保育園のお遊戯会・生活発表会は何をする?ねらいや準備・保育士が気を付けることまとめ
2021/01/27

生活発表会やお遊戯会はおおよそ2月〜3月ごろに行われる保育園の行事です。
子どもたちの1年間の成長を保護者や保育士としても実感できるやりがいのある行事です。
保育士として、子ども達の一生懸命な姿に思わず涙が溢れた経験があるという方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなお遊戯会について、ねらいやおすすめの出し物、準備、注意点などを詳しくまとめました。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
お遊戯会のねらいとは?どんな目的があるの?
お遊戯会のねらい大きく3つに分かれます。
・達成感を得られる
・歌や劇などで表現力を育む
・友達との関わりの中で協調性を育む
また、観覧に来ていた保護者から褒められたり、先生たちからの労いの言葉に自信を持つことができ、子どもたちの自己肯定感も高まります。
保護者の中には時に子どもに厳しい方もいますが、お遊戯会の前や後にできるだけお家でも褒めてあげてください、と伝えておくだけでも良い結果を生みます。
ここからは3つの保育のねらいについてもう少し詳しくご紹介します。
達成感を得られる
お遊戯会は発表当日までに様々な準備をします。
歌や演劇を覚えたり、みんなで力を合わせてダンスを踊ったりなど、一日一日の単純な遊びの繰り返しではなく、お遊戯会を目指して努力する必要があるのです。
そうして頑張った結果、お遊戯会当日に実力を出し切った満足感、達成感を得ることができます。
達成感を得ることで「コツコツと目標に向かって努力をすることの大切さ」を学ぶことができるのです。
人生はうまくいくことばかりではありません。
やるべきことをしっかり考え、コツコツと意欲的に取り組む能力を育むのがお遊戯会の大きな狙いの1つです。
歌や劇などで表現力を育む
歌や劇などを通して表現力を養うことも大切なねらいの一つです。
表現力を養うことで、自分の思ったことや感じたことを自分なりに表現し、想像力を育むことができます。
友達との関わりの中で協調性を育む
ダンスや合唱、合奏など友達と協力し合うことで協調性を育むことができます。
これから小学校へ上がったり、その後の社会生活の中で協調性を持って、協力して取り組むことは大切なことです。
子どもたちの将来に渡っての基礎である協調性を育むのもお遊戯会の大切なねらいの一つです。
年齢別!お遊戯会で発表する内容は?
保育園には様々な年齢の子どもたちがいます。
背伸びをして、大変なことをやらせるのではなく、年齢にあった適切な発表内容をすることで、子どもたちの自信につながります。
ここでは年齢別におすすめの発表内容をご紹介します。
0~1歳児におすすめの発表内容
0〜1歳は、少しづつ身体を動かすことができるようになってくる時期です。
保育士の歌う歌や音楽に合わせて、思いおもいに身体を動かすこともできるようになります。
また、自分自身の名前やモノの名前が少しづつわかってきます。
次のように、こういった日々の子どもたちの成長をしっかりと保護者に向けて発表できるような内容にするのがおすすめです。
体操
普段親しんでいるリズム遊びや体操を発表にしましょう。
おすすめは下記の5曲の体操です。
・ おたまじゃくしの体操 1・2
・うさぎなんだよね
・バナナなの?
・ひとりぼっちじゃつまらない
・ まねまねウッホッホ
まだまだ曲に合わせて、正確に身体を動かすことができる年齢ではありません。
曲の中の一部だけ、なんとなく見よう見まねでも全く問題ないので、子どもたちが笑顔で体操を楽しめるように、保育士も普段から笑顔で指導しましょう。
お名前呼び
たくさんのお友達の中で、自分の名前が呼ばれると「はーい」と返事をするお名前遊び。
次の3曲のような歌を用いて楽しくお名前を読んであげましょう。
・あなたのおなまえは?
・お名前よびましょう
・なまえをよぶよ
保護者が愛情を込めてつけた名前にちゃんと反応できるようになったということは、大きな成長です。
保育士も保護者もみんなで温かく成長を見守りましょう。
2~3歳児におすすめの発表内容
2~3歳になると、自分の思い通りに身体を動かしたり、リズムに合わせて動くことができるようになります。
記憶力も高まり、みんなで少しづつ同じ動きやフリができるようになるため、歌やダンスを披露するにはぴったりです。
また、4〜5歳のお兄さんやお姉さんに憧れを抱く時期でもあります。
次のように歌やダンスを通じて「もっと自分たちもやってみたい」という意欲を高めることができる発表内容にするのがおすすめです。
歌
2~3歳児のお遊戯会には歌がおすすめの理由は、少しづつリズムが取れるようになってきたことや、お友達と一緒に同じ歌を歌うことで一体感を楽しむことができるようになります。
歌と共に少しだけ手遊びを加えながらの発表も可愛らしく、楽しいものになるでしょう。
おすすめは次のような歌です。
・かえるの合唱
・おばけなんてないさ
・大きな栗の木の下で
ダンス
2~3歳児ごろになると、音楽に合わせて自分で自由に身体を動かすこともできるようになります。
また、周りのお友達と振りを合わせたり、手を繋いで一つの表現をすることもできるようになります。
そのため、お遊戯会には少し振りの難しいダンスもでます。
おすすめは、次のような楽しい音楽と共に行うダンスです。
・おにのパンツ
・グーチョキパーダンス
・はたらくくるま・2
4~5歳児におすすめの発表内容
4~5歳児になると、表現力も豊かになります。
また、自分の「やってみたい」を言葉にすることができたり、実際に行動に起こすこともできます。
お友達との関わりの中でも、話し合いを円滑に進めることができるようになり、お遊戯会の発表内容を自分たちで決めることもできます。
自分たちで考えたことを形にすることでより達成感を味わうことができるので、保育士も補助をしながら、全員の意見を合わせ、一致団結した発表をできるよう支援しましょう。
合奏や劇などが定番です。
合奏
それぞれが役割を持って歌う合奏も4~5歳児ならではです。
音程も合ってきて、いろいろな歌が歌えるようになります。
また、流行にも敏感になる時期です。
みんなが知っているアニメや流行り音楽などを取り入れてみるのも、子どもたちのやる気アップさせるための秘訣です。
定番の合奏曲は次のような曲です。
・にじ
・あしたもともだち
・ありがとうのはな
劇
4~5歳児になると、演じるということもできるようになります。
題材を選ぶところから始まり、役割を決める、セリフの練習をするなど、子どもたちに積極的に参加させることで、成長が加速します。
自分たちの手で発表を作り上げる達成感は子どもたちにとってかけがえのない体験となるでしょう。
普段から親しんでいる絵本などを題材にすると良いでしょう。
おすすめは次のような話です。
・おおかみとしちひきのこやぎ
・スイミー
・おむすびころりん
・泣いた赤鬼
お遊戯会までに保育士が準備することは?

子どもたちが当日の主役になれるよう、しっかり準備をすることが保育士の一番大切な仕事です。
お遊戯会までに保育士が準備する流れについて説明します。
表1:発表会までの流れ
会場準備、日程調整
いつ、どこでやるかということを決定します。保育園で行うことも多いですが、外部会場を借りる場合はなるべく早めに準備が必要です。
プログラム作成
前年度や他のクラスと内容が重ならないように職員間で調整をしましょう。また、極端な時間配分にならないように、クラスごとの目安の時間などを決めることも大切です。
保護者へのお知らせ
衣装などの準備物がある場合はできるだけ早めに連絡しましょう。また、日程についても、保護者の方が仕事の調整ができるようできるだけ早めにお知らせしましょう。
役割分担
保育士や職員の役割分担を決めておきます。大道具の運び出しや音響、ピアノ係、誘導係、保護者案内係など予め決めておくと良いです。
リハーサル
各クラスでの練習はもちろん、本番に向けてリハーサルをしましょう。当日のスムーズな運営のためだけでなく、子どもたちにとっても心の準備ができる大切な役割を果たします。
会場飾り付け
子どもたちの気分を盛り上げる会場の飾り付け。職員同士のコミュニケーションを取りながら、前日までに準備しましょう。
本番
緊張してしまったり、失敗してしまうこともありますが、温かい雰囲気で包んであげましょう。失敗しても次への挑戦に繋がるように、しっかりと子どもの気持ちを受け止めてあげることが大切です。
ふりかえり
お遊戯会のあと、保護者などのアンケートや連絡帳のコメントなども参考によかった点、反省点を洗い出し、翌年のために記録しておきましょう。
お遊戯会で保育士が気を付けることにはなにがある?
お遊戯会では、子どもたちそれぞれに役割があることが多くなります。
公平性が出るように、しっかりと話し合いましょう。
また、保護者に対しても説明が必要です。
子どもの性格を考えたり、話し合いで決まったことなどを伝えておくだけでトラブルは防げます。
また、当日の子どもたちの動きや発表場所を事前にお知らせするだけで、カメラやビデオでの撮影が容易くなり、保護者にも喜ばれます。
そして、お遊戯会当日は緊張や失敗への不安から子どもたちもたくさんのプレッシャーを感じています。
「頑張って」の声かけではなく、「いつも通りやろう」と優しく背中を押してあげることも大切です。
また、失敗しても温かく迎えてあげることで、子どもたちの気持ちも和らぎます。
保育士は、子どもたちがいつも通りの力が出せるよう、しっかりと心のケアをしてあげてください。
お遊戯会は子どもの成長が見られる大切な日!

生活発表会やお遊戯会は、子どもたちの1年の成長がギュッと詰まった大切な1日です。
子ども達自身が自信を持つことができるイベントであると共に、普段仕事などで忙しい保護者も子どもの成長を実感し、喜ばしい気持ちになることもできます。
そして保護者の温かな視線を感じることで、保育士にとっても保護者の気持ちをより理解できることもあります。
また、お遊戯会の後は保護者の方から感想をいただく中で保育士への感謝も伝えられることがあり、保育士にとってもやりがいに繋がる大切な日です。
お遊戯会の歌やダンス自体を失敗しないことが成功なのではなく、子ども達がのびのびと成長した姿を披露できるように大切に見守りましょう。
カテゴリ
保育の知識
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生活発表会やお遊戯会はおおよそ2月〜3月ごろに行われる保育園の行事です。
子どもたちの1年間の成長を保護者や保育士としても実感できるやりがいのある行事です。
保育士として、子ども達の一生懸命な姿に思わず涙が溢れた経験があるという方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなお遊戯会について、ねらいやおすすめの出し物、準備、注意点などを詳しくまとめました。

【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
お遊戯会のねらいとは?どんな目的があるの?
お遊戯会のねらい大きく3つに分かれます。
・達成感を得られる
・歌や劇などで表現力を育む
・友達との関わりの中で協調性を育む
また、観覧に来ていた保護者から褒められたり、先生たちからの労いの言葉に自信を持つことができ、子どもたちの自己肯定感も高まります。
保護者の中には時に子どもに厳しい方もいますが、お遊戯会の前や後にできるだけお家でも褒めてあげてください、と伝えておくだけでも良い結果を生みます。
ここからは3つの保育のねらいについてもう少し詳しくご紹介します。
達成感を得られる
お遊戯会は発表当日までに様々な準備をします。
歌や演劇を覚えたり、みんなで力を合わせてダンスを踊ったりなど、一日一日の単純な遊びの繰り返しではなく、お遊戯会を目指して努力する必要があるのです。
そうして頑張った結果、お遊戯会当日に実力を出し切った満足感、達成感を得ることができます。
達成感を得ることで「コツコツと目標に向かって努力をすることの大切さ」を学ぶことができるのです。
人生はうまくいくことばかりではありません。
やるべきことをしっかり考え、コツコツと意欲的に取り組む能力を育むのがお遊戯会の大きな狙いの1つです。
歌や劇などで表現力を育む
歌や劇などを通して表現力を養うことも大切なねらいの一つです。
表現力を養うことで、自分の思ったことや感じたことを自分なりに表現し、想像力を育むことができます。
友達との関わりの中で協調性を育む
ダンスや合唱、合奏など友達と協力し合うことで協調性を育むことができます。
これから小学校へ上がったり、その後の社会生活の中で協調性を持って、協力して取り組むことは大切なことです。
子どもたちの将来に渡っての基礎である協調性を育むのもお遊戯会の大切なねらいの一つです。
年齢別!お遊戯会で発表する内容は?
保育園には様々な年齢の子どもたちがいます。
背伸びをして、大変なことをやらせるのではなく、年齢にあった適切な発表内容をすることで、子どもたちの自信につながります。
ここでは年齢別におすすめの発表内容をご紹介します。
0~1歳児におすすめの発表内容
0〜1歳は、少しづつ身体を動かすことができるようになってくる時期です。
保育士の歌う歌や音楽に合わせて、思いおもいに身体を動かすこともできるようになります。
また、自分自身の名前やモノの名前が少しづつわかってきます。
次のように、こういった日々の子どもたちの成長をしっかりと保護者に向けて発表できるような内容にするのがおすすめです。
体操
普段親しんでいるリズム遊びや体操を発表にしましょう。
おすすめは下記の5曲の体操です。
・ おたまじゃくしの体操 1・2
・うさぎなんだよね
・バナナなの?
・ひとりぼっちじゃつまらない
・ まねまねウッホッホ
まだまだ曲に合わせて、正確に身体を動かすことができる年齢ではありません。
曲の中の一部だけ、なんとなく見よう見まねでも全く問題ないので、子どもたちが笑顔で体操を楽しめるように、保育士も普段から笑顔で指導しましょう。
お名前呼び
たくさんのお友達の中で、自分の名前が呼ばれると「はーい」と返事をするお名前遊び。
次の3曲のような歌を用いて楽しくお名前を読んであげましょう。
・あなたのおなまえは?
・お名前よびましょう
・なまえをよぶよ
保護者が愛情を込めてつけた名前にちゃんと反応できるようになったということは、大きな成長です。
保育士も保護者もみんなで温かく成長を見守りましょう。
2~3歳児におすすめの発表内容
2~3歳になると、自分の思い通りに身体を動かしたり、リズムに合わせて動くことができるようになります。
記憶力も高まり、みんなで少しづつ同じ動きやフリができるようになるため、歌やダンスを披露するにはぴったりです。
また、4〜5歳のお兄さんやお姉さんに憧れを抱く時期でもあります。
次のように歌やダンスを通じて「もっと自分たちもやってみたい」という意欲を高めることができる発表内容にするのがおすすめです。
歌
2~3歳児のお遊戯会には歌がおすすめの理由は、少しづつリズムが取れるようになってきたことや、お友達と一緒に同じ歌を歌うことで一体感を楽しむことができるようになります。
歌と共に少しだけ手遊びを加えながらの発表も可愛らしく、楽しいものになるでしょう。
おすすめは次のような歌です。
・かえるの合唱
・おばけなんてないさ
・大きな栗の木の下で
ダンス
2~3歳児ごろになると、音楽に合わせて自分で自由に身体を動かすこともできるようになります。
また、周りのお友達と振りを合わせたり、手を繋いで一つの表現をすることもできるようになります。
そのため、お遊戯会には少し振りの難しいダンスもでます。
おすすめは、次のような楽しい音楽と共に行うダンスです。
・おにのパンツ
・グーチョキパーダンス
・はたらくくるま・2
4~5歳児におすすめの発表内容
4~5歳児になると、表現力も豊かになります。
また、自分の「やってみたい」を言葉にすることができたり、実際に行動に起こすこともできます。
お友達との関わりの中でも、話し合いを円滑に進めることができるようになり、お遊戯会の発表内容を自分たちで決めることもできます。
自分たちで考えたことを形にすることでより達成感を味わうことができるので、保育士も補助をしながら、全員の意見を合わせ、一致団結した発表をできるよう支援しましょう。
合奏や劇などが定番です。
合奏
それぞれが役割を持って歌う合奏も4~5歳児ならではです。
音程も合ってきて、いろいろな歌が歌えるようになります。
また、流行にも敏感になる時期です。
みんなが知っているアニメや流行り音楽などを取り入れてみるのも、子どもたちのやる気アップさせるための秘訣です。
定番の合奏曲は次のような曲です。
・にじ
・あしたもともだち
・ありがとうのはな
劇
4~5歳児になると、演じるということもできるようになります。
題材を選ぶところから始まり、役割を決める、セリフの練習をするなど、子どもたちに積極的に参加させることで、成長が加速します。
自分たちの手で発表を作り上げる達成感は子どもたちにとってかけがえのない体験となるでしょう。
普段から親しんでいる絵本などを題材にすると良いでしょう。
おすすめは次のような話です。
・おおかみとしちひきのこやぎ
・スイミー
・おむすびころりん
・泣いた赤鬼
お遊戯会までに保育士が準備することは?
子どもたちが当日の主役になれるよう、しっかり準備をすることが保育士の一番大切な仕事です。
お遊戯会までに保育士が準備する流れについて説明します。
表1:発表会までの流れ
会場準備、日程調整 |
いつ、どこでやるかということを決定します。保育園で行うことも多いですが、外部会場を借りる場合はなるべく早めに準備が必要です。 |
プログラム作成 |
前年度や他のクラスと内容が重ならないように職員間で調整をしましょう。また、極端な時間配分にならないように、クラスごとの目安の時間などを決めることも大切です。 |
保護者へのお知らせ |
衣装などの準備物がある場合はできるだけ早めに連絡しましょう。また、日程についても、保護者の方が仕事の調整ができるようできるだけ早めにお知らせしましょう。 |
役割分担 |
保育士や職員の役割分担を決めておきます。大道具の運び出しや音響、ピアノ係、誘導係、保護者案内係など予め決めておくと良いです。 |
リハーサル |
各クラスでの練習はもちろん、本番に向けてリハーサルをしましょう。当日のスムーズな運営のためだけでなく、子どもたちにとっても心の準備ができる大切な役割を果たします。 |
会場飾り付け |
子どもたちの気分を盛り上げる会場の飾り付け。職員同士のコミュニケーションを取りながら、前日までに準備しましょう。 |
本番 |
緊張してしまったり、失敗してしまうこともありますが、温かい雰囲気で包んであげましょう。失敗しても次への挑戦に繋がるように、しっかりと子どもの気持ちを受け止めてあげることが大切です。 |
ふりかえり |
お遊戯会のあと、保護者などのアンケートや連絡帳のコメントなども参考によかった点、反省点を洗い出し、翌年のために記録しておきましょう。 |
お遊戯会で保育士が気を付けることにはなにがある?
お遊戯会では、子どもたちそれぞれに役割があることが多くなります。
公平性が出るように、しっかりと話し合いましょう。
また、保護者に対しても説明が必要です。
子どもの性格を考えたり、話し合いで決まったことなどを伝えておくだけでトラブルは防げます。
また、当日の子どもたちの動きや発表場所を事前にお知らせするだけで、カメラやビデオでの撮影が容易くなり、保護者にも喜ばれます。
そして、お遊戯会当日は緊張や失敗への不安から子どもたちもたくさんのプレッシャーを感じています。
「頑張って」の声かけではなく、「いつも通りやろう」と優しく背中を押してあげることも大切です。
また、失敗しても温かく迎えてあげることで、子どもたちの気持ちも和らぎます。
保育士は、子どもたちがいつも通りの力が出せるよう、しっかりと心のケアをしてあげてください。
お遊戯会は子どもの成長が見られる大切な日!
生活発表会やお遊戯会は、子どもたちの1年の成長がギュッと詰まった大切な1日です。
子ども達自身が自信を持つことができるイベントであると共に、普段仕事などで忙しい保護者も子どもの成長を実感し、喜ばしい気持ちになることもできます。
そして保護者の温かな視線を感じることで、保育士にとっても保護者の気持ちをより理解できることもあります。
また、お遊戯会の後は保護者の方から感想をいただく中で保育士への感謝も伝えられることがあり、保育士にとってもやりがいに繋がる大切な日です。
お遊戯会の歌やダンス自体を失敗しないことが成功なのではなく、子ども達がのびのびと成長した姿を披露できるように大切に見守りましょう。