保育のコラム

保育士の残業事情と、残業なしを目指すために今からできる対策とは!?

2021/07/06

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保育士として働いていると、行事の時期など、職場によってはなかなか定時で帰れないこともあると思います。

残業による収入を期待している方にとっては、残業代がどれくらいもらえるのか気になるところですが、中には残業なしの職場をお探しの方もいるでしょう。

今回は、保育士の残業代や残業時間など、保育園の残業事情についてご紹介します。

 

“ずっと保育士編集部”

【記事監修】ずっと保育士編集部

「ずっと保育士」は、保育ひとすじ30年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。

保育士の残業の実態とは?

 

残業は、保育士が退職する主な原因のひとつです。

東京都福祉保健局「令和4年度 東京都保育士実態調査」によると、保育士の退職理由の第5位に「労働時間が長い(18.6%)」が挙げられています。

しかも、この調査の退職理由の第2位は「仕事量が多い(23.1%)」、第3位は「給料が安い(22.1%)」でした。

このことから、保育士は残業や長時間労働の問題を多分に含んでいることがわかります。

つまり、保育士は、仕事量が多く、時間がかかっているにもかかわらず、正当な賃金が支払われていない事実が隠されているのです。

ここからは、保育士の残業時間や残業代の支給状況、残業が増える時期について詳しく解説していきます。

 

保育士の残業時間はどれくらい?

 

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、保育士の残業時間の平均は月に3時間となっています。

つまり、1日5分程度しか残業していないことになります。

これを見て「こんなに少ないはずない」と驚かれる方もいるでしょう。

実際、この通りの残業時間だとしたら、退職理由に「労働時間が長い」というデータが出てくるはずがありません。

ただ、保育士の残業時間は園によって大きく異なり、その実態について正確なデータはありません。

保育士の確保ができている公立の保育園では、保育士の残業は多くないと言われています。

私立保育園であっても、潤沢な運営資金を確保できる園は、残業を減らすためにパートやアルバイトなどの保育士を充実させています。

一方で、保育士の確保が難しい昨今、業務過多で残業せざるをえない環境に追い込まれる保育園もあります。

昔の悪習を引き継いでいる園では、「子どもの保育をしている時間だけ」を業務時間とし、事務作業などを勤務時間に含めない事例も報告されています。

同じ残業でも「サービス残業」として換算されている場合、実際にどの程度の残業が発生しているのかわかりにくくなっています。

つまり、一般的に公表されている月3時間というデータは、賃金から割り出した残業時間のため、実際に残業をしていても実態は定かではありません。

 

残業代はどれくらいもらえるの?

 

保育士の残業代は、職場によって異なります。

時間単位で支払われることもあれば、「みなし残業代」として、月にまとめて手当が付く場合もあります。

「みなし残業代」とは、給与の中に残業代が含まれていることを指します。

所定時間までの残業は、いくら働いていても一定額しか支払われません。

みなし残業代は、入社前の給与提示で示されるため、事前に納得いくかどうか自分で判断する必要があります。

一方、残業代が時給で支払われる場合、実際の労働時間が法定労働時間(1日8時間・週40時間)を超えた残業については、割増率を1.25倍として残業代を計算します。

つまり、基礎賃金よりも加算された金額が支払われることになっています。

気を付けることは、残業代が実質的に支払われない職場があるという点です。

子どもたちの帰宅後も、事務作業や行事の準備などの仕事が残されています。

ところが、子どものいない時間は業務外とみなす園が存在しており、子どもの前でできない準備も勤務時間外とみなされて残業代が支払われないこともあります。

サービス残業はもちろん、賃金計算の意図的な操作など、不正処理をする園もないとは言えません。

就職活動の際には、園の残業代の仕組みについてしっかり確認しましょう。

しかし、ご安心ください。

保育士不足の昨今、保育士を確保するために残業代や残業時間について、しっかり取り組む園が多くなってきています。

 

保育士の残業が増えがちな時期はいつ?

 

保育士の残業が増えるのは、3月~4月です。

まず、卒園式の準備はもちろん、卒園児の送り出しに伴う小学校や行政への提出書類が増えます。

同時に、入園関係の事務作業も舞い込み、作業量そのものが大幅に増えます。

そのため、業務時間内で終わらせることは難しく、残業や持ち帰り作業になることが多いのです。

ほかにも、9月の運動会や、12月のクリスマス会、2月の発表会など、大きな行事前は残業が増える傾向にあります。

イベントの準備作業は、他の保育士と連携が必要ですし、遅番と早番どちらかの時間帯に合わせなければなりません。

園児の帰宅後の方が作業がスムーズに進行するため、残業が多くなりがちです。

ほかのイベントと重なる場合もあり、計画的に準備をしないと残業がどんどん増える可能性があります。

 

保育士の残業の原因とは?

 

保育士の残業は、以下の2つが主な原因です。

・子どもの保育以外の作業が多い

・保育士不足

保育士の仕事が保育のみであれば、基本的に保育時間が決まっているので、時間内で作業は終わるはずです。

しかし、保護者が迎えに来ない、連絡がつかないこともあり、この場合は保護者が到着するまで残業となります。

時間通りに園児が帰宅しても、保育士の仕事は終わりません。

お便りの作成、保護者からの個別相談、おもちゃの準備や消毒、保育室の清掃など、数え切れないほどの作業があります。

保育時間内に作業するように指示があっても、実際にそれで終わる業務量とは言えないのが現状です。

 

残業なしを目指すために今からできる対策

 

残業なしを目指す対策として、具体的に何ができるでしょうか。

主に以下の5つの対策があるのでご紹介します。

 

・対策1:しっかり園の問題の1つとして提案する

・対策2:イベント準備は効率性を重視する

・対策3:保育士同士のコミュニケーションをしっかりと取り効率的に動く

・対策4:子どもの保育以外のタスクをリスト化して分担する

・対策5:ITを駆使する

 

対策1:しっかり園の問題の1つとして提案する

 

残業問題は、「声をあげる」ことが大切です。

先述のように、「子どもを保育する時間」だけを業務時間とする悪習もいまだに残っています。

そのため、保育園自体が「そういうものだ」として受け入れられている場合もあります。

言いづらいとは思いますが、誰かが声を上げなければ現状を変えることはできません。

周りの保育士と協力しながら、現状を改善するために、素直な声をあげることが大切です。

 

対策2:イベント準備は効率性を重視する

 

イベント時期は、保育士の残業が増えます。

ただ、運動会やクリスマス会など、大きなイベントがある時期は予めわかっています。

日々の業務の中で、少しずつ準備を行い、スケジュールを組むなどすれば、効率的できるでしょう。

衣装や小道具など、以前使ったものがあれば再利用も検討しましょう。

ほかにも、保護者に協力してもらったり、子ども自身に手作りさせたりするのもひとつです。

教室内の装飾も前年の飾りを再利用し、少し工夫して生まれ変わらせることも可能です。

 

対策3:保育士同士のコミュニケーションをしっかりと取り効率的に動く

 

保育士の仕事はチームワークで効率化できます。

保育士の90%以上が女性なので、人間関係が複雑になりがちだと言われます。

しかし、「残業を減らして早く帰りたい」気持ちは共通のはず。

oneチームとして効率化し、全員が「残業を減らす」目標に向かう雰囲気を作ることが大切です。

チームの効率化として、保育士の1人が子どもの保育に専念し、もう1人は事務作業を終わらせるといった分担仕事もよいでしょう。

書類は、お互いにルールを作って共有し、二度手間の作業の削減や、モノを探す時間を短縮させることもできます。

コミュニケーションを大切にし、協力体制を構築できれば、業務の負担は大幅に減少します。

 

対策4:子どもの保育以外のタスクをリスト化して分担する

 

業務を効率化させるには、タスクを「見える化」することです。

コンサル会社やIT企業など、業務改善に使われる手法ですが、保育士の現場でも活用できます。

まず、保育時間以外に何の業務をするべきか洗い出しましょう。

次に、その業務は誰が担当で、いつまでにやるのか、1つずつ挙げます。

一見、作業が増えそうに感じますが、不要な業務を発見でき、抜け漏れもなくなるため、後からフォローの必要もありません。

いきなり園全体での実践が難しいのであれば、まずは自分だけでもやると効率化されて楽になります。

 

対策5:ITを駆使する

 

業務を効率化するためには、ITが必要です。

たとえば、手書きしている場合、ネットには利用できる画像が無料で提供されています。

ダウンロードした素材をハサミでカット、組み合わせるだけで壁面が完成することに。

ただし、ダウンロードの際は著作権にご注意ください。

イベントを企画していると、アイデアが浮かばず煮詰まることもあるでしょう。

そんな時は、他の保育園での行事や、保育士支援のサイトで紹介されているアイデアがヒントになることもあります。

行事やイベントの準備、スケジュールをデータで保存しておくことも忘れないようにしましょう。

来年の行事やイベントの際に、準備の手順やスケジュールを把握することで大幅な効率化ができます。

何はともあれ、まずは活用できるところから始めるのがオススメです。

 

もし対策しても難しいようであれば残業なしの働き方・保育園への転職も考えよう!

 

今回は、保育士の残業事情についてご紹介しました。

残業問題は、保育園全体で取り組まなければ解消されないことがあります。

個人がどんなに努力しても、改善に向かわなければ、転職を視野に入れることもひとつの方法です。

「自分で転職先を見つけられない…」

「どの求人も同じに感じる…」

など、お悩みのある方は、派遣コーディネーターや、転職エージェントを利用することをオススメします。

残業の少ない職場を希望することはもちろん、園の雰囲気や考え方など、詳細な情報を得ることができます。

雇用に関するトラブルは、人材派遣会社や転職エージェントが間に入って交渉してくれます。

「保育士の仕事は続けたいけど、残業や業務量に疲れてしまった」という方は、働き方や環境を変えてみるのがよいかもしれません。

明日香はあなたを応援しています!

 

 

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