保育士の休憩時間はどれくらい?休憩時間の過ごし方
2017/10/05
一般企業で会社勤めをしている方の休憩は、毎日同じ時間に取ることが多いです。しかし、保育園で働く保育士はそうはいきません。今日は13時から休憩時間と決まっていたとしても、担当するクラスの子どもが寝ぐずりしていて休憩に入れない…なんてこともままあります。
このように子どもの様子で忙しさが変わる保育士は、一般的にどれくらい休憩時間を取り、どのように過ごしているのでしょうか?今回は、気になる保育士の休憩時間についてご紹介します。
保育士の休憩時間はどれくらい?
保育園で働く保育士の休憩時間は、一体どれくらいなのでしょうか。ここでは、労働基準法上の休憩時間の規制についてと、実際の状況についてご紹介します。
労働基準法で定められている休憩時間は?
労働基準法34条1項より、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、そして労働時間が8時間を超える場合は1時間以上の休憩時間を、労働時間の途中に与えなければならないと定められています。
その日の状況で休憩事情は異なるのが実情
実のところ、保育士が常に休憩をしっかりと取っている園は非常に少ないのが実情です。つまり、45分や60分の休憩時間が予定されていても、規定時間をフルに取ることができないケースがほとんどでしょう。
たくさんの保育士がいて、完全に交代できる体制であれば話は別ですが、そういった保育園はなかなかないのが実情です。休憩中はほとんどの保育士が保育園内に滞在し、そのときどきの状況で休憩を取っています。
休憩時間の過ごし方
子どものお昼寝時間=休憩時間。連絡帳記入に費やすことも
基本的には、保育園の中に設けられている休憩室で休憩することが多いですが、狭い園の場合は事務室と兼ねている場合もあります。
また、子どもたちのお昼寝時間が保育士の休憩時間になることが多いのですが、寝かしつけに時間を要することも少なくありません。なかなか寝つけない子どももいれば、急に泣きだしてしまう子どももいるため、休憩時間に入っていたとしても、子どもの様子が分かる保育室の中にいることもあるようです。
お昼寝の直後に熱が出たり、ケガや嘔吐をしてしまったりした場合は保護者にお迎えに来てもらわなくてはいけなくなることもあります。その場合にも対応できるように保護者に伝えたい出来事はできるだけ早めに連絡帳に記入します。しかし、午前中は午前の保育で手一杯のことが多いため、比較的保育園全体が落ち着いているお昼寝時間=保育士の休憩時間を連絡帳の記入に充てることが多いでしょう。
そのほかにも制作物を作ったり、職員会議をしたりといったことも休憩中に行われることがあります。会社勤めの方のランチを想像していると、ギャップを感じるかもしれませんね。
しっかり休憩を取るコツ
休憩時間にリフレッシュするためには、園舎の外に出て休憩を取るのが一番です。
これから就職、転職、再就職する場合は、就業前に休憩時間中の外出が可能かどうかを確認しておくことをおすすめします。面接時に、休憩時間に外出できるかどうかを尋ねても、基本的には合否に支障はありません。
面接官に直接尋ねることに抵抗がある場合は、その園で働いている方に尋ねたり、派遣会社を通して就業先を探している場合は派遣会社の担当者に確認したりすると良いでしょう。
外出ができず、園内での休憩が必須な場合は、自分なりのストレス解消方法を用意しておくと良いでしょう。おやつやコーヒーなどの嗜好品を楽しんだり、スマホでゲームをしたり、好きな音楽を聴いたり…自分自身がリフレッシュできるものなら何でもかまいません。
ただし保育中はもちろん、休憩中でもタバコは吸えないものと考えておいてください。一般的に保育園は完全禁煙です。そのため、あなたにとってタバコを吸うことがストレス解消方法なのであれば、他のストレス解消方法を見つけることをおすすめします。就職する際、喫煙について園側に相談してみても良いかもしれません。
おわりに
保育士の休憩時間の長さや過ごし方についてご紹介しました。
休憩時間に連絡帳を記入するとご紹介しましたが、保育園での仕事とタイムスケジュールに慣れてくるとスムーズに記入が行えるようになるため、徐々に休憩は休憩としてきちんと時間が取れるようになるでしょう。
カテゴリ
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一般企業で会社勤めをしている方の休憩は、毎日同じ時間に取ることが多いです。しかし、保育園で働く保育士はそうはいきません。今日は13時から休憩時間と決まっていたとしても、担当するクラスの子どもが寝ぐずりしていて休憩に入れない…なんてこともままあります。
このように子どもの様子で忙しさが変わる保育士は、一般的にどれくらい休憩時間を取り、どのように過ごしているのでしょうか?今回は、気になる保育士の休憩時間についてご紹介します。
保育士の休憩時間はどれくらい?
保育園で働く保育士の休憩時間は、一体どれくらいなのでしょうか。ここでは、労働基準法上の休憩時間の規制についてと、実際の状況についてご紹介します。
労働基準法で定められている休憩時間は?
労働基準法34条1項より、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、そして労働時間が8時間を超える場合は1時間以上の休憩時間を、労働時間の途中に与えなければならないと定められています。
その日の状況で休憩事情は異なるのが実情
実のところ、保育士が常に休憩をしっかりと取っている園は非常に少ないのが実情です。つまり、45分や60分の休憩時間が予定されていても、規定時間をフルに取ることができないケースがほとんどでしょう。
たくさんの保育士がいて、完全に交代できる体制であれば話は別ですが、そういった保育園はなかなかないのが実情です。休憩中はほとんどの保育士が保育園内に滞在し、そのときどきの状況で休憩を取っています。
休憩時間の過ごし方
子どものお昼寝時間=休憩時間。連絡帳記入に費やすことも
基本的には、保育園の中に設けられている休憩室で休憩することが多いですが、狭い園の場合は事務室と兼ねている場合もあります。
また、子どもたちのお昼寝時間が保育士の休憩時間になることが多いのですが、寝かしつけに時間を要することも少なくありません。なかなか寝つけない子どももいれば、急に泣きだしてしまう子どももいるため、休憩時間に入っていたとしても、子どもの様子が分かる保育室の中にいることもあるようです。
お昼寝の直後に熱が出たり、ケガや嘔吐をしてしまったりした場合は保護者にお迎えに来てもらわなくてはいけなくなることもあります。その場合にも対応できるように保護者に伝えたい出来事はできるだけ早めに連絡帳に記入します。しかし、午前中は午前の保育で手一杯のことが多いため、比較的保育園全体が落ち着いているお昼寝時間=保育士の休憩時間を連絡帳の記入に充てることが多いでしょう。
そのほかにも制作物を作ったり、職員会議をしたりといったことも休憩中に行われることがあります。会社勤めの方のランチを想像していると、ギャップを感じるかもしれませんね。
しっかり休憩を取るコツ
休憩時間にリフレッシュするためには、園舎の外に出て休憩を取るのが一番です。
これから就職、転職、再就職する場合は、就業前に休憩時間中の外出が可能かどうかを確認しておくことをおすすめします。面接時に、休憩時間に外出できるかどうかを尋ねても、基本的には合否に支障はありません。
面接官に直接尋ねることに抵抗がある場合は、その園で働いている方に尋ねたり、派遣会社を通して就業先を探している場合は派遣会社の担当者に確認したりすると良いでしょう。
外出ができず、園内での休憩が必須な場合は、自分なりのストレス解消方法を用意しておくと良いでしょう。おやつやコーヒーなどの嗜好品を楽しんだり、スマホでゲームをしたり、好きな音楽を聴いたり…自分自身がリフレッシュできるものなら何でもかまいません。
ただし保育中はもちろん、休憩中でもタバコは吸えないものと考えておいてください。一般的に保育園は完全禁煙です。そのため、あなたにとってタバコを吸うことがストレス解消方法なのであれば、他のストレス解消方法を見つけることをおすすめします。就職する際、喫煙について園側に相談してみても良いかもしれません。
おわりに
保育士の休憩時間の長さや過ごし方についてご紹介しました。
休憩時間に連絡帳を記入するとご紹介しましたが、保育園での仕事とタイムスケジュールに慣れてくるとスムーズに記入が行えるようになるため、徐々に休憩は休憩としてきちんと時間が取れるようになるでしょう。