雨の日、保育園の0歳児クラスはどう遊ぶ?乳児向け室内遊び4選
2016/10/26
雨の日は遊ぶ場所が室内に限られるため、保育園での遊びのバリエーションは不足しがちです。とくに0歳児のクラスになると、どのようなことを遊びに取り入れたら良いかが難しくなります。
そこで今回は、雨の日に活用できる、乳児向けの室内遊びを4つご紹介します。上から順に乳児の成長の段階に合わせた遊びになっているため、ぜひ参考にしてください。
【乳児向け室内遊び1】手遊び歌(わらべうた)
手遊び歌は、楽しいリズムと手の動きで子どもとコミュニケーションを取れるため、0歳児の室内遊びに最適です。視界がまだはっきりとしていない、生後間もない乳児の場合でも、人の表情の変化には反応します。そのため、口を大きく開けたり、舌を出したりなど、表情にはっきりとした変化をつけながら歌を歌うことがポイントです。
また、乳児を安心させるように、目線をしっかりと合わせてください。手遊び歌を通して乳児の体にそっと触れるなどのスキンシップも積極的に行いましょう。
乳児は機嫌が良くなると、喃語と呼ばれる「あー」や「うー」などの声を発します。喃語を発するようであれば、同じ手遊び歌を繰り返してやってあげましょう。
【乳児向け室内遊び2】風船遊び
乳児は、3カ月頃になると動くものを目で追うようになります。そのため、上下左右にふわふわと不規則な動きをする風船は乳児の追視を誘い、好奇心や脳を刺激するには非常に効果的です。また、動体視力を鍛える意味でも、良いトレーニングになります。
さらに成長すると、目の前のものを手でつかもうとしますが、風船は触ったときにキュッキュッと不思議な音が鳴る点がユニークで、子どもの好奇心をくすぐります。風船はやわらかいためケガの心配がないことも、乳児向けの遊びとして風船遊びが適している理由です。
普通の風船遊びに飽きてきたら、水風船を活用した遊びもおすすめです。ぷにぷにとした不思議な感触が、乳児には新鮮に感じられることでしょう。
【乳児向け室内遊び3】紙遊び
6カ月を過ぎると、首がすわり、お座りもしっかりとできるようになってきます。この頃から、体や指先の動かし方を学べるような遊びを少しずつ取り入れていきましょう。
簡単にできるおすすめの遊びは、新聞紙やカラー広告、ティッシュなどの紙を用意して、ビリビリとちぎるだけの紙遊びです。
ちぎった紙を紙吹雪のように降らせたり、袋に入れてボールを作ったり、子ども用のビニールプールに集めて紙のプールを作ったりと、遊び方にはさまざまなバリエーションが考えられます。
手先をよく動かすため、脳の活性化にも効果がある遊びです。初めは思いのままにちぎらせ、慣れてきたら、他の破り方や丸め方を教えて、手の使い方を学習させましょう。
ただし、窒息にもつながるため、子どもがちぎった紙を飲み込まないように十分注意してください。
【乳児向け室内遊び4】ハイハイ鬼ごっこ
10カ月頃になると、「ハイハイ」が上手にできるようになります。ハイハイができれば、その後つかまり立ち、1人立ち、という次のステップへスムーズに移行するサポートになる遊びを取り入れましょう。
「ハイハイ」は、腕の筋力を鍛えるトレーニングとしても大切な運動です。ハイハイで活発に動き回るようになったら、鬼ごっこの感覚で追いかける遊びを取り入れてみてください。
安全には十分に配慮し、ぬいぐるみなどを用いて楽しく行いましょう。
おわりに
外で遊べず気分が落ち込みがちな雨の日も、保育園での室内遊びを工夫してあげれば、子どもたちは楽しく過ごすことができます。乳児の頃からできる室内遊びは、意外と多くあります。子どもの発達に合わせた遊びを考え、一緒に楽しんでください。
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雨の日は遊ぶ場所が室内に限られるため、保育園での遊びのバリエーションは不足しがちです。とくに0歳児のクラスになると、どのようなことを遊びに取り入れたら良いかが難しくなります。
そこで今回は、雨の日に活用できる、乳児向けの室内遊びを4つご紹介します。上から順に乳児の成長の段階に合わせた遊びになっているため、ぜひ参考にしてください。
【乳児向け室内遊び1】手遊び歌(わらべうた)
手遊び歌は、楽しいリズムと手の動きで子どもとコミュニケーションを取れるため、0歳児の室内遊びに最適です。視界がまだはっきりとしていない、生後間もない乳児の場合でも、人の表情の変化には反応します。そのため、口を大きく開けたり、舌を出したりなど、表情にはっきりとした変化をつけながら歌を歌うことがポイントです。
また、乳児を安心させるように、目線をしっかりと合わせてください。手遊び歌を通して乳児の体にそっと触れるなどのスキンシップも積極的に行いましょう。
乳児は機嫌が良くなると、喃語と呼ばれる「あー」や「うー」などの声を発します。喃語を発するようであれば、同じ手遊び歌を繰り返してやってあげましょう。
【乳児向け室内遊び2】風船遊び
乳児は、3カ月頃になると動くものを目で追うようになります。そのため、上下左右にふわふわと不規則な動きをする風船は乳児の追視を誘い、好奇心や脳を刺激するには非常に効果的です。また、動体視力を鍛える意味でも、良いトレーニングになります。
さらに成長すると、目の前のものを手でつかもうとしますが、風船は触ったときにキュッキュッと不思議な音が鳴る点がユニークで、子どもの好奇心をくすぐります。風船はやわらかいためケガの心配がないことも、乳児向けの遊びとして風船遊びが適している理由です。
普通の風船遊びに飽きてきたら、水風船を活用した遊びもおすすめです。ぷにぷにとした不思議な感触が、乳児には新鮮に感じられることでしょう。
【乳児向け室内遊び3】紙遊び
6カ月を過ぎると、首がすわり、お座りもしっかりとできるようになってきます。この頃から、体や指先の動かし方を学べるような遊びを少しずつ取り入れていきましょう。
簡単にできるおすすめの遊びは、新聞紙やカラー広告、ティッシュなどの紙を用意して、ビリビリとちぎるだけの紙遊びです。
ちぎった紙を紙吹雪のように降らせたり、袋に入れてボールを作ったり、子ども用のビニールプールに集めて紙のプールを作ったりと、遊び方にはさまざまなバリエーションが考えられます。
手先をよく動かすため、脳の活性化にも効果がある遊びです。初めは思いのままにちぎらせ、慣れてきたら、他の破り方や丸め方を教えて、手の使い方を学習させましょう。
ただし、窒息にもつながるため、子どもがちぎった紙を飲み込まないように十分注意してください。
【乳児向け室内遊び4】ハイハイ鬼ごっこ
10カ月頃になると、「ハイハイ」が上手にできるようになります。ハイハイができれば、その後つかまり立ち、1人立ち、という次のステップへスムーズに移行するサポートになる遊びを取り入れましょう。
「ハイハイ」は、腕の筋力を鍛えるトレーニングとしても大切な運動です。ハイハイで活発に動き回るようになったら、鬼ごっこの感覚で追いかける遊びを取り入れてみてください。
安全には十分に配慮し、ぬいぐるみなどを用いて楽しく行いましょう。
おわりに
外で遊べず気分が落ち込みがちな雨の日も、保育園での室内遊びを工夫してあげれば、子どもたちは楽しく過ごすことができます。乳児の頃からできる室内遊びは、意外と多くあります。子どもの発達に合わせた遊びを考え、一緒に楽しんでください。