保育所児童保育要録とは?保育園での指導要録の書き方や記入例
2017/10/05

保育士は日々の保育の中で子どもの発達を見守るだけでなく、次のステップへと橋渡しする役目があります。その際に重要となるのが「保育所児童保育要録」です。
今回は、保育園での指導要録の書き方や記入例をご紹介します。
保育所児童保育要録とは
保育所児童保育要録とは、保育園の子ども一人一人の姿や発達の状況や、子どもの指導の過程、性格、成長を記録し、小学校教育へとつなげていく資料のことです。
対象児童が入園したときからの記録を元に、年長時の担任が記入します。園長、施設長が責任を持って進学先の小学校へその写しを送付することによって、小学校での教育をスムーズに進めることができるのです。
保育士にとっては、1年の指導の過程とその結果を記録することで次の年度への指導に役立てることができます。
保育所児童保育要録は、自分の保育実践を振り返ることができるとともに、子どもの育ちを助けるために必要な手だてを考えることや、子どもの理解を深めていく上でとても大切なものなのです。
保育園の指導要録の書き方
保育所児童保育要録への記入は、保育園の年長時の担任が行います。他の保育士などからも意見を聞きながら、子どもの様子について記入しましょう。
記入は対象児童が小学校へあがる前に行いますが、入園時からの成長・発達の様子を書く必要があります。そのためには、日頃の保育で気がついたことなどを書きためておくことが大切です。
これまでの記録を元に、子どもがどのように発達したのか、身体的、精神的な成長を明確に記入します。
子どもが健康に成長した様子を、具体的なエピソードを交えながら記しましょう。
子どもの個性を伸ばすような援助を行ってきていれば、その過程や結果も記入します。小学校でも個性を尊重した教育を行ってもらえるよう、できるだけ具体的に書くのがポイントです。
また、保育園から小学校へ送る資料の原本のため、保育所児童保育要録は公簿として扱う必要があります。記入は黒色のペンを使用、もしくはパソコンで入力します。
もちろん、修正液の使用は厳禁です。誤字や内容を修正する際は、二重線を引いて訂正者の印を押す必要があります。
保育園での指導要録の記入例
保育所児童保育要録には、まず児童の氏名や住所などの基本情報を記入します。
その他の項目について、以下でご説明します。
子どもの育ちに関わる事項
「子どもの育ちに関わる事項」の欄には、児童が通園した数年間の様子を総合的に捉えて記入をしましょう。
【記入例】
1歳2カ月より入園。入園当初は母親と離れることができず戸惑う姿が見られましたが、園生活に慣れていくにつれて、安心感を持って保育者とも接することができるようになりました。
5歳頃から、縦割り保育の際に低年齢の児童と積極的に遊ぶ様子も見られるようになり、優しいお兄さんとして慕われています。
就学後もその優しさや思いやりを発揮して、小学校生活を送ってくれることを願っています。
健康状態に関する項目
「子どもの養護(生命の保持及び情緒の安定)に関わる事項」の欄には、アレルギーや慢性疾患などの健康に関することや、気分の浮き沈みなどの情緒に関することを記入します。
保育園ではどのように対応・対処していたかも含めて記入しましょう。
【記入例】
食事の好き嫌いはなく、健康状態は良好。
情緒面に関しては、友達との関わりにおいて、楽しくなると興奮を抑えられない傾向があるが、保育者が優しく声を掛けると落ち着きを取り戻すことが多い。
子どもの健康状態等
「子どもの健康状態等」の欄には、上記項目で記載した健康に関する内容を端的にまとめて書きます。
【記入例1】
食物アレルギー(卵白)あり
重度のアレルギーではないため、少量であれば口にしても問題ないが、まれに蕁麻疹などの反応が出ることがある。
【記入例2】
良好 ※特筆事項がない場合
発達援助に関する項目
教育(発達援助)に関わる事項の欄には、各項目に合った内容を、子どもの長所が分かるように記入しましょう
【記入例1(人間関係)】
園生活に慣れてくると、他の友達を助けたり、手伝ったりする姿が見られるようになった。給食時には、当番の手伝いを進んで行うようになり、保育者に褒められることでさらにやる気を見せた。
【記入例2(表現)】
絵を描くことが好きなようで、クレヨンや色鉛筆を持つと生き生きとする。製作遊びでも自分なりの工夫をする姿が見られた。
おわりに
子どもの保育園生活での成長を記入する保育所児童保育要録は、次にその子どもを受け持つ担任や学校へつなげていく大切な資料です。それぞれの子どもの長所や注意が必要な点が伝わるように記入してください。
指導要録を詳しく記入するためには、普段から子どもの様子をしっかりと記録することが大切です。意識してポイントを押さえたメモをとるように心掛けましょう。
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保育士は日々の保育の中で子どもの発達を見守るだけでなく、次のステップへと橋渡しする役目があります。その際に重要となるのが「保育所児童保育要録」です。
今回は、保育園での指導要録の書き方や記入例をご紹介します。
保育所児童保育要録とは
保育所児童保育要録とは、保育園の子ども一人一人の姿や発達の状況や、子どもの指導の過程、性格、成長を記録し、小学校教育へとつなげていく資料のことです。
対象児童が入園したときからの記録を元に、年長時の担任が記入します。園長、施設長が責任を持って進学先の小学校へその写しを送付することによって、小学校での教育をスムーズに進めることができるのです。
保育士にとっては、1年の指導の過程とその結果を記録することで次の年度への指導に役立てることができます。
保育所児童保育要録は、自分の保育実践を振り返ることができるとともに、子どもの育ちを助けるために必要な手だてを考えることや、子どもの理解を深めていく上でとても大切なものなのです。
保育園の指導要録の書き方
保育所児童保育要録への記入は、保育園の年長時の担任が行います。他の保育士などからも意見を聞きながら、子どもの様子について記入しましょう。
記入は対象児童が小学校へあがる前に行いますが、入園時からの成長・発達の様子を書く必要があります。そのためには、日頃の保育で気がついたことなどを書きためておくことが大切です。
これまでの記録を元に、子どもがどのように発達したのか、身体的、精神的な成長を明確に記入します。
子どもが健康に成長した様子を、具体的なエピソードを交えながら記しましょう。
子どもの個性を伸ばすような援助を行ってきていれば、その過程や結果も記入します。小学校でも個性を尊重した教育を行ってもらえるよう、できるだけ具体的に書くのがポイントです。
また、保育園から小学校へ送る資料の原本のため、保育所児童保育要録は公簿として扱う必要があります。記入は黒色のペンを使用、もしくはパソコンで入力します。
もちろん、修正液の使用は厳禁です。誤字や内容を修正する際は、二重線を引いて訂正者の印を押す必要があります。
保育園での指導要録の記入例
保育所児童保育要録には、まず児童の氏名や住所などの基本情報を記入します。
その他の項目について、以下でご説明します。
子どもの育ちに関わる事項
「子どもの育ちに関わる事項」の欄には、児童が通園した数年間の様子を総合的に捉えて記入をしましょう。
【記入例】
1歳2カ月より入園。入園当初は母親と離れることができず戸惑う姿が見られましたが、園生活に慣れていくにつれて、安心感を持って保育者とも接することができるようになりました。
5歳頃から、縦割り保育の際に低年齢の児童と積極的に遊ぶ様子も見られるようになり、優しいお兄さんとして慕われています。
就学後もその優しさや思いやりを発揮して、小学校生活を送ってくれることを願っています。
健康状態に関する項目
「子どもの養護(生命の保持及び情緒の安定)に関わる事項」の欄には、アレルギーや慢性疾患などの健康に関することや、気分の浮き沈みなどの情緒に関することを記入します。
保育園ではどのように対応・対処していたかも含めて記入しましょう。
【記入例】
食事の好き嫌いはなく、健康状態は良好。
情緒面に関しては、友達との関わりにおいて、楽しくなると興奮を抑えられない傾向があるが、保育者が優しく声を掛けると落ち着きを取り戻すことが多い。
子どもの健康状態等
「子どもの健康状態等」の欄には、上記項目で記載した健康に関する内容を端的にまとめて書きます。
【記入例1】
食物アレルギー(卵白)あり
重度のアレルギーではないため、少量であれば口にしても問題ないが、まれに蕁麻疹などの反応が出ることがある。
【記入例2】
良好 ※特筆事項がない場合
発達援助に関する項目
教育(発達援助)に関わる事項の欄には、各項目に合った内容を、子どもの長所が分かるように記入しましょう
【記入例1(人間関係)】
園生活に慣れてくると、他の友達を助けたり、手伝ったりする姿が見られるようになった。給食時には、当番の手伝いを進んで行うようになり、保育者に褒められることでさらにやる気を見せた。
【記入例2(表現)】
絵を描くことが好きなようで、クレヨンや色鉛筆を持つと生き生きとする。製作遊びでも自分なりの工夫をする姿が見られた。
おわりに
子どもの保育園生活での成長を記入する保育所児童保育要録は、次にその子どもを受け持つ担任や学校へつなげていく大切な資料です。それぞれの子どもの長所や注意が必要な点が伝わるように記入してください。
指導要録を詳しく記入するためには、普段から子どもの様子をしっかりと記録することが大切です。意識してポイントを押さえたメモをとるように心掛けましょう。