送迎保育ステーションとは?送迎保育スタッフの仕事内容や応募資格
2017/10/05
保育園の待機児童問題を背景に、各地に広がる動きをみせている「送迎保育ステーション」という施設をご存じでしょうか。自宅から近い保育園に入園できないことで多くの方々がお悩みの中、有効な解決策として注目されているシステムです。
今回は、大きな社会問題となっている待機児童問題を解決する選択肢の1つとして機能し始めた「送迎保育ステーション」で働くスタッフに焦点を当て、仕事内容や求人への応募資格についてご紹介します。職場としてのメリットや仕事内容について興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
送迎保育ステーションとは?
送迎保育ステーションとは、一言で言うと郊外などの空きがある保育園に、園児を送迎する新しい通園スタイルです。
街中や住宅街にある保育園には入園希望者が殺到するため、なかなか入園枠が空かず、いわゆる「待機児童」が増えてしまいます。そこで、比較的入園枠が空いている郊外などの保育園を活用し、できるだけ多くの園児が保育園に通えるようにと始まった取り組みです。
保護者が送迎保育ステーションまで子どもを毎朝送り届け、集まった子どもたちをバスで郊外などの保育園まで送り迎えします。1日の保育時間が終了したら、子どもたちはそれぞれの保育園から再びバスに乗って、送迎保育ステーションへ戻ります。保護者が送迎保育ステーションへ迎えに来るまでの時間は、子どもたちは送迎保育ステーション内で遊びながら待つことができます。
保護者からの評判も、「普通は通えない距離の保育園にも安心して通わせられる」と上々。
現在では、待機児童の多さに悩んでいたさまざまな自治体が送迎保育ステーション事業を始めており、今後もその数は増えると目されています。
送迎保育ステーション職員の仕事内容は?
送迎保育ステーションで働く人たちの仕事内容は、主に以下の3つです。
1.ステーション内での保育
送迎保育ステーション内で、バスの出発や保護者のお迎えを待っている園児たちを保育する仕事です。
求人への応募には保育士の資格が必要であったり、「過去に保育園・保育所での勤務経験がある方が望ましい」としていたりするステーションもありますが、保育士資格を所持していなくても勤務可能な施設もあります。
2.園児送り迎えのバスに搭乗する「送迎保育」
園児を送り迎えするバスに搭乗し、歌を歌うなどの遊びを取り入れた送迎中の保育も行います。「バスに乗っている時間が楽しみ」と語る園児も多く、送迎保育ステーションの仕事の中で、最も特徴的な業務といえます。
求人への応募条件に関しては1のステーション内の保育と同じですが、揺れるバス内で立っていても大丈夫な最低限の体力なども必要といえるでしょう。
3.送迎バスの運転
子どもたちや保育スタッフを乗せる送迎バスの運転も、送迎保育ステーションの大事な仕事の1つ。1や2の保育業務とは別枠で求人募集が行われるのが一般的です。
送迎保育ステーションで用いられているバスが自家用車扱いの白ナンバーであれば、1種運転免許で求人に応募できます。ただし、バスの大きさによって必要な免許が異なるためご注意ください。マイクロバスであれば中型免許で大丈夫ですが、大型扱いになれば大型免許が必要となります。
おわりに
今回は、待機児童問題の有効な対策として注目されている「送迎保育ステーション」の概要や、仕事内容についてご紹介しました。
送迎保育ステーションは、保護者からお預かりした子どもたちをバスで郊外の保育園まで送迎する、待機児童解消のための取り組みです。まだ設置している自治体は少ないですが、今後施設の数は増えていくことが予想されています。
保育未経験者のチャレンジ歓迎の施設もありますので、お近くに送迎保育ステーションがあるなら求人への応募を検討してみてはいかがでしょうか。
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保育園の待機児童問題を背景に、各地に広がる動きをみせている「送迎保育ステーション」という施設をご存じでしょうか。自宅から近い保育園に入園できないことで多くの方々がお悩みの中、有効な解決策として注目されているシステムです。
今回は、大きな社会問題となっている待機児童問題を解決する選択肢の1つとして機能し始めた「送迎保育ステーション」で働くスタッフに焦点を当て、仕事内容や求人への応募資格についてご紹介します。職場としてのメリットや仕事内容について興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
送迎保育ステーションとは?
送迎保育ステーションとは、一言で言うと郊外などの空きがある保育園に、園児を送迎する新しい通園スタイルです。
街中や住宅街にある保育園には入園希望者が殺到するため、なかなか入園枠が空かず、いわゆる「待機児童」が増えてしまいます。そこで、比較的入園枠が空いている郊外などの保育園を活用し、できるだけ多くの園児が保育園に通えるようにと始まった取り組みです。
保護者が送迎保育ステーションまで子どもを毎朝送り届け、集まった子どもたちをバスで郊外などの保育園まで送り迎えします。1日の保育時間が終了したら、子どもたちはそれぞれの保育園から再びバスに乗って、送迎保育ステーションへ戻ります。保護者が送迎保育ステーションへ迎えに来るまでの時間は、子どもたちは送迎保育ステーション内で遊びながら待つことができます。
保護者からの評判も、「普通は通えない距離の保育園にも安心して通わせられる」と上々。
現在では、待機児童の多さに悩んでいたさまざまな自治体が送迎保育ステーション事業を始めており、今後もその数は増えると目されています。
送迎保育ステーション職員の仕事内容は?
送迎保育ステーションで働く人たちの仕事内容は、主に以下の3つです。
1.ステーション内での保育
送迎保育ステーション内で、バスの出発や保護者のお迎えを待っている園児たちを保育する仕事です。
求人への応募には保育士の資格が必要であったり、「過去に保育園・保育所での勤務経験がある方が望ましい」としていたりするステーションもありますが、保育士資格を所持していなくても勤務可能な施設もあります。
2.園児送り迎えのバスに搭乗する「送迎保育」
園児を送り迎えするバスに搭乗し、歌を歌うなどの遊びを取り入れた送迎中の保育も行います。「バスに乗っている時間が楽しみ」と語る園児も多く、送迎保育ステーションの仕事の中で、最も特徴的な業務といえます。
求人への応募条件に関しては1のステーション内の保育と同じですが、揺れるバス内で立っていても大丈夫な最低限の体力なども必要といえるでしょう。
3.送迎バスの運転
子どもたちや保育スタッフを乗せる送迎バスの運転も、送迎保育ステーションの大事な仕事の1つ。1や2の保育業務とは別枠で求人募集が行われるのが一般的です。
送迎保育ステーションで用いられているバスが自家用車扱いの白ナンバーであれば、1種運転免許で求人に応募できます。ただし、バスの大きさによって必要な免許が異なるためご注意ください。マイクロバスであれば中型免許で大丈夫ですが、大型扱いになれば大型免許が必要となります。
おわりに
今回は、待機児童問題の有効な対策として注目されている「送迎保育ステーション」の概要や、仕事内容についてご紹介しました。
送迎保育ステーションは、保護者からお預かりした子どもたちをバスで郊外の保育園まで送迎する、待機児童解消のための取り組みです。まだ設置している自治体は少ないですが、今後施設の数は増えていくことが予想されています。
保育未経験者のチャレンジ歓迎の施設もありますので、お近くに送迎保育ステーションがあるなら求人への応募を検討してみてはいかがでしょうか。