主任保育士に求められる役割と仕事内容
2017/10/05
保育士として働いている方の中には、将来的に主任保育士を目指してがんばっている方もいると思います。しかし、中には主任保育士が具体的にどのような仕事をしているのか分からないという方もいるかもしれません。
主任保育士を視野に入れたキャリア形成を考えている方は、主任保育士に求められる役割と仕事内容について把握しておきましょう。
今回は、主任保育士に求められる役割と仕事内容をご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
主任保育士の役割
2003年度から、一定の条件を満たす認可保育所に対し、専任の主任保育士を置くための国家予算が組まれています。そのため、現在では多くの認可保育所が主任保育士を1名ずつ配置しています。
基本的に主任保育士は特定のクラスを受け持つのではなく、保育所全体を支える立場に就き、保育のリーダーとして充実した保育環境を整える役割が与えられます。
保育所の運営を円滑に行うための重要な役割を担っている主任保育士は、一般的な企業でいうところの管理職的なポジションといえるでしょう。
また、現場の状況を把握するためには、コミュニケーションが欠かせません。そのため、保育士間がコミュニケーションをうまく取れるよう体制を整えることも、主任保育士の役割の1つです。
主任保育士の主な仕事内容
主任保育士の仕事と一口にいっても、その内容は多岐にわたります。
例えば、主任保育士は保育士一人一人の質の向上を図るべく、指導や教育を行う必要があります。技術的な面での指導をはじめ、相談役としてメンタルケアなども行わなくてはなりません。
さらに、現場の状況を把握しながら勤務体制表を作成し、保育士の業務を調節したり、年間行事の企画や運営を行ったりする必要もあります。
大きな保育所の場合だと、園長のサポートを行うポジションを設けているところもあるようです。
また、子どもや保護者への対応も主任保育士の仕事の1つです。問題を抱えている子どもへのアプローチ方法を考えたり、保護者の相談に乗ったりもします。
このように、現場の保育士として培った知識と経験を生かし、保育に加えて保護者の支援を行うことが主任保育士の仕事です。
主任保育士を目指すには?
保育園によっても異なりますが、主任保育士に選ばれる基準は年齢や勤続年数です。主任保育士になるために何か特別な資格を取得する必要はありませんが、保育士として現場でキャリアを積んだ方が主任保育士に選ばれる傾向があります。
保育園の状況などによって、主任保育士に選ばれる条件はさまざまです。しかし、公立保育園の場合は25年以上、私立保育園では5年以上の勤務で主任保育士に就任するケースが多く見られます。
では、主任保育士になるためには具体的に何をすれば良いのでしょうか。
主任保育士になるためには、まず主任保育士を目指している意思を示しましょう。勤続年数が浅い場合でも、主任保育士になることを目標としている旨を上司に伝えることが大切です。さらに、保育に役立つ資格を取得して、熱意を伝えましょう。
保育園によっては主任保育士になるための研修や試験を実施しているところもあります。このような機会があれば積極的に参加することをおすすめします。
また、主任保育士の求人に応募するのも1つの方法です。現在の知識やスキルを考慮しながら、転職も1つの手段として検討してはいかがでしょうか。
おわりに
今回は、主任保育士に求められる役割と仕事内容についてご紹介しました。
主任保育士は保育のリーダーとして重要な役割を担っており、仕事内容も多岐にわたります。1つ1つが責任の重い仕事になりますが、その分大きな達成感を得ることができるでしょう。
主任保育士になるためには、豊富な経験と幅広い知識が必要です。今できることに全力を出して、将来のスキルアップを目指しましょう。
カテゴリ
保育士キャリア
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保育士として働いている方の中には、将来的に主任保育士を目指してがんばっている方もいると思います。しかし、中には主任保育士が具体的にどのような仕事をしているのか分からないという方もいるかもしれません。
主任保育士を視野に入れたキャリア形成を考えている方は、主任保育士に求められる役割と仕事内容について把握しておきましょう。
今回は、主任保育士に求められる役割と仕事内容をご紹介します。
【記事監修】ずっと保育士編集部
「ずっと保育士」は、保育ひとすじ28年の株式会社明日香が運営する保育専門のキャリアサポートサービスです。結婚や出産、育児など、目まぐるしく変わるライフステージの中で、その時その時にぴったり合うお仕事を紹介したい。そして、保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援したい、という想いで保育士の就職、転職、復職などのキャリア支援を行っています。また、「ずっと保育士」では保育士さんの疑問や悩みなどを少しでも解決すべくコラムを通した情報発信も積極的に行っています。
主任保育士の役割
2003年度から、一定の条件を満たす認可保育所に対し、専任の主任保育士を置くための国家予算が組まれています。そのため、現在では多くの認可保育所が主任保育士を1名ずつ配置しています。
基本的に主任保育士は特定のクラスを受け持つのではなく、保育所全体を支える立場に就き、保育のリーダーとして充実した保育環境を整える役割が与えられます。
保育所の運営を円滑に行うための重要な役割を担っている主任保育士は、一般的な企業でいうところの管理職的なポジションといえるでしょう。
また、現場の状況を把握するためには、コミュニケーションが欠かせません。そのため、保育士間がコミュニケーションをうまく取れるよう体制を整えることも、主任保育士の役割の1つです。
主任保育士の主な仕事内容
主任保育士の仕事と一口にいっても、その内容は多岐にわたります。
例えば、主任保育士は保育士一人一人の質の向上を図るべく、指導や教育を行う必要があります。技術的な面での指導をはじめ、相談役としてメンタルケアなども行わなくてはなりません。
さらに、現場の状況を把握しながら勤務体制表を作成し、保育士の業務を調節したり、年間行事の企画や運営を行ったりする必要もあります。
大きな保育所の場合だと、園長のサポートを行うポジションを設けているところもあるようです。
また、子どもや保護者への対応も主任保育士の仕事の1つです。問題を抱えている子どもへのアプローチ方法を考えたり、保護者の相談に乗ったりもします。
このように、現場の保育士として培った知識と経験を生かし、保育に加えて保護者の支援を行うことが主任保育士の仕事です。
主任保育士を目指すには?
保育園によっても異なりますが、主任保育士に選ばれる基準は年齢や勤続年数です。主任保育士になるために何か特別な資格を取得する必要はありませんが、保育士として現場でキャリアを積んだ方が主任保育士に選ばれる傾向があります。
保育園の状況などによって、主任保育士に選ばれる条件はさまざまです。しかし、公立保育園の場合は25年以上、私立保育園では5年以上の勤務で主任保育士に就任するケースが多く見られます。
では、主任保育士になるためには具体的に何をすれば良いのでしょうか。
主任保育士になるためには、まず主任保育士を目指している意思を示しましょう。勤続年数が浅い場合でも、主任保育士になることを目標としている旨を上司に伝えることが大切です。さらに、保育に役立つ資格を取得して、熱意を伝えましょう。
保育園によっては主任保育士になるための研修や試験を実施しているところもあります。このような機会があれば積極的に参加することをおすすめします。
また、主任保育士の求人に応募するのも1つの方法です。現在の知識やスキルを考慮しながら、転職も1つの手段として検討してはいかがでしょうか。
おわりに
今回は、主任保育士に求められる役割と仕事内容についてご紹介しました。
主任保育士は保育のリーダーとして重要な役割を担っており、仕事内容も多岐にわたります。1つ1つが責任の重い仕事になりますが、その分大きな達成感を得ることができるでしょう。
主任保育士になるためには、豊富な経験と幅広い知識が必要です。今できることに全力を出して、将来のスキルアップを目指しましょう。