幼稚園でパートとして働ける?求人はあるの?仕事内容や働き方は?
2021/07/06
子育てが一段落し、「そろそろ仕事に復帰したい」とお考えのかたでパートの求人をお探しの方も多いのではないでしょうか?
ところが、日々の手がかからなくなったと言っても、夏休みや冬休み、急な発熱など、仕事を考えると簡単にどんな仕事でもできるというわけではありません。
そこで、注目されているのが幼稚園のパートのお仕事です。
「幼稚園のパートの先生ってフルタイムじゃなかった?」とお思いの方も多いと思いますが、今幼稚園でも短時間パート、日数も週1回からOKという求人が増えているのです。
そこで、今回は幼稚園のパートのお仕事について、仕事内容や必要なスキルや資格、給料や待遇について詳しくまとめてみました。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
幼稚園でも短時間パートの求人が増えている?
ここ最近、幼稚園でも「短時間勤務」可能なパート求人が増えています。
そもそも幼稚園もパートタイム勤務の方は多くいらっしゃいましたが、そのほとんどがフルタイムパートでした。
短時間勤務パートが増えたその理由は「預かり保育」が増えていることにあります。
両親が共働きの場合、多くのお子さんが保育園に通いますが、昨今の保育園不足、待機児童問題、教育的な視点から幼稚園への入園を視野に入れるご家庭が増えています。
そういったご家庭が重視するのが、幼稚園の特色とともにバス登園や預かり保育の有無です。
幼稚園もご家庭のニーズに合わせバス登園を増やしたり、預かり保育を実施するところが増えており、その部分を短時間勤務のパート教諭にお願いするといったケースが多く見られます。
幼稚園でパートとして働くために必要なスキルや資格は?
幼稚園の場合、パートで働くとしても、資格を必要とする求人が多いです。
求人全体の9割以上が求めている資格は、幼稚園教諭免許ですが、保育士資格があれば良いという求人も多くあります。
幼稚園教諭免許について、パートの場合1種2種を問うことはほとんどありません。
また、未経験よりも経験者を優遇している求人が多くありますが、ブランク期間のことは特に問題がないという求人が多いです。
結婚や子育てでしばらく現場を離れていたものの、扶養内や短時間で勤務したいという元幼稚園教諭の方は即戦力として非常に重宝される傾向があります。
幼稚園のパートの仕事内容
幼稚園パートの仕事内容は多岐に渡ります。
パートでも幼稚園教諭免許を取得している方が採用される仕事なので、フルタイム勤務であれば担任の仕事を任されることもありますし、担任補助として副担任につくこともあります。
基本的には、幼稚園は文部科学省が定める「幼稚園教育要領」に基づいたカリキュラムで保育を行うため、幼児の教育に重点をおいた業務内容になります。
特に私立の幼稚園では、幼稚園ごとの特徴を出すために音楽や芸術に特化したり、お受験に特化したりなど個性的な教育方針を取り入れています。
就職する際には、それぞれの幼稚園の特徴を掴み、自分の得意とすることが仕事内容に直結するようにすると、やりがいが増すでしょう。
どの幼稚園にも共通するのは集団生活のルールを指導したり、生活習慣を身につけさせることです。
また、冒頭にご紹介した最近増えている短時間勤務のパートであれば「バス送迎補助」「早朝預かり保育」「預かり保育」の仕事では、各幼稚園の特徴とともに、子どもを安全に保育するという側面もあります。
時間が長くなることで、集中力を失いがちな子どもたちに対し、安全に配慮した預かり保育が必須となるでしょう。
幼稚園教諭正職員との仕事内容の違い
幼稚園ではパートであっても、有資格者を採用することもあって、子どもの保育については、あまり仕事内容に違いはない傾向があります。
むしろ、担任か副担任かなど担当する職の違いで、仕事内容が異なることが多いです。
ただし、通常正職員が行う園児が降園した後に行う職員会議や行事・イベントの準備などもパートであれば参加しなくて良いものもあります。
その分、教室の衛生管理や清掃、園庭遊具の安全確認などの補助業務を任せられることもあります。
幼稚園のパートの給料・待遇
幼稚園のパート勤務のお給料については、パートの場合、時給制のところがほとんどとなり、地域や幼稚園によっても異なりますが、時給はおおよそ900円〜1,200円程度です。
待遇は働きやすく設定されているところが多いです。
担任や副担任以外の職の場合、週2回の出勤や早朝のみ、預かりのみなどの2時間から働ける幼稚園なども増えています。
また、幼稚園で勤務する場合、土日祝日はもちろん、夏休みや春休み、年末年始など園児たちの休暇に合わせて長いお休みを取れる可能性が高いです。
パートの場合どうしてもお給料は抑えめになってしまいますが、働きやすい点が魅力です。
幼稚園のパートはこんな人におすすめ
では、ここまでの内容を踏まえ、幼稚園でパートで働く場合のメリットデメリットについて、まとめてみます。
表1:幼稚園でパートで働くメリット・デメリット
メリット
・時間の融通がきく
・扶養内の勤務ができる
・子どもと触れ合える仕事ができる
・長期休暇に合わせた休みが取れる
デメリット
・有資格者が優先される
・ボーナスが出ない
これらのことを含めると、「子育てや介護などで時間に制限はあるが、少しでも働いておきたい」方などにはぴったりのお仕事と言えるでしょう。
幼稚園のパート求人はどこで探せるの?
幼稚園のパートの求人の探し方は、大きく分けて「求人サイト」「幼稚園等に強い人材紹介会社への登録」の2種類がメインとなります。
明日香でも、保育士の求人だけでなく、幼稚園教諭の方のための求人も多く取り扱っております。
幼稚園パートの場合、どの幼稚園を選ぶのかが非常に重要なポイントです。
幼稚園は、教育方針に何かしらの特化されていることが多く、その実情を知らなければ、就職した後にミスマッチを起こしてしまうことが多くなります。
専門のコーディネーターからヒアリングを受けた上で紹介してもらった方がより良い求人が見つかりやすくなりますので、ご希望のある方はぜひご相談ください。
カテゴリ
保育士キャリア
ずっと保育士は、保育のお仕事を始めたい、転職・復職したい方にライフステージにあった保育のお仕事をご紹介したい。そして保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援し続けたい、という想いでサービスを運営しています。
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子育てが一段落し、「そろそろ仕事に復帰したい」とお考えのかたでパートの求人をお探しの方も多いのではないでしょうか?
ところが、日々の手がかからなくなったと言っても、夏休みや冬休み、急な発熱など、仕事を考えると簡単にどんな仕事でもできるというわけではありません。
そこで、注目されているのが幼稚園のパートのお仕事です。
「幼稚園のパートの先生ってフルタイムじゃなかった?」とお思いの方も多いと思いますが、今幼稚園でも短時間パート、日数も週1回からOKという求人が増えているのです。
そこで、今回は幼稚園のパートのお仕事について、仕事内容や必要なスキルや資格、給料や待遇について詳しくまとめてみました。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
幼稚園でも短時間パートの求人が増えている?
ここ最近、幼稚園でも「短時間勤務」可能なパート求人が増えています。
そもそも幼稚園もパートタイム勤務の方は多くいらっしゃいましたが、そのほとんどがフルタイムパートでした。
短時間勤務パートが増えたその理由は「預かり保育」が増えていることにあります。
両親が共働きの場合、多くのお子さんが保育園に通いますが、昨今の保育園不足、待機児童問題、教育的な視点から幼稚園への入園を視野に入れるご家庭が増えています。
そういったご家庭が重視するのが、幼稚園の特色とともにバス登園や預かり保育の有無です。
幼稚園もご家庭のニーズに合わせバス登園を増やしたり、預かり保育を実施するところが増えており、その部分を短時間勤務のパート教諭にお願いするといったケースが多く見られます。
幼稚園でパートとして働くために必要なスキルや資格は?
幼稚園の場合、パートで働くとしても、資格を必要とする求人が多いです。
求人全体の9割以上が求めている資格は、幼稚園教諭免許ですが、保育士資格があれば良いという求人も多くあります。
幼稚園教諭免許について、パートの場合1種2種を問うことはほとんどありません。
また、未経験よりも経験者を優遇している求人が多くありますが、ブランク期間のことは特に問題がないという求人が多いです。
結婚や子育てでしばらく現場を離れていたものの、扶養内や短時間で勤務したいという元幼稚園教諭の方は即戦力として非常に重宝される傾向があります。
幼稚園のパートの仕事内容
幼稚園パートの仕事内容は多岐に渡ります。
パートでも幼稚園教諭免許を取得している方が採用される仕事なので、フルタイム勤務であれば担任の仕事を任されることもありますし、担任補助として副担任につくこともあります。
基本的には、幼稚園は文部科学省が定める「幼稚園教育要領」に基づいたカリキュラムで保育を行うため、幼児の教育に重点をおいた業務内容になります。
特に私立の幼稚園では、幼稚園ごとの特徴を出すために音楽や芸術に特化したり、お受験に特化したりなど個性的な教育方針を取り入れています。
就職する際には、それぞれの幼稚園の特徴を掴み、自分の得意とすることが仕事内容に直結するようにすると、やりがいが増すでしょう。
どの幼稚園にも共通するのは集団生活のルールを指導したり、生活習慣を身につけさせることです。
また、冒頭にご紹介した最近増えている短時間勤務のパートであれば「バス送迎補助」「早朝預かり保育」「預かり保育」の仕事では、各幼稚園の特徴とともに、子どもを安全に保育するという側面もあります。
時間が長くなることで、集中力を失いがちな子どもたちに対し、安全に配慮した預かり保育が必須となるでしょう。
幼稚園教諭正職員との仕事内容の違い
幼稚園ではパートであっても、有資格者を採用することもあって、子どもの保育については、あまり仕事内容に違いはない傾向があります。
むしろ、担任か副担任かなど担当する職の違いで、仕事内容が異なることが多いです。
ただし、通常正職員が行う園児が降園した後に行う職員会議や行事・イベントの準備などもパートであれば参加しなくて良いものもあります。
その分、教室の衛生管理や清掃、園庭遊具の安全確認などの補助業務を任せられることもあります。
幼稚園のパートの給料・待遇
幼稚園のパート勤務のお給料については、パートの場合、時給制のところがほとんどとなり、地域や幼稚園によっても異なりますが、時給はおおよそ900円〜1,200円程度です。
待遇は働きやすく設定されているところが多いです。
担任や副担任以外の職の場合、週2回の出勤や早朝のみ、預かりのみなどの2時間から働ける幼稚園なども増えています。
また、幼稚園で勤務する場合、土日祝日はもちろん、夏休みや春休み、年末年始など園児たちの休暇に合わせて長いお休みを取れる可能性が高いです。
パートの場合どうしてもお給料は抑えめになってしまいますが、働きやすい点が魅力です。
幼稚園のパートはこんな人におすすめ
では、ここまでの内容を踏まえ、幼稚園でパートで働く場合のメリットデメリットについて、まとめてみます。
表1:幼稚園でパートで働くメリット・デメリット
メリット |
・時間の融通がきく ・扶養内の勤務ができる ・子どもと触れ合える仕事ができる ・長期休暇に合わせた休みが取れる |
デメリット |
・有資格者が優先される ・ボーナスが出ない |
これらのことを含めると、「子育てや介護などで時間に制限はあるが、少しでも働いておきたい」方などにはぴったりのお仕事と言えるでしょう。
幼稚園のパート求人はどこで探せるの?
幼稚園のパートの求人の探し方は、大きく分けて「求人サイト」「幼稚園等に強い人材紹介会社への登録」の2種類がメインとなります。
明日香でも、保育士の求人だけでなく、幼稚園教諭の方のための求人も多く取り扱っております。
幼稚園パートの場合、どの幼稚園を選ぶのかが非常に重要なポイントです。
幼稚園は、教育方針に何かしらの特化されていることが多く、その実情を知らなければ、就職した後にミスマッチを起こしてしまうことが多くなります。
専門のコーディネーターからヒアリングを受けた上で紹介してもらった方がより良い求人が見つかりやすくなりますので、ご希望のある方はぜひご相談ください。