保育士を辞めたい程に辛い!園児にもし怪我をさせてしまったら?
2021/02/01









子どもたちの事故は、保育士さんにとって最も大きなトラブルの1つです。
子どもたち同士のじゃれあいや転倒による擦り傷、打撲だけでなく、ケンカなどの突発的な事故もあります。
また、時には保育士自身の不注意により事故を誘発してしまうこともあります。
そして、事故を起こしてしまった時、保育士さんは辞めたいほどに辛いと感じてしまうこともあるようです。
そこで今回はもしも子どもに怪我をさせてしまったらどうするか、についてまとめてます。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育園での園児の怪我はどれぐらいあるの?
内閣府子ども・子育て本部『平成30年教育・保育施設等における事故報告集計』によると2018年の事故報告件数は1641 件ありました。
その内訳は 負傷等が 1632 件で、81%( 1330 件)が骨折によるものでした。(※1)
これは全国の保育施設で起こった統計なので、一見少なく感じる人もいるかもしれませんが、、骨折などの大事故の統計なので、日々起こる擦り傷小さな打身など小さな怪我は含まれていません。
つまり、日常の小さな事故も含めるともっと身近な怪我はたくさん起きています。
子どもに怪我をさせてしまった時に辞めたいと感じる保育士が多い

子どもの怪我は日常的に起こります。
それは保育士がどんなに気を付けていても、当たり前にあるのです。
園庭で転んでしまったり、机や椅子の脚に引っかかったり、低年齢の子どもほど、体のバランスが不安定なため、仕方ない部分もあります。
ただ、これらは頭では分かっていても、保育士としては辛いものです。
「あの時、もう少し気を配っていれば」
「足下気をつけるように声かけしておけば」
「喧嘩の声が聞こえたらすぐに行くべきだった」
そんな罪悪感が、保育士としての自分の資質に対する疑問を生じさせてしまい、辞めてしまいたくなるきっかけになることもあります。
また、怪我をさせてしまったお子さんの保護者の中には、ひどく保育士を罵るような言葉をうけることもあります。
決して悪意があったわけではなくても、そのような結果に対し、息苦しさを感じてしまうこともあります。
もし自分が子どもに怪我をさせてしまったら?3つのポイント
では、もしも子どもに怪我をさせてしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
万が一に備えて、ポイントを3つお伝えします。
ポイント1:まずはマニュアルに沿った対処が基本
まずは保育園ごとに策定されている安全対策マニュアルを確認しましょう。
各保育園ごとに、怪我をしたときの対処法についてマニュアルがあります。
看護師在中の保育園であれば、看護師の先生にまずお願いするかもしれませんし、そうではない場合、園長や副園長などが対応する場合もあります。
まずは基本に沿った流れを確認しておきましょう。
ポイント2:一人で対応しない
他の保育士に協力を要請して冷静に対処することが大切です。
これは怪我をした子どもの手当てに協力を要請するだけでなく、自分が手当てをしている最中に他の子どもたちを守るためにも必要なことです。
自分が目を離しているすきに他の園児が怪我をしてしまったり、巻き込まれてさらに怪我を誘発する場合もあるので、自分だけで対処するのは一番NGなことです。
適切に他の保育士に手伝ってもらい対処することを忘れないでください。
ポイント3:冷静な対応
怪我をさせてしまうと、今後などを考えて頭が真っ白になったり、不安でいっぱいになってパニックになってしまう場合があります。
そうならないように、冷静に淡々と対応することが重要です。
詳しくは下記の記事にて説明しています。
>>「保育園でもしものケガや事故がおきた時には保育士はどう対応すれば良いの?気をつけるべきポイントとは?」の記事を見る
辞めたい程に辛い事後対応、抑える2つのポイント

怪我をさせてしまった責任と、保護者対応への不安などから「辞めたい」と感じる人が多いということはすでにお伝えしました。
しかし、それだけでこれまで培ってきた保育のスキル、キャリア、子どもたちへの思いを簡単に辞めていいわけではありません。
辞めたいほどに辛いとき、大切なのは事後対応です。
起きてしまったことは変えられないので、事後対応をスムーズに行うことで、怪我をしてしまった子どもにも、保護者にも適切に対応しなければなりません。
ではどのようにすれば良いのでしょうか。
事後対応のポイントについて、ご紹介します。
ポイント1:把握できる部分、できない部分を切り分け正直に報告
保育士にも把握できる部分、できない部分があります。
例えば、平坦な園庭で1人でこけて擦りむく、などどんなに気を付けていても、保育士が守ってあげられるものではありません。
保育士ができることは園庭の石などをできるだけ排除し、転んだ時にも最小限の擦り傷で治るように配慮することです。
一方、歩道を散歩中、道の端を歩くや隊列が乱れていないか、車は前後からきていないか、など安全管理はできる部分です。
つまり、できる配慮は最大限に行い、できなかった部分ではどのように怪我を最小限に抑えるように切り分けて行きます。
また、実際に事故が起こってしまった場合も、全面的に自分が悪い、ではなく把握できる部分とできない部分を切り分けて説明することで相手が納得もしやすくなりますし、今後の改善にもつながります。
改善のポイントは、発達・運動機能などに配慮した保育のカリキュラムを組み立て、活動に取り入れていく中で、子どもの運動機能・バランス感覚などを育み、自分の身体をうまく扱えるようになるよう配慮することです。
事後はカリキュラムの見直しをするタイミングと捉えましょう。
ポイント2:1人で抱え込まない
保育士が1人で抱え込んでどうなるものではないので、まずは園内にしっかりと嘘偽りなく情報共有をすることが重要です。
そして職員全員、時には子どもたちも一緒に対応を選択していくことが理想です。
「私のせいです・・・みんなに迷惑をかけられません」と抱え込んだ結果うまく事はあまりなく、安易な自己判断によることは一番避けるべきなのです。
職場の改善が見られない場合は転職もあり
保育士として、子どもが事故に遭ったり、怪我をする経験はとても辛いものです。
責任感を感じるのは当然ですし、それによって辞めたいとまで思い詰めるかもしれません。
しかし、冷静に、適切な対処をとることで子どもたちは安心しますし、周囲の協力を得て事故を起こさないように対策をとっていくことが大事です。
ただし、残念ながら周囲の協力が得られない、マニュアルの策定や改善が行われない、など信じられない保育園も存在しており、保護者や上長から罵倒されることもあります。
そんなときは、いったん心と体を休め、信頼できる保育園へ転職を考えてみるのも良いでしょう。
※1:参考元:内閣府子ども・子育て本部「平成30年教育・保育施設等における事故報告集計」
カテゴリ
保育の知識
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子どもたちの事故は、保育士さんにとって最も大きなトラブルの1つです。
子どもたち同士のじゃれあいや転倒による擦り傷、打撲だけでなく、ケンカなどの突発的な事故もあります。
また、時には保育士自身の不注意により事故を誘発してしまうこともあります。
そして、事故を起こしてしまった時、保育士さんは辞めたいほどに辛いと感じてしまうこともあるようです。
そこで今回はもしも子どもに怪我をさせてしまったらどうするか、についてまとめてます。

【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
保育園での園児の怪我はどれぐらいあるの?
内閣府子ども・子育て本部『平成30年教育・保育施設等における事故報告集計』によると2018年の事故報告件数は1641 件ありました。
その内訳は 負傷等が 1632 件で、81%( 1330 件)が骨折によるものでした。(※1)
これは全国の保育施設で起こった統計なので、一見少なく感じる人もいるかもしれませんが、、骨折などの大事故の統計なので、日々起こる擦り傷小さな打身など小さな怪我は含まれていません。
つまり、日常の小さな事故も含めるともっと身近な怪我はたくさん起きています。
子どもに怪我をさせてしまった時に辞めたいと感じる保育士が多い
子どもの怪我は日常的に起こります。
それは保育士がどんなに気を付けていても、当たり前にあるのです。
園庭で転んでしまったり、机や椅子の脚に引っかかったり、低年齢の子どもほど、体のバランスが不安定なため、仕方ない部分もあります。
ただ、これらは頭では分かっていても、保育士としては辛いものです。
「あの時、もう少し気を配っていれば」
「足下気をつけるように声かけしておけば」
「喧嘩の声が聞こえたらすぐに行くべきだった」
そんな罪悪感が、保育士としての自分の資質に対する疑問を生じさせてしまい、辞めてしまいたくなるきっかけになることもあります。
また、怪我をさせてしまったお子さんの保護者の中には、ひどく保育士を罵るような言葉をうけることもあります。
決して悪意があったわけではなくても、そのような結果に対し、息苦しさを感じてしまうこともあります。
もし自分が子どもに怪我をさせてしまったら?3つのポイント
では、もしも子どもに怪我をさせてしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
万が一に備えて、ポイントを3つお伝えします。
ポイント1:まずはマニュアルに沿った対処が基本
まずは保育園ごとに策定されている安全対策マニュアルを確認しましょう。
各保育園ごとに、怪我をしたときの対処法についてマニュアルがあります。
看護師在中の保育園であれば、看護師の先生にまずお願いするかもしれませんし、そうではない場合、園長や副園長などが対応する場合もあります。
まずは基本に沿った流れを確認しておきましょう。
ポイント2:一人で対応しない
他の保育士に協力を要請して冷静に対処することが大切です。
これは怪我をした子どもの手当てに協力を要請するだけでなく、自分が手当てをしている最中に他の子どもたちを守るためにも必要なことです。
自分が目を離しているすきに他の園児が怪我をしてしまったり、巻き込まれてさらに怪我を誘発する場合もあるので、自分だけで対処するのは一番NGなことです。
適切に他の保育士に手伝ってもらい対処することを忘れないでください。
ポイント3:冷静な対応
怪我をさせてしまうと、今後などを考えて頭が真っ白になったり、不安でいっぱいになってパニックになってしまう場合があります。
そうならないように、冷静に淡々と対応することが重要です。
詳しくは下記の記事にて説明しています。
>>「保育園でもしものケガや事故がおきた時には保育士はどう対応すれば良いの?気をつけるべきポイントとは?」の記事を見る
辞めたい程に辛い事後対応、抑える2つのポイント
怪我をさせてしまった責任と、保護者対応への不安などから「辞めたい」と感じる人が多いということはすでにお伝えしました。
しかし、それだけでこれまで培ってきた保育のスキル、キャリア、子どもたちへの思いを簡単に辞めていいわけではありません。
辞めたいほどに辛いとき、大切なのは事後対応です。
起きてしまったことは変えられないので、事後対応をスムーズに行うことで、怪我をしてしまった子どもにも、保護者にも適切に対応しなければなりません。
ではどのようにすれば良いのでしょうか。
事後対応のポイントについて、ご紹介します。
ポイント1:把握できる部分、できない部分を切り分け正直に報告
保育士にも把握できる部分、できない部分があります。
例えば、平坦な園庭で1人でこけて擦りむく、などどんなに気を付けていても、保育士が守ってあげられるものではありません。
保育士ができることは園庭の石などをできるだけ排除し、転んだ時にも最小限の擦り傷で治るように配慮することです。
一方、歩道を散歩中、道の端を歩くや隊列が乱れていないか、車は前後からきていないか、など安全管理はできる部分です。
つまり、できる配慮は最大限に行い、できなかった部分ではどのように怪我を最小限に抑えるように切り分けて行きます。
また、実際に事故が起こってしまった場合も、全面的に自分が悪い、ではなく把握できる部分とできない部分を切り分けて説明することで相手が納得もしやすくなりますし、今後の改善にもつながります。
改善のポイントは、発達・運動機能などに配慮した保育のカリキュラムを組み立て、活動に取り入れていく中で、子どもの運動機能・バランス感覚などを育み、自分の身体をうまく扱えるようになるよう配慮することです。
事後はカリキュラムの見直しをするタイミングと捉えましょう。
ポイント2:1人で抱え込まない
保育士が1人で抱え込んでどうなるものではないので、まずは園内にしっかりと嘘偽りなく情報共有をすることが重要です。
そして職員全員、時には子どもたちも一緒に対応を選択していくことが理想です。
「私のせいです・・・みんなに迷惑をかけられません」と抱え込んだ結果うまく事はあまりなく、安易な自己判断によることは一番避けるべきなのです。
職場の改善が見られない場合は転職もあり
保育士として、子どもが事故に遭ったり、怪我をする経験はとても辛いものです。
責任感を感じるのは当然ですし、それによって辞めたいとまで思い詰めるかもしれません。
しかし、冷静に、適切な対処をとることで子どもたちは安心しますし、周囲の協力を得て事故を起こさないように対策をとっていくことが大事です。
ただし、残念ながら周囲の協力が得られない、マニュアルの策定や改善が行われない、など信じられない保育園も存在しており、保護者や上長から罵倒されることもあります。
そんなときは、いったん心と体を休め、信頼できる保育園へ転職を考えてみるのも良いでしょう。
※1:参考元:内閣府子ども・子育て本部「平成30年教育・保育施設等における事故報告集計」