動き回る子どもの写真を撮るコツは?保育園の日常・行事写真の撮り方
2017/10/05
子どもは無邪気に動き回るため、写真を撮るだけでも一苦労です。保育園では行事のときはもちろん、製作遊びや食事など日常の様子を撮影することがあります。子どもの写真がブレた写真やピンボケ写真ばかりでは保護者の方に悲しい思いをさせてしまうため、写真撮影の機会が多い園に勤めている場合は、写真の撮り方のコツを知っておきましょう。
今回は、保育園の日常や行事などのシーンで、動き回る子どもの写真をきれいに撮るコツを4つご紹介します。
【コツ1】子どもの目線と同じ高さで撮影する
立ったままの撮影ではワンパターンな写真になってしまい、動き回る子どもの顔を撮ることは困難です。保育園の日常を撮る場合、できるだけ近づいて子どもと同じ目線の高さでカメラを構えましょう。子どもの目線より下から見上げて撮影すれば、さらに生き生きとした写真が撮れます。
また、一緒に遊びながら撮影することにより、笑顔はじけるベストショットが撮れる機会も増えるでしょう。遊びながらであれば、動き回る子どもの元気な様子や躍動感が伝わってきます。
【コツ2】行事のときは「スポーツシーン」に設定
走り回る子どもをきれいに撮るために、モード設定ができるカメラの場合は「スポーツシーン」にモード変更することで、シャッタースピードを上げることをおすすめします。園内の日常を撮影する際には通常モードでも構いませんが、運動会などの「保育園行事の撮影」ではブレやすくなってしまうためです。
カメラのモード設定の他にも、連写機能やF値などの設定を使用し、カメラの性能を最大限に活用しましょう。
連写機能を使用すれば1回の撮影で何枚も撮れるため、子どもが輝いている瞬間を収めやすく、非常に便利です。
F値とは「絞り値」のことです。F値が小さければ小さいほど背景がぼやけて、子どもの顔がくっきり見える写真に仕上がります。かけっこなどの撮影には、特に効果的な撮影方法です。行事のときは、F値を2.8~3.5あたりに設定すると良いでしょう。
【コツ3】光にこだわる
良い写真を撮るためには、光は重要な要素です。「順光(じゅんこう)」と「斜光(しゃこう)」などの光の位置を意識するだけで、素敵な1枚に仕上がるでしょう。
順光とは、カメラ側に光がある状態です。順光が斜めから入ってくることを、「斜光」といいます。子ども側ではなく、撮影者側に光があると、生き生きとした写真が撮れます。
横から光が入る「測光(そっこう)」であれば、立体的な写真が撮れるでしょう。しかし、測光は影で暗くなる場合があるため、動き回る子どもには不向きです。
子ども側に光がある「逆光(ぎゃっこう)」には、気を付けてください。子どもが動いていると、よく分からない写真になってしまいます。逆光が斜めから入る「半逆光(はんぎゃっこう)」も、撮影には向いていません。
【コツ4】レンズを拭いてから撮影する
最後に、ごく基本的なことですが、撮影前にカメラのレンズをきれいにする習慣も付けましょう。
子どもの動きによるブレ以外にも、レンズに指紋やほこりが付着していることもピンボケの原因となります。撮影時には気にならなくても、後日写真を見てみるとどれもぼやけてしまっているという事態を防ぐためにも、カメラレンズに付いた指紋やほこりをこまめに拭き取る習慣を付けましょう。
おわりに
元気に動き回る子どもをきれいに撮影するためには、子どもの目線に合わせてカメラを向けることを前提に、カメラの設定を変更したり、光の向きなどにもこだわったりすることで、より鮮明で美しい写真が撮れます。
ご紹介したコツを参考にして、保育園での生き生きとした子どもの姿をカメラに収めてください。
カテゴリ
保育の知識
ずっと保育士は、保育のお仕事を始めたい、転職・復職したい方にライフステージにあった保育のお仕事をご紹介したい。そして保育の仕事でずっと輝き続けるあなたを応援し続けたい、という想いでサービスを運営しています。
60秒で完了!無料会員登録をする
子どもは無邪気に動き回るため、写真を撮るだけでも一苦労です。保育園では行事のときはもちろん、製作遊びや食事など日常の様子を撮影することがあります。子どもの写真がブレた写真やピンボケ写真ばかりでは保護者の方に悲しい思いをさせてしまうため、写真撮影の機会が多い園に勤めている場合は、写真の撮り方のコツを知っておきましょう。
今回は、保育園の日常や行事などのシーンで、動き回る子どもの写真をきれいに撮るコツを4つご紹介します。
【コツ1】子どもの目線と同じ高さで撮影する
立ったままの撮影ではワンパターンな写真になってしまい、動き回る子どもの顔を撮ることは困難です。保育園の日常を撮る場合、できるだけ近づいて子どもと同じ目線の高さでカメラを構えましょう。子どもの目線より下から見上げて撮影すれば、さらに生き生きとした写真が撮れます。
また、一緒に遊びながら撮影することにより、笑顔はじけるベストショットが撮れる機会も増えるでしょう。遊びながらであれば、動き回る子どもの元気な様子や躍動感が伝わってきます。
【コツ2】行事のときは「スポーツシーン」に設定
走り回る子どもをきれいに撮るために、モード設定ができるカメラの場合は「スポーツシーン」にモード変更することで、シャッタースピードを上げることをおすすめします。園内の日常を撮影する際には通常モードでも構いませんが、運動会などの「保育園行事の撮影」ではブレやすくなってしまうためです。
カメラのモード設定の他にも、連写機能やF値などの設定を使用し、カメラの性能を最大限に活用しましょう。
連写機能を使用すれば1回の撮影で何枚も撮れるため、子どもが輝いている瞬間を収めやすく、非常に便利です。
F値とは「絞り値」のことです。F値が小さければ小さいほど背景がぼやけて、子どもの顔がくっきり見える写真に仕上がります。かけっこなどの撮影には、特に効果的な撮影方法です。行事のときは、F値を2.8~3.5あたりに設定すると良いでしょう。
【コツ3】光にこだわる
良い写真を撮るためには、光は重要な要素です。「順光(じゅんこう)」と「斜光(しゃこう)」などの光の位置を意識するだけで、素敵な1枚に仕上がるでしょう。
順光とは、カメラ側に光がある状態です。順光が斜めから入ってくることを、「斜光」といいます。子ども側ではなく、撮影者側に光があると、生き生きとした写真が撮れます。
横から光が入る「測光(そっこう)」であれば、立体的な写真が撮れるでしょう。しかし、測光は影で暗くなる場合があるため、動き回る子どもには不向きです。
子ども側に光がある「逆光(ぎゃっこう)」には、気を付けてください。子どもが動いていると、よく分からない写真になってしまいます。逆光が斜めから入る「半逆光(はんぎゃっこう)」も、撮影には向いていません。
【コツ4】レンズを拭いてから撮影する
最後に、ごく基本的なことですが、撮影前にカメラのレンズをきれいにする習慣も付けましょう。
子どもの動きによるブレ以外にも、レンズに指紋やほこりが付着していることもピンボケの原因となります。撮影時には気にならなくても、後日写真を見てみるとどれもぼやけてしまっているという事態を防ぐためにも、カメラレンズに付いた指紋やほこりをこまめに拭き取る習慣を付けましょう。
おわりに
元気に動き回る子どもをきれいに撮影するためには、子どもの目線に合わせてカメラを向けることを前提に、カメラの設定を変更したり、光の向きなどにもこだわったりすることで、より鮮明で美しい写真が撮れます。
ご紹介したコツを参考にして、保育園での生き生きとした子どもの姿をカメラに収めてください。