非常勤の保育士とは?常勤とどんな違いがあるの?
2019/08/20

保育士の働き方として、常勤以外に非常勤があることをご存じですか?
聞いたことはあるけれど、具体的にどのようなものなのか分からないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、非常勤保育士の業務内容や、常勤と非常勤の働き方や待遇、給料などの違いなどについてご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
非常勤の保育士とは?
非常勤とは、常勤(正社員・正職員)以外のすべてを指す言葉です。
つまり非正規社員、例えば保育園で言えば、臨時職員、派遣保育士、パート・アルバイト保育士が非常勤保育士にあたります。
厚生労働省の「保育所に勤務する保育士数の推移」によると、保育士全体の非常勤職員の割合は45.6%、公立保育園では53.5%、私立保育園では38.9%となっています。
つまり、非常勤職員は保育園運営において少数とは言えず、欠かせない存在となっているのです。
では、非常勤保育士の雇用体系にはどのようなものがあるのか、もう少し詳しくご紹介します。
臨時職員
臨時職員とは、いわゆる契約社員の事です。
就労期間の定めのある保育士のことで、仕事内容は正職員とほとんど変わりません。
また契約社員は、正職員になれるチャンスが十分にあります。
採用基準は正職員よりも低いため、希望の園に入社しやすく、実力次第で正職員へ転向することもできます。
例えば、妊娠や子育てなどで長期的なブランクがあったり、保育士免許を取得したばかりという方も同様に挑戦しやすいと言えます。
一方で、臨時職員は正職員と同じ仕事なのに、安定性がなく、契約更新時期に毎回不安な気持ちになるというデメリットもあります。
また、実際に働いてみたら思っていたところと違う、人間関係がどうしても耐えられないなどの不満は必ずあります。
その際は、契約更新のタイミングで円満に退職できる契約社員(臨時職員)の働き方にメリットが出てきます。
派遣保育士
派遣保育士とは、保育園との直接契約ではなく、派遣会社を仲介し保育園に派遣される保育士のことです。
派遣保育士の一番のメリットは柔軟性のある働き方が選択できるという点です。
フルタイムで働きたい方も、時短で働きたい方も、週に数回の出勤で働きたい方も様々な希望を叶えることが可能な働き方です。
通常、時短や出勤日数が減ると給与も低めに設定されますが、派遣社員の時給は、パートやアルバイト社員に比べ、高く設定されていることが多いため、パートやアルバイト社員に比べると給料は安定しており、ボーナスのない正職員並です。
このように非正規でありながらしっかりとお給料が正職員並にもらえるという点も、派遣保育士になるメリットの一つです。
また、派遣保育士が所属する派遣会社の福利厚生は、働く人たちにとって必要なものを備えているケースが多く、スキルアップ研修などを無料で受講したりする事などもできます。
万が一、派遣保育士として働く中で保育園への不満やトラブルがあった時も、派遣会社が仲立ちし解決に努めてくれるため、安心して働くことができます。
一方で、派遣保育士はその保育園の所属ではなく、派遣会社に所属するため、他の保育士との関係の中で、疎外感を感じることもあるかもしれません。
派遣保育士のメリット・デメリットについては「派遣保育士という新しい働き方!保育士が派遣で働くメリットとデメリット」の記事にて詳しく解説していますので、派遣保育士という働き方に興味がある方はこちらの記事も読んで見てください。
パート・アルバイト保育士
パート・アルバイトの保育士はほとんどの場合、短時間勤務など、時間を区切った働き方になります。
朝の4時間だけ、夕方の4時間だけ、日中だけなど、ご自身のライフスタイルの中で都合の良い時間帯に働くことができるのが最大のメリットです。
基本的に保育補助の仕事になり、時間給での契約になるので、残業はありません。
時間の融通が一番効く働き方なので、子どもが小さい方や介護中の方など、時間を選んで働きたい方にはピッタリです。
最近ではパート・アルバイトの保育士に60代くらいの方も増えているといいます。
現役を引退した後、「フルタイムでは無理だけど、保育の仕事は好き」という方は短時間でできるパート・アルバイトで保育現場に携わり続けることが多いようです。
そういった意味でもパート・アルバイト保育士は体力的に時間的にもワークライフバランスに沿った働き方と言えるでしょう。
非常勤と常勤の保育士との違い

非常勤職員と常勤職員の保育士は、雇用形態以外に実際はどのように違いがあるのでしょうか。
主な違いは主に下記の3点です。
・仕事内容
・給料体系
・働き方
ここからは具体的にそれぞれについてご紹介します。
仕事内容
常勤保育士の主な仕事は担任、副担任業務です。
一方、非常勤保育士の主な仕事内容は保育補助やフリーなどが中心です。
保育園によっても異なりますが、多くの場合は非常勤保育士は補助的な役割として仕事内容を任されることが多いです。
一般的な保育補助の仕事内容は、遊びや食事の準備、食事の世話や後片付けなどです。
保育園によっては、子どもの保育に直接携わることもあります。
保育補助の仕事は保育園によって全く異なります。
人数も1つのクラスに専属で配属されることもあれば、複数のクラスに配属され補助が必要なときにサポートすることもあります。
給料体系
常勤保育士と非常勤保育士の給与は、固定給か時給制かが大きく異なります。
臨時職員の場合は、固定給制度の場合もありますが、派遣やパート、アルバイトの場合はほとんどの場合時給制です。
社会保険や福利厚生はほぼ同等に受けられます。
派遣保育士については、パートアルバイトに比べ、時給が高く設定されることはありますが、大幅な昇給は難しいこともあるため、収入が不安定な点もデメリットの1つです。
働き方
常勤保育士の場合は、育休復帰後や介護などの特別な事情がある場合を除いて一日8時間、週5日勤務のいわゆるフルタイム勤務です。
一方非常勤保育士は、働く時間等に自由度があります。
特にパート、アルバイトなどは、働く日数や時間が短時間でもOKの保育園が多く、採用時に伝えたご希望に沿った働き方が可能でしょう。
非常勤の保育士として働くメリット
非常勤保育士として働くメリットの一つは、時間的に自由度の高い働き方です。
子育てや介護など、長時間働くことができない場合や、働く時間を少し短めにしたい、土曜日は必ず休みたいなどの希望を叶えられるのが非常勤保育士です。
フルタイムの常任保育士に比べ、非常勤保育士は採用のハードルが多少低くなります。
また、公務員試験の合格をしなくても、公立保育園で働く事も可能ですし、人気の保育園での勤務も可能です。
働き続ける事で公務員になることはできませんが、私立園であれば常勤勤務に変更する事も多くあります。
働いてみたいけれど、常勤保育士での勤務は門戸が空いていない場合など、非常勤保育士だからこそ働けるというメリットもあるでしょう。
非常勤の保育士として働くデメリット
非常勤保育士のデメリットは、雇用の不安定さです。
雇用に限りがある非正規社員になりますので、この先ずっと同じ保育園で働きたいと思った時に将来の雇用が保証されていない不安はあるでしょう。
同じ勤務先で長く定年まで勤めたいなどの見通しがたたないことは、大きなデメリットともいえるでしょう。
非常勤保育士にはこんな人がおすすめ!

働き方が多様化する現代、常勤保育士、非常勤保育士のどちらが良いかは、あなたがどのように働きたいかということが重要です。
非常勤保育士が向いているのは、働く上で時間の融通の利きやすさを重視する方です。
確かに雇用に期限があるとはいえ、保育士不足の現状、一つの保育園との契約がたとえ終わっても、他に働ける保育園はたくさんあります。
また、ボーナスなどの収入面が高くても、残業や持ち帰り仕事など、担任業務の重い責任を全て背負わなければならないプレッシャーと比較し、自分自身がどういう働き方をしたいかは人それぞれです。
一時的に子育てなどで重い責任のある仕事はできなくても、保育士としての勘を忘れたくないという人にとっても、非常勤保育士としてキャリアを継続するということは、大切なことです。
一時的にプライベートなどを優先したい人などにも、オススメの働き方といえるでしょう。
カテゴリ
保育士キャリア
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保育士の働き方として、常勤以外に非常勤があることをご存じですか?
聞いたことはあるけれど、具体的にどのようなものなのか分からないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、非常勤保育士の業務内容や、常勤と非常勤の働き方や待遇、給料などの違いなどについてご紹介します。

【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
非常勤の保育士とは?
非常勤とは、常勤(正社員・正職員)以外のすべてを指す言葉です。
つまり非正規社員、例えば保育園で言えば、臨時職員、派遣保育士、パート・アルバイト保育士が非常勤保育士にあたります。
厚生労働省の「保育所に勤務する保育士数の推移」によると、保育士全体の非常勤職員の割合は45.6%、公立保育園では53.5%、私立保育園では38.9%となっています。
つまり、非常勤職員は保育園運営において少数とは言えず、欠かせない存在となっているのです。
では、非常勤保育士の雇用体系にはどのようなものがあるのか、もう少し詳しくご紹介します。
臨時職員
臨時職員とは、いわゆる契約社員の事です。
就労期間の定めのある保育士のことで、仕事内容は正職員とほとんど変わりません。
また契約社員は、正職員になれるチャンスが十分にあります。
採用基準は正職員よりも低いため、希望の園に入社しやすく、実力次第で正職員へ転向することもできます。
例えば、妊娠や子育てなどで長期的なブランクがあったり、保育士免許を取得したばかりという方も同様に挑戦しやすいと言えます。
一方で、臨時職員は正職員と同じ仕事なのに、安定性がなく、契約更新時期に毎回不安な気持ちになるというデメリットもあります。
また、実際に働いてみたら思っていたところと違う、人間関係がどうしても耐えられないなどの不満は必ずあります。
その際は、契約更新のタイミングで円満に退職できる契約社員(臨時職員)の働き方にメリットが出てきます。
派遣保育士
派遣保育士とは、保育園との直接契約ではなく、派遣会社を仲介し保育園に派遣される保育士のことです。
派遣保育士の一番のメリットは柔軟性のある働き方が選択できるという点です。
フルタイムで働きたい方も、時短で働きたい方も、週に数回の出勤で働きたい方も様々な希望を叶えることが可能な働き方です。
通常、時短や出勤日数が減ると給与も低めに設定されますが、派遣社員の時給は、パートやアルバイト社員に比べ、高く設定されていることが多いため、パートやアルバイト社員に比べると給料は安定しており、ボーナスのない正職員並です。
このように非正規でありながらしっかりとお給料が正職員並にもらえるという点も、派遣保育士になるメリットの一つです。
また、派遣保育士が所属する派遣会社の福利厚生は、働く人たちにとって必要なものを備えているケースが多く、スキルアップ研修などを無料で受講したりする事などもできます。
万が一、派遣保育士として働く中で保育園への不満やトラブルがあった時も、派遣会社が仲立ちし解決に努めてくれるため、安心して働くことができます。
一方で、派遣保育士はその保育園の所属ではなく、派遣会社に所属するため、他の保育士との関係の中で、疎外感を感じることもあるかもしれません。
派遣保育士のメリット・デメリットについては「派遣保育士という新しい働き方!保育士が派遣で働くメリットとデメリット」の記事にて詳しく解説していますので、派遣保育士という働き方に興味がある方はこちらの記事も読んで見てください。
パート・アルバイト保育士
パート・アルバイトの保育士はほとんどの場合、短時間勤務など、時間を区切った働き方になります。
朝の4時間だけ、夕方の4時間だけ、日中だけなど、ご自身のライフスタイルの中で都合の良い時間帯に働くことができるのが最大のメリットです。
基本的に保育補助の仕事になり、時間給での契約になるので、残業はありません。
時間の融通が一番効く働き方なので、子どもが小さい方や介護中の方など、時間を選んで働きたい方にはピッタリです。
最近ではパート・アルバイトの保育士に60代くらいの方も増えているといいます。
現役を引退した後、「フルタイムでは無理だけど、保育の仕事は好き」という方は短時間でできるパート・アルバイトで保育現場に携わり続けることが多いようです。
そういった意味でもパート・アルバイト保育士は体力的に時間的にもワークライフバランスに沿った働き方と言えるでしょう。
非常勤と常勤の保育士との違い
非常勤職員と常勤職員の保育士は、雇用形態以外に実際はどのように違いがあるのでしょうか。
主な違いは主に下記の3点です。
・仕事内容
・給料体系
・働き方
ここからは具体的にそれぞれについてご紹介します。
仕事内容
常勤保育士の主な仕事は担任、副担任業務です。
一方、非常勤保育士の主な仕事内容は保育補助やフリーなどが中心です。
保育園によっても異なりますが、多くの場合は非常勤保育士は補助的な役割として仕事内容を任されることが多いです。
一般的な保育補助の仕事内容は、遊びや食事の準備、食事の世話や後片付けなどです。
保育園によっては、子どもの保育に直接携わることもあります。
保育補助の仕事は保育園によって全く異なります。
人数も1つのクラスに専属で配属されることもあれば、複数のクラスに配属され補助が必要なときにサポートすることもあります。
給料体系
常勤保育士と非常勤保育士の給与は、固定給か時給制かが大きく異なります。
臨時職員の場合は、固定給制度の場合もありますが、派遣やパート、アルバイトの場合はほとんどの場合時給制です。
社会保険や福利厚生はほぼ同等に受けられます。
派遣保育士については、パートアルバイトに比べ、時給が高く設定されることはありますが、大幅な昇給は難しいこともあるため、収入が不安定な点もデメリットの1つです。
働き方
常勤保育士の場合は、育休復帰後や介護などの特別な事情がある場合を除いて一日8時間、週5日勤務のいわゆるフルタイム勤務です。
一方非常勤保育士は、働く時間等に自由度があります。
特にパート、アルバイトなどは、働く日数や時間が短時間でもOKの保育園が多く、採用時に伝えたご希望に沿った働き方が可能でしょう。
非常勤の保育士として働くメリット
非常勤保育士として働くメリットの一つは、時間的に自由度の高い働き方です。
子育てや介護など、長時間働くことができない場合や、働く時間を少し短めにしたい、土曜日は必ず休みたいなどの希望を叶えられるのが非常勤保育士です。
フルタイムの常任保育士に比べ、非常勤保育士は採用のハードルが多少低くなります。
また、公務員試験の合格をしなくても、公立保育園で働く事も可能ですし、人気の保育園での勤務も可能です。
働き続ける事で公務員になることはできませんが、私立園であれば常勤勤務に変更する事も多くあります。
働いてみたいけれど、常勤保育士での勤務は門戸が空いていない場合など、非常勤保育士だからこそ働けるというメリットもあるでしょう。
非常勤の保育士として働くデメリット
非常勤保育士のデメリットは、雇用の不安定さです。
雇用に限りがある非正規社員になりますので、この先ずっと同じ保育園で働きたいと思った時に将来の雇用が保証されていない不安はあるでしょう。
同じ勤務先で長く定年まで勤めたいなどの見通しがたたないことは、大きなデメリットともいえるでしょう。
非常勤保育士にはこんな人がおすすめ!
働き方が多様化する現代、常勤保育士、非常勤保育士のどちらが良いかは、あなたがどのように働きたいかということが重要です。
非常勤保育士が向いているのは、働く上で時間の融通の利きやすさを重視する方です。
確かに雇用に期限があるとはいえ、保育士不足の現状、一つの保育園との契約がたとえ終わっても、他に働ける保育園はたくさんあります。
また、ボーナスなどの収入面が高くても、残業や持ち帰り仕事など、担任業務の重い責任を全て背負わなければならないプレッシャーと比較し、自分自身がどういう働き方をしたいかは人それぞれです。
一時的に子育てなどで重い責任のある仕事はできなくても、保育士としての勘を忘れたくないという人にとっても、非常勤保育士としてキャリアを継続するということは、大切なことです。
一時的にプライベートなどを優先したい人などにも、オススメの働き方といえるでしょう。