面接を「審査されている」と思うととても緊張するかもしれません。
しかし、面接はお互いに「どんな保育士なのだろう」「どんな働き場所なんだろう」と見極める場です。
出来るだけ自然に向き合えるように、落ち着いて望んでください。
【5】内定・条件確認
内定が決まったら、保育園より連絡があります。
最終面接後に再度面接形式で条件確認がある場合もありますし、書面等で条件を提示されることもあります。
条件がご希望と合致しない場合は交渉も必要です。
お互いに納得した条件で働けることがベストですので、不明な点などがあれば、遠慮なく確認しましょう。
ただし、今後働くことになるかもしれません。
確認するときには慎重に、ビジネスマナーを持って確認しましょう。
なお、転職エージェントを利用した場合はこれらの交渉は転職エージェントが代行して行ってれます。
【6】退職手続き
転職先が決まったら、スムーズに退職できるように準備を進めましょう。
保育の業界は意外と狭いものです。
退職したら関係ないと思っていても、園長同士がつながっていたり、研修会などで一緒に働いていた保育士と顔を合わせたりするかもしれません。
退職の仕方を失敗すると、後味の悪さが残ってしまうため気を付けてください。
また、退職が決まったら、現在の勤務先に退職する旨を早急に報告することが大切です。
辞めるまでの期間が短いと、子どもや保護者に不安を与えかねません。
引き継ぎ業務などを行う必要もあるため、可能であれば余裕を持って3カ月前には伝えると良いでしょう。
退職する際に必要な書類などもあるため、事前に確認しておくようにしてください。
転職活動にかかる時間は約3〜4ヶ月が目安
転職活動におけるステップについてまとめました。
転職を決断し、自己分析から内定までは概ね3ヶ月〜4ヶ月が目安です。
一つの保育園の応募から内定までは、おおよそ1ヶ月程度が目安になりますが、面接の日程調整などがスムーズに行くとは限りませんので、余裕を持って対応することをお勧めします。
転職活動、とりわけ初めての転職活動では、どのような工程があるのか手探りになりやすいですが、こうしてステップを考えると、やらなければならないことがすっきりすると思います。
スケジュールをしっかり確認しながら、効率よく進めるようにしましょう。
カテゴリ
保育士キャリア
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転職する決意を固めたものの、保育士の転職の流れがいまひとつ分からないという方も多いと思います。初めて転職する方であれば、何かと不安に感じますよね。
スムーズに転職活動を行うためにも、まずは保育士の転職活動の流れについて把握しておきましょう。転職活動の一連の流れが分かれば、効率的なスケジュールを組むことができます。
そこで今回は、保育士の転職活動の流れについてご紹介します。

【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育士の転職活動の基本的な流れ
転職する保育園によって若干の違いはありますが、基本的には次のような流れで転職活動を行うのが一般的です。
【1】自己分析
【2】求人の選定
【3】書類審査
【4】面接
【5】内定・条件確認
【6】退職手続き
具体的でそれぞれどのようなことを行うのかをご紹介いたします。
【1】自己分析
転職活動でまず最初に行うべきことは、自己分析です。
これまでの経験などを振り返ることによって、自分の強みや弱点、価値観などを把握しましょう。
自己分析を行い、自分が保育士の仕事に求めるものを明確にすることで、転職先選びをスムーズに進められるようになります。
自己分析を行う際のポイントは、時系列に沿って活動の流れなどを整理することです。前職や学生時代まで記憶をさかのぼって、印象に残るエピソードを思い出しましょう。
そのときに「なぜその選択をしたのか?」という点に着目してください。
ある行動に対してなぜそのような対応を取ったのかを1つずつ考えることで、自分の価値観が見えてきます。
価値観がはっきりすると、理想の保育士像や仕事によって手に入れたいものなどが明確になり、効率的に転職活動を進めることができます。
しかし、自分自身を知ることはなかなか大変なものです。そのようなときは、周囲の人に聞いてみるのがおすすめです。
家族や友人に尋ねてみると、自分では気付けなかった自分を発見することができるかもしれません。
【2】求人の選定
次は転職先を決めるために、求人の選定をします。
自己分析に基づき、自分らしく働ける求人を選定しましょう。
具体的に求人を選定する方法は大きく分けて2つの方法があります。
・求人サイトで検索
・転職エージェントに登録
それぞれについて詳しく説明します。
求人サイトで検索
求人情報を総合して掲載している求人サイトに自分から応募する方法です。
サイトによって多少の違いはありますが、求人情報にある保育園のアピールポイントや応募資格などを確認し、応募します。
また、最近ではスカウトメールと言って求人を出している保育園側から、登録された情報によって直接逆指名される仕組みもあります。
いずれにしても、自分の気に入った情報を見つけたら、応募をし、その後の選考に進みます。
選考などのやりとりは、基本的に自分で行うことになりますので、スケジューリングなどでミスがないように注意が必要です。
転職エージェントに登録
転職エージェントと言われる、転職先と転職者を結び付けてくれる支援会社があります。
この場合は、最初に転職エージェントへ登録し、キャリアコンサルタントの面談を受けながら、自分の経歴や今後のキャリアプランを選定する形になります。
転職エージェントに登録した場合は、その後の求人選定は、担当のキャリアコンサルタントによる紹介が一般的です。
あなたの好みにあった情報を厳選し、紹介が行われるので、自分で求人を検索するよりも手間は少ないでしょう。
また、選考において面談日時の設定などはキャリアコンサルタントが仲介し行われるため、保育園と直接のやりとりはありません。
転職エージェントへの登録やその後の活動支援については無料で行われるため、求人選定などに時間が裂けないなど忙しい方にはぴったりのサービスです。
【3】書類審査
求人に応募した後は、書類選考が行われます。
主に履歴書や職務経歴書を元に保育園側独自の基準で選定が行われるため、詳細は不明です。
一般的には応募資格として求人票に記載の情報であれば書類選考は通過することが多いですが、求人票に書くことのできない項目、例えば男女などの性別、年齢などで書類選考にて不採用の連絡が来ることもあります。
書類選考基準については、非公開の保育園がほとんどですので、なぜ合格したか、なぜ不合格になったはわかりません。
一つ一つの採否をにこだわることなく、縁がなかったとして次に進んだ方が良いです。
【4】面接
書類選考を通過したら、次にあるのが面接です。
面接回数は2~3回程度です。
一次面接では、主に現場の主任クラスが面接官になります。
直接一緒に仕事をする相手、もしくは直属の上司になることが多い人物とお会いする機会になりますので、園の雰囲気や保育士の人間関係などがわかります。
二次面接では園長先生など、保育園の責任者が面接官を勤めることが多いです。
保育園の運営方針や、採用後の配置などについて想定しながら面接が進むため、あなたがどんなふうに保育園で働きたいのかが理解しやすいでしょう。
面接を「審査されている」と思うととても緊張するかもしれません。
しかし、面接はお互いに「どんな保育士なのだろう」「どんな働き場所なんだろう」と見極める場です。
出来るだけ自然に向き合えるように、落ち着いて望んでください。
【5】内定・条件確認
内定が決まったら、保育園より連絡があります。
最終面接後に再度面接形式で条件確認がある場合もありますし、書面等で条件を提示されることもあります。
条件がご希望と合致しない場合は交渉も必要です。
お互いに納得した条件で働けることがベストですので、不明な点などがあれば、遠慮なく確認しましょう。
ただし、今後働くことになるかもしれません。
確認するときには慎重に、ビジネスマナーを持って確認しましょう。
なお、転職エージェントを利用した場合はこれらの交渉は転職エージェントが代行して行ってれます。
【6】退職手続き
転職先が決まったら、スムーズに退職できるように準備を進めましょう。
保育の業界は意外と狭いものです。
退職したら関係ないと思っていても、園長同士がつながっていたり、研修会などで一緒に働いていた保育士と顔を合わせたりするかもしれません。
退職の仕方を失敗すると、後味の悪さが残ってしまうため気を付けてください。
また、退職が決まったら、現在の勤務先に退職する旨を早急に報告することが大切です。
辞めるまでの期間が短いと、子どもや保護者に不安を与えかねません。
引き継ぎ業務などを行う必要もあるため、可能であれば余裕を持って3カ月前には伝えると良いでしょう。
退職する際に必要な書類などもあるため、事前に確認しておくようにしてください。
転職活動にかかる時間は約3〜4ヶ月が目安
転職活動におけるステップについてまとめました。
転職を決断し、自己分析から内定までは概ね3ヶ月〜4ヶ月が目安です。
一つの保育園の応募から内定までは、おおよそ1ヶ月程度が目安になりますが、面接の日程調整などがスムーズに行くとは限りませんので、余裕を持って対応することをお勧めします。
転職活動、とりわけ初めての転職活動では、どのような工程があるのか手探りになりやすいですが、こうしてステップを考えると、やらなければならないことがすっきりすると思います。
スケジュールをしっかり確認しながら、効率よく進めるようにしましょう。