保育のコラム

身近な物で簡単に! 手作りおもちゃの世界 6月号

2017/10/05

 「手作りおもちゃ」と言われても、絵が苦手だからとか不器用だからと躊躇される方も多いのではないでしょうか。私もその一人で、絵を描かなくてもいいようにコピーしたものや折り紙を貼ったり、製作の手順を減らす工夫をしたり、材料が見つからなければ代用できるものを探したり・・・。

 「なんとか楽に簡単にできないか」これも私の中では永遠のテーマなような気がします。

今回はそんな悩み不要の『がらがらボトル』『きらきらボトル』を紹介したいと思います。

 

 

材 料 ヨーグルト飲料の空き容器    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    ビー玉・ビーズ・ラメ(ネイルアート用)等

 

             

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    洗濯のり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    ビニールテープ

作り方 がらがらボトル

①    ヨーグルト容器の中にビー玉等を入れる。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    きらきらボトル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②    『がらがらボトル』に洗濯のりをいれる。

③    漏れないようにきつく締めビニールテープでまく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子どもたちと製作するときは、ビーズ等の材料をいろんな色や形を用意して選ぶことも楽しませてあげられるといいと思います。「ママの好きな色で作るの」という子もいたり、意外な子どもの好みを知ったりするのもまた楽しいものです。

 このおもちゃは赤ちゃんも大好きです。手を伸ばしたり、転がしたり、じっと見たり・・・。そんなに見てくれるなら、もう一工夫!

 

工夫その一 ビーズを沈むものだけでなく浮くものも入れてみる。

工夫その二 ボトルの中身を、洗濯のりだけ・水だけ・洗濯のりと水と半分ずつのもの

       三種類作る(ビーズの動く速度に違いが出る)

 

こちらから「ちがうでしょ」と声をかけなくても、じっと見た赤ちゃんや子どもたちが「あれ?」「何か違うな?」「どうして?」と思ってくれたら、子どもたちが科学の入り口に立ったことになります。立派なサイエンストイのできあがりです。

 

 サイエンストイというと難しいおもちゃのような気がしますが、ワクワクドキドキを感じさせてくれる魅力いっぱいのおもちゃなのです。

ただし安全性への配慮を怠らないようにしてください。今回のおもちゃの場合だとのりやビーズの誤飲が無いよう、口を固く締めることと遊びを見守ることを絶対に忘れないでくださいね。

 

 

 

 

 

山岡千秋先生 プロフィール紹介

 

 

 

 

 

 

芸術教育研究所 夏の講座講師。おもちゃインストラクター養成講座講師。

 

恵愛病院 よちよちクラス講師。

東京おもちゃ美術館 トイ工房・サイエンストイクラブ、子育て支援センターグラン・マ、けやの森学園 未就園児「あそびにおいで」等に在籍。

その他、幼児番組の造形指導等、幅広く活躍。

 

Check♪ 明日香の研修でさらにスキルアップ&情報収集!!

 

 

カテゴリ
保育の知識
保育士・幼稚園教諭・ベビーシッターの求人専門サービス「ずっと保育士」