保育のコラム

登園拒否の原因は何?保育園側でできる登園拒否への対応

2017/10/05

登園拒否の原因

 

保育園に通う子どもが、登園を嫌がったり、お母さんと離れるのを嫌がったりすることは珍しくありません。

 

保育園に通い始めたばかりのころの登園拒否は、単に環境の変化に慣れていないため起こるケースがほとんどです。しかし、その後時間が経って自然と保育園の環境に慣れて落ち着く子もいれば、いつまでも登園を嫌がったり、入園後しばらくしてから突然登園拒否をしたりする子もいます。

では、なぜそのような違いが生まれるのでしょうか。今回は、登園拒否の原因と、保育園側でできる登園拒否への対応についてご紹介します。

ずっと保育士編集部

【記事監修】ずっと保育士編集部

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登園拒否には必ず理由がある

 

 

 

登園拒否には必ず理由がある

 

保育園に通う子どもが登園拒否をする際は、必ず保育園に行きたくない明確な理由があります。友達や先生との相性の問題、保育園や家庭環境の変化など、子どもにとってストレスになる問題があっても、子どもは上手に人に説明することができません。

その結果、子どもは自分でストレスを抱え込み、登園拒否という形でお母さんや先生たちに気持ちを伝えようとします。

 

登園拒否を長期化させないためにも、子どもに起きている問題やストレスの原因を見つけてあげることが大切です。時間をかけてゆっくりと話を聞いてあげ、一度で説明ができないような場合は、「いつでも聞いてあげるからね」と子どもが話しやすい状況を作ってあげてください。

 

 

 

登園拒否の原因として考えられる4つのこと

 

 

 

それでは、登園拒否につながる4つの原因について具体的にご紹介します。

 

 

【1】保育園の環境になじめない

 

「クラス替えなどの環境の変化に対応できない」「運動会やお遊戯会などで上手にできないことがある」「お弁当や給食がうまく食べられない」など、保育園での生活で何かしらのストレスを抱えている場合があります。

 

【2】友達や先生との相性が悪い

 

新しい先生や新しい友達と接する際に、先生のちょっとした対応や友達のささいな言動で子どもがストレスを感じ、登園拒否につながってしまうことがあります。

 

【3】お母さんから離れたくない

 

保育園へ通う子どもは、まだ自立する年齢ではありません。そのため、朝にお母さんと離れるのが嫌で登園拒否をする子どももいるでしょう。2歳以降などある程度大きくなってから保育園へ通い始めた子の場合、それまでは1日中お母さんと一緒に過ごしていたことが多いため、このケースが多いといえます。

 

【4】体調が優れない

 

子どもはちょっとした環境の変化でも発熱や腹痛を起こすことがよくあります。夜更かししたり、旅行に出かけて疲れていたりと、体調が優れないために登園拒否をしていることもあるでしょう。

 

 

保育園側でできる登園拒否への対応

 

 

 

保育園側でできる登園拒否への対応

 

まずは、登園拒否をしている子どもの様子をしっかりと観察してください。

 

お母さんと離れるのを嫌がっているだけであれば、きっぱりとお母さんから離して教室に連れていくと、子どもは何事もなかったかのように友達と遊び始めます。

 

 

いつまでも友達となじめなかったり、もめたりする場合は、しっかりと子どもの話を聞いてあげてください。また、保育園での生活で上手にできないことがあってぐずっている場合は、無理やりやらせるのではなく、じっくりと時間をかけて取り組ませてください。

 

 

先生がしっかりと見ていてくれることを子どもが認識できれば、自然とコミュニケーションもスムーズになり、笑顔で楽しく登園できるようになるでしょう。

 

 

保護者とのコミュニケーションも大切です。保護者から普段の生活の様子を聞き、保育園での行動と異なる行動がないかを探りましょう。そこから登園拒否の原因を見つけることができるかもしれません。

 

 

 

おわりに

 

 

 

保育園に通う子どもは、まだうまく自分の気持ちを伝えることができません。そのため、子どもの様子をじっくり観察したり、保護者とコミュニケーションをとったりして、登校拒否の原因を察してあげることが大切です。

 

今回ご紹介した内容を登園拒否の対応に役立てて、楽しく登園できるようサポートしましょう。

 

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