保育のコラム

チャイルドマインダーと保育士の違いって?保育士が資格を取るメリットは?

2017/10/05

保育士とチャイルドマインダー

 

 

保育にまつわる資格の1つに「チャイルドマインダー」というものがあります。一見すると保育士と仕事内容の違いがわかりにくいものの、いくつかの明確な違いがあります。

 

 

今回は、チャイルドマインダーと保育士という仕事の違いについてご紹介します。

 

 

チャイルドマインダーとは?保育士との違いは?

 

 

 

保育士との違い

 

チャイルドマインダーと保育士は、どちらも子どもの保育サービスにまつわる仕事という点は同じです。その一方で、これらの2つには資格としての形式の違いを始めとした、数々の違いもあります。

これから保育士やチャイルドマインダーなどの「子どもに関わる仕事」に就くことを目指すのであれば、それぞれの特徴について理解しましょう。

 

【資格の違い】

 

まず、チャイルドマインダーは民間資格で、国などの公的な機関により認められる資格ではありません。それに対して、保育士は国家資格です。

一般的には、国家資格よりも民間資格の方が取得しやすいと考えられています。

 

【保育可能人数の違い】

 

また、チャイルドマインダーは最大4人までの少人数保育のみを行うのに対し、保育士は最大で30人(4歳児以上の場合)までの比較的大人数保育を行います。

 

 

チャイルドマインダーになるには

 

 

 

チャイルドマインダーの資格を取得するためには、講義や実習を受けて定められた課程を学び、その後試験に合格する必要があります。資格取得のための講義や実習は、さまざまな機関が提供しているため、自分で選んで受講しましょう。

 

 

民間資格とは言っても、子どもに携わる資格に違いはありません。

 

講義を通して子どもについての理解を深めるとともに、保護者が安心して子どもを預けられるように、保育に関する知識、技術を身に着けましょう。

 

チャイルドマインダーの講義では、子どもの発達と心理などの基本的な知識のほか、子どもの安全を守るための病気やケガのケア方法や、健やかな成長のために欠かせない食事などについても学びます。子どもの年齢とその時期の状況について理解し、適切な対応ができるよう目指しましょう。

 

また、実習では、子どもに絵本を読んだり応急処置をしたりと、実際に現場で必要となる技術を学びます。

 

このように、チャイルドマインダーの資格を取得するためには、保育士と同様に、保育にまつわる幅広い学びとスキルが必要です。

 

 

必要な課程を修了した後は、試験を受けましょう。

 

試験に合格すると、晴れてチャイルドマインダーとして活躍できます。

 

 

保育士がチャイルドマインダーの資格を取得するメリット

 

 

 

チャイルドマインダーの資格

 

すでに保育士の資格をお持ちでも、チャイルドマインダーの資格を取得し、それを生かす方法があります。

 

例えば、小規模での保育をする場合です。

 

それまで大人数の保育に携わっていた保育士は、チャイルドマインダーの資格を手に入れることで、改めて少人数保育ならではの気づきを得られるとともに、保育に関する知識を改めて学び直すことができるでしょう。

 

また、チャイルドマインダーの資格は保育にまつわる仕事の開業時にも役立ちます。

 

自宅を利用して小規模な保育サービス事業を立ち上げるなど、保育士とは別の形でキャリアを積むことができるため、保育士とはまた別の形で子どもに関わる仕事をしたいのであれば、持っていて損はない資格と言えるでしょう。

 

おわりに

 

 

今回は保育士とチャイルドマインダーの違いについてお伝えしました。

 

保育士とチャイルドマインダーは、どちらも保育にまつわるサービスです。ただし、資格の形式や一度に保育できる人数など、さまざまな違いがあります。

保育士資格をお持ちの方も、チャイルドマインダーの資格を新たに取得することで、より仕事への理解を深められ、将来の可能性も広がるでしょう。興味のある方はぜひ資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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