保育のコラム

保育園の発表会の劇は何がいい?生活発表会の題材選びのポイント

2017/10/05

保育園の発表会の劇

 

保育園の生活発表会は、1年で最も大きなイベントと言っても良いのではないでしょうか。保育士と子ども達が一緒になって作り上げる劇遊びでは、題材を選ぶのに苦労してしまいますよね。今回は保育園の生活発表会で何を題材に選べば良いか、そのポイントをご紹介します。

 

 

 

生活発表会の準備は早めに進めよう

 

 

 

保育園の発表会は、子どもを心身ともに大きく成長させる大きなイベントです。運動会が終わると、子ども達は大きな充実感の中でゆったりとした時間を過ごします。その一方で保育士は、運動会が終わるとすぐに生活発表会の準備をしなければならない、という状況もあるでしょう。

 

 

運動会で自信をつけた子どもたちは先生との信頼関係も深まり、さらに新しいことを学ぶ準備ができています。できるだけ早いうちから、生活発表会の練習を始めたり衣装合わせをしたりすることをおすすめします。

 

生活発表会に向けた取り組みを保育士が早めに用意してあげることで、子ども達は自然と次のステップへ踏み出すことができるのです。

 

 

発達に合わせて劇の題材を選ぶ

 

 

 

子ども達に音楽を聴かせてイメージを膨らませる

 

保育園の発表会では、発達に合わせて劇の題材を選ぶことが重要です。

劇遊びと音楽がセットになったオペレッタやミュージカルは、子どもがリズムに乗って遊びながら、自然に取り組むことができます。発達に合わせた劇、ミュージカル、オペレッタの中から、まずは候補を2、3絞り出してみましょう。

 

劇遊びにいきなり入るのではなく、子ども達にその音楽を聴かせてイメージを膨らませたり、みんなで自由に体を動かしたりして、遊びの中にさりげなく劇の要素を取り入れていきましょう。

 

 

絵本のストーリーを元にした劇の場合は、普段から何度もその絵本の読み聞かせをすることで、自然と子どもたちを劇遊びへと導くことができます。

 

子どもの間で人気の絵本、流行っている遊びなど、子どもが喜んで取り組めそうな題材を探すことが大切です。子ども自身がやる気になって取り組める題材であるからこそ、モチベーションを持って頑張ることができ、劇の仕上がりも素晴らしいものになるでしょう。

 

 

 

子どもたちが楽しめる題材の劇を選ぼう

 

 

 

 

子どもが楽しんで取り組める題材

 

劇遊びでは、クラスの友達と一緒に作り上げていく「協調性」が自然と培われます。保育士は、子ども同士の信頼関係を深め、子どもが楽しんで劇に取り組めるようサポートしていくことが大切です。

 

やりたいと思う劇遊びが見つかったら、子どもの配役、小物や大道具、背景、照明など細かくイメージしてみましょう。その上で可能かどうか、子どもがどのように成長できるのかを考えます。

 

劇遊びを進めていく中で、子どもが喜んで取り組んでいる姿が想像でき、やり終えた時に子どもが大きく成長できるような題材を選びましょう。

題材選びのポイントは、子どもにとって分かりやすい内容であること、子どもが楽しんで取り組める題材であること、見ている観客(保護者)にとって分かりやすい内容であることです。

 

保育士は、なるべく早い時期から生活発表会のことを考え、絵本の読み聞かせや音楽を生活に取り入れていきましょう。そうすることで、子どもたちが無理なく自然に劇遊びに入ることができます。

 

特に、劇の中で歌う歌は非常に大切なので、子どもたちに何度も聴かせて好きになってもらえるよう、普段の生活に取り入れていきましょう。保育士自身が良いと思った歌でも、子どもは好きでない場合もあります。子どもの反応をよく見て題材選びの参考にしましょう。

 

 

おわりに

 

 

 

保育園でのビッグイベントである生活発表会は、保育士にとっても重要なものであり、普段以上に緊張すると思います。自信を持って生活発表会を成功させるためには、子どもたちの発達、雰囲気、好きなものや人気があるものを普段から観察し、ぴったりの題材を選ぶことが大切です。

 

早い時期からの準備と構想、劇遊びのイメージを膨らまし、子どもが大きく成長、達成感を得られるような劇遊びを選ぶと良いでしょう。

 

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