絵本トーク4月号 ようこそ絵本の世界へ
2017/10/05
◆◇◆◇◆◇◆◇ようこそ、絵本の世界へ◆◇◆◇◆◇◆◇
さあ、春は生き物が躍動する季節。花々も咲き揃い、蝶や虫が飛び交う美しい季節の到来。そして入園入学の新しい門出の時。人も自然もほころび希望に満ちています。絵本にはそんな心ときめく世界がいっぱい描かれています。ようこそ、絵本の世界へ・・・。
★心ときめく春の絵本紹介(*お薦めの年齢は目安です)
①0歳~ ②1歳半~ ③2歳半~ ④3歳半~ ⑤4歳~
①『どのはないちばんすきなはな?』いしげまりこ/ぶん・わきさかかつじ/え 福音館書店
*色がきれい。言葉がリズミカル。赤ちゃんに一押しの春の花の絵本。家でもおはなし会でも大活躍。
②『わたしのワンピース』にしまきかやこ/えとぶん こぐま社
*ラララン・ロロロン、あららら、ワンピースがお花や水玉模様に・・。大人気のロングセラー絵本。
③『ふうとはなとたんぽぽ』いわむらかずお/さく 童心社
*二匹の子うさぎとたんぽぽの心温まるおはなし。弾むようなたんぽぽの響きに、春の優しさがにじむ。④『はるがきた』ジーン・ジオン/文 M・ブロイ・グレアム/絵 こみやゆう/訳 主婦の友社
*子ども達の旺盛な好奇心と柔軟性には驚くばかり。日常と非日常が溶け合った春を待ち焦がれるお話。
⑤『チョウのはなし』ダイアナ・アストン/文 シルビア・ロング/絵 千葉茂樹/訳 ほるぷ出版
*チョウの生態を描いた科学絵本。解りやすい説明に、昆虫博士があちこちで誕生するに違いない。
★赤ちゃんと絵本―その関係とは?
2000年の子ども読書年をきっかけに、赤ちゃんに絵本を読むママパパが増えました。さらに赤ちゃんの研究が進み、赤ちゃんの言葉や心や脳の事が少しずつ解ってきました。特に乳幼児期の絵本はかけがえのないもの。周りの大人が読んであげることで、はじめて絵本が子どもに届きます。
読み聞かせを通し、
① 親子・祖父母と孫・支援者と子どもなど(読み手と聞き手)との絆が深まる。
② ことばが育つ。
③ 心の成長が促される。
④ アイコンタクト・スキンシップ・コミュニュケーションといった育児に欠かせない3要素がすべて満たされる。
そのためには、まず絵本が身近にあること、そしてそれを手渡す人がいることが必須条件。ご家庭(内)での読み聞かせはもちろん、図書館・地区センター・子育てひろば・保育園・幼稚園・・・といった(外)での読み聞かせやおはなし会も充実させ、豊かな読書環境を整えてあげたいですね。
*参考図書 絵本については、『絵本が目をさますとき』長谷川摂子著 福音館書店
言葉については、『子どものこころとことばの育ち』中川信子著 大月書店
心や脳については、『赤ちゃんと脳科学』小西行郎著 集英社
『子どもの心の発達がわかる本』小西行郎著 講談社
★さっそくトライ!今月のミニおはなし会
ご家庭でも、ひろばや園でも絵本1冊手遊び1つあれば、どこでもミニおはなし会がはじめられます。
の絵本①『どのはないちばんすきなはな?』はいかがでしょう。
この絵本で春の花々を満喫したら、続いて季節の詩“たんたんたんぽぽ”(『赤ちゃんとお母さん』まどみちお童話屋)やわらべうた♪たんぽぽたんぽぽ(たんぽぽたんぽぽ むこうやまへとんでけ)を歌ってみましょう。最後はわたげをふーっととばすしぐさで遊びます。そして機会を見て本物のたんぽぽに出会って欲しいですね。絵本も繰り返し読んであげることが大事ですが、わらべうたも、拍やリズムに気を付けながら繰り返し遊び、馴染んでゆくことが大切です。
詳細は拙著『赤ちゃんと絵本であそぼう!』を・・・。
*今年度、コラムを担当させていただきます金澤和子と申します。 現在、はぐはぐの樹子ども図書館で、絵本相談・おはなし会・わらべうたなどを通し、0~6歳の子育て中のママパパを全面的に支援する仕事に従事。また地域の図書館や子育てサークルで読み聞かせの活動を続けて25年。そして日々3人の孫と絵本を楽しむ祖母の立場から、絵本の魅力や日常に繰り広げられる絵本エピソードをお届けできたらと思います。よろしくお願いいたします。
(「はぐはぐの樹子ども図書館」館長 金澤和子)
【プロフィール】
「はぐはぐの樹子ども図書館」館長。司書・保育士。
横浜市・南区地域子育て支援拠点内「はぐはぐの樹子ども図書館」で、絵本相談・おはなし会・わらべうたなどを通し、子育て支援に従事。
子どもと本をつなぐ活動を始めて25年。
市民グルー プ「子どもと本」代表。
著書:『赤ちゃんと絵本であそぼう!』一声社
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◆◇◆◇◆◇◆◇ようこそ、絵本の世界へ◆◇◆◇◆◇◆◇
さあ、春は生き物が躍動する季節。花々も咲き揃い、蝶や虫が飛び交う美しい季節の到来。そして入園入学の新しい門出の時。人も自然もほころび希望に満ちています。絵本にはそんな心ときめく世界がいっぱい描かれています。ようこそ、絵本の世界へ・・・。
★心ときめく春の絵本紹介(*お薦めの年齢は目安です)
①0歳~ ②1歳半~ ③2歳半~ ④3歳半~ ⑤4歳~
①『どのはないちばんすきなはな?』いしげまりこ/ぶん・わきさかかつじ/え 福音館書店
*色がきれい。言葉がリズミカル。赤ちゃんに一押しの春の花の絵本。家でもおはなし会でも大活躍。
②『わたしのワンピース』にしまきかやこ/えとぶん こぐま社
*ラララン・ロロロン、あららら、ワンピースがお花や水玉模様に・・。大人気のロングセラー絵本。
③『ふうとはなとたんぽぽ』いわむらかずお/さく 童心社
*二匹の子うさぎとたんぽぽの心温まるおはなし。弾むようなたんぽぽの響きに、春の優しさがにじむ。④『はるがきた』ジーン・ジオン/文 M・ブロイ・グレアム/絵 こみやゆう/訳 主婦の友社
*子ども達の旺盛な好奇心と柔軟性には驚くばかり。日常と非日常が溶け合った春を待ち焦がれるお話。
⑤『チョウのはなし』ダイアナ・アストン/文 シルビア・ロング/絵 千葉茂樹/訳 ほるぷ出版
*チョウの生態を描いた科学絵本。解りやすい説明に、昆虫博士があちこちで誕生するに違いない。
★赤ちゃんと絵本―その関係とは?
2000年の子ども読書年をきっかけに、赤ちゃんに絵本を読むママパパが増えました。さらに赤ちゃんの研究が進み、赤ちゃんの言葉や心や脳の事が少しずつ解ってきました。特に乳幼児期の絵本はかけがえのないもの。周りの大人が読んであげることで、はじめて絵本が子どもに届きます。
読み聞かせを通し、
① 親子・祖父母と孫・支援者と子どもなど(読み手と聞き手)との絆が深まる。
② ことばが育つ。
③ 心の成長が促される。
④ アイコンタクト・スキンシップ・コミュニュケーションといった育児に欠かせない3要素がすべて満たされる。
そのためには、まず絵本が身近にあること、そしてそれを手渡す人がいることが必須条件。ご家庭(内)での読み聞かせはもちろん、図書館・地区センター・子育てひろば・保育園・幼稚園・・・といった(外)での読み聞かせやおはなし会も充実させ、豊かな読書環境を整えてあげたいですね。
*参考図書 絵本については、『絵本が目をさますとき』長谷川摂子著 福音館書店
言葉については、『子どものこころとことばの育ち』中川信子著 大月書店
心や脳については、『赤ちゃんと脳科学』小西行郎著 集英社
『子どもの心の発達がわかる本』小西行郎著 講談社
★さっそくトライ!今月のミニおはなし会
ご家庭でも、ひろばや園でも絵本1冊手遊び1つあれば、どこでもミニおはなし会がはじめられます。
の絵本①『どのはないちばんすきなはな?』はいかがでしょう。
この絵本で春の花々を満喫したら、続いて季節の詩“たんたんたんぽぽ”(『赤ちゃんとお母さん』まどみちお童話屋)やわらべうた♪たんぽぽたんぽぽ(たんぽぽたんぽぽ むこうやまへとんでけ)を歌ってみましょう。最後はわたげをふーっととばすしぐさで遊びます。そして機会を見て本物のたんぽぽに出会って欲しいですね。絵本も繰り返し読んであげることが大事ですが、わらべうたも、拍やリズムに気を付けながら繰り返し遊び、馴染んでゆくことが大切です。
詳細は拙著『赤ちゃんと絵本であそぼう!』を・・・。
*今年度、コラムを担当させていただきます金澤和子と申します。 現在、はぐはぐの樹子ども図書館で、絵本相談・おはなし会・わらべうたなどを通し、0~6歳の子育て中のママパパを全面的に支援する仕事に従事。また地域の図書館や子育てサークルで読み聞かせの活動を続けて25年。そして日々3人の孫と絵本を楽しむ祖母の立場から、絵本の魅力や日常に繰り広げられる絵本エピソードをお届けできたらと思います。よろしくお願いいたします。
(「はぐはぐの樹子ども図書館」館長 金澤和子)
【プロフィール】
「はぐはぐの樹子ども図書館」館長。司書・保育士。
横浜市・南区地域子育て支援拠点内「はぐはぐの樹子ども図書館」で、絵本相談・おはなし会・わらべうたなどを通し、子育て支援に従事。
子どもと本をつなぐ活動を始めて25年。
市民グルー プ「子どもと本」代表。
著書:『赤ちゃんと絵本であそぼう!』一声社
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